5年前の脳出血発症時にA脳神経外科で半年間枕を並べていた玉井さんが今年も遊びに来てくれました。
去年は私がSCSの手術を終えた直後に来てくれましたので、ほぼ一年ぶりの再会でした。
先日、彼が転居しなくてはならなくなり、障害者の転居事情について皆様のご意見を賜りましたが、あっという間に新居が決まりそうだという話をお聞きしました。
そもそも今住んでいる近くに叔父さんがいるということは発症当時からお聞きしていたのですが、玉井さんご自身は私と違って目に見える身体障害はないので、この機会に、独り暮らしをしたいと思ったそうなのですが、その叔父さんが、曲がりなりにも6年前に私と同じ脳出血を起こしているので、万が一のことを考えたら、独り暮らしは心配だと頑なに言うと言うことで、グループホームに決めたそうです。
私も今年自身がてんかんで倒れましたので、それがいいと思いました。
今回決めようとしているグループホームは高齢者というより、やはり障害者が多く入居している施設だそうで、現在お母さんと住んでいるサ高住から程近く、地下鉄の駅から徒歩4分という便利なところです。ワンルームの個室には押入れが無く、収納に不便なようですが、食事付きで元々料理はしない玉井さんにはいい環境だと思いました。ただお風呂は共用のシャワールームがあるだけなそうで、浴槽はないと言うことで、私には我慢できませんが、彼は問題ないそうです。
玉井さんは、昭和35年小樽の出身で、高卒後札幌で一浪して、東京の東◯大学に進み、私とは似たような時代感と社会感を持っていたので、入院中から仲良くなり、半年の間に病院の都合で何度か部屋は変わりましたが、その都度一緒に部屋を移り、ずっと枕を並べていましたし、毎日のように見舞いに来ていたニョウボともすっかり顔見知りになっていました。
中国東北部(旧満州)の大連で3年間仕事をしていたという個性的な経歴の持ち主で、私は脳卒中で倒れ、半年も入院したことによる辛さよりも、彼と友だちになれたことの方がラッキーだったと思っています。多分生涯を通じての友人になると思います。