『次世代の党と新自由クラブから保守新党の可能性を探る』
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『次世代の党・反省会』
チャンネル桜「次世代の党」の討論を視聴しました。感想としては、昨年12月の総選挙では、右派的な言説を行う議員が一掃された事、つまり安倍総理による右派潰しを再確認した点。もう一つは、3時間の討論を通じて経済の話が全くされなかった部分の二点です。
『次世代の党・壊滅の必然』
例えば討論に出ていた杉田元議員は、倉山満氏と懇意なことで知られるネオリベ思想の持ち主です。「次世代の党」は「ネオリベ思想」=「国民を貧しくする諸政策」を掲げる政治家が多く、同じネオリベ思想で知名度に勝る「維新の党」に票が流れたのは当然です。そもそも安倍支持の時点で、自民党に票が流れます。
『12月の総選挙は経済が争点』
安倍総理が「景気回復この道しかない」というキャッチフレーズで解散したように昨年12月の総選挙は、アベノミクスを問う選挙でした。8%への消費税増税で経済が失速した安倍政権にとっては突っ込みどころ満載の選挙戦だったのに、次世代の党が壊滅したのは、経済政策が根本的に間違っていたからです。
『共産党の正体』
今回の総選挙で議席を倍増させた共産党は、最終的に皇室を日本から無くす事を目指している反日政党です。今回の選挙で、共産党が勝ったのは、皇室を敬意を抱かない国民が倍増したからでしょうか?
『公明党の正体』
政権与党にいて、自民党を支える公明党は、創価学会を支持母体にしています。表には出しませんが、そもそもの設立目的は、創価学会を国教にしようという宗教政党です。日本人の創価学会の信者は、こんなに多いのですか?
『軽減税率VS消費税10%阻止』
共産党は、消費税10%阻止と安倍政権の暴走を止めると訴えて支持を広げました。公明党は軽減税率を導入しますと訴えてノボリを日本中に立てました。つまり両党とも、二年後に消費税を10%にするという安倍政権に対峙する経済政策を打ち出して選挙を闘って勝利したのです。
『公明党依存症のネオリベ自民党』
選挙結果を見ると自民党が圧勝したかに見えますが、実際は公明党への選挙依存が強まる一方です。本来は、C層保守と呼ばれる人々、地方在住者、農家、自営業、中小企業経営者、医師などが自民党の支持母体でしたが、自民党のネオリベ政党化で、コアな支持者を失い結果、創価学会という宗教団体に依存する歪な選挙体制が強まっているのです。
『新自由クラブをご存知ですか?』
日本に自民党以外の保守政党が根付かないとの指摘がありますが、55年体制で真っ先に浮かぶ保守新党が、新自由クラブです。河野談話で知られる河野洋平が設立しました。田中角栄の金権政治にウンザリした国民の支持を集めたのです。
『新自由クラブの正体』
新自由クラブはその後、自民党と連立して閣僚を送り込みますが、最終的に自民党と統合されます。新自由クラブで特徴なのは所属議員で、移民1000万人受入れやネオリベ政策で有名な中川秀直や、TPP担当の甘利大臣も所属していたのです。河野洋平は官房長官を経て自民党総裁となります。
『自民党の新自由クラブ化』
つまり形式的には自民党が新自由クラブを吸収した形になっていますが、結果論として自民党がサヨク・ネオリベ政党化する中で、新自由クラブの果たした役割は大きいのです。多くのネオリベ議員を自民党に潜り込ませた新自由クラブの罪は大きく、河野総裁は、村山談話の村山首相誕生にも一役買っています。
『小選挙区では総裁の力が絶大』
安倍総裁を力が弱いと評する方もいますが、小選挙区制の現在では、自民党総裁の権力は絶大です。かつては派閥間の競争が盛んだった自民党はその影も有りません。銀狼こと西田議員のおとなしさを見れば一目瞭然です。小選挙区制の現在では自民党の自浄能力は著しく減退しています。
『党本位の選挙は政策が重要』
次世代の党の元議員が口々に語ったのは政党認知度の低さですが、政治が人物から政策(=党)に移っているとも評価出来ます。共産党や公明党が延びた理由はハッキリした政策を打ち出したからです。次世代の党が、消費税廃止!というノボリを掲げて選挙を闘えば、流れは変わったかも知れません。
『体系的な政策パッケージが必要』
消費税廃止となれば「財源はどうなる?」という質問が来ます。それに対しては「日本ほど財政が健全な国はありません」との回答が必須です。与党に勝てるだけの明確な経済政策パッケージが必要で、これは体系化された思想に基づく政策群となります。
『民主党はミンスだった』
馬淵澄夫氏が代表になったら大復活しそうだった民主党は、イオン岡田氏が再び代表になり、シナ工作員で元グラドルの蓮舫氏や、一生モナ男と馬鹿にされるだろう細野氏らが、執行部となり、安倍総理を大いに安堵させています。ネットのアベ信者が叩くまでも無い状況です。
『やはり保守新党は必要』
小選挙区制で自民党内の政策論争が乏しい現状、最大野党の民主党が今後も望み薄な状況を鑑みると、やはり保守新党は必要です。今から準備すれば、来年夏の参議院選挙がベストなタイミングとなります。先ずは、経済政策のパッケージとなる体系的な思想を我々庶民が準備する必要があると考えています。
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