YESの誘導 | われは河の子

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今朝も9時からPTによる歩行リハビリがありました。

 男性PTのUさんはセラピストなのに他人とお話しするのがあんまり得意じゃないのだとか。

 

 一方でおなじみのブロ友の砂漠和尚が、先日送った私のコメントにリコメして、


みんつちさんはここ数ヶ月で、俺の50年分の女性と触れ合ってます( ̄▽ ̄)と書いて来ました。


 これはセールスマンの営業トークですが、YESの誘導というテクニックがよく使われます。

 相手がYESという肯定の返事をする質問を繰り返して行くことで、その人はYESと答えることに慣れを覚えて行くという心理を応用した話法です。

 ですから、冒頭のUさんとの今日の最初の会話も、

「Uさんおはようございます。今日はいいお天気ですね?」

『そうですね。』

「雪も完全に消えたみたいですね?」

『もう路面には全くありません』

「今日はボールパークでの開幕戦ですね⁉️」

『楽しみですね♪』


 私はUさんに何かを売りつけるわけでもないし、今日こういう話題になるとも思ってはいませんでしたが、ふつうの会話からセールスマン時代の癖が抜けないようです。


 心理学の応用ではこれのほかにマジシャンズ・チョイスというのもあります。手品師が客に好きなカードを選んでもらったように見えても、それはあらかじめ決められたカードを選択するように誘導されているというものです。


 なかなか難しいので、できるだけ簡単な例を紹介すると、2枚の伏せたカード(トランプ)を示し、「どちらかを指差してください」と客に指示します。それが誘導したいカードの時は、そのままそのカードを開きますし、目的のカードではない場合には、「それじゃこちらは排除します」と言って場から取り除けてしまいます。残ったカードが必然的に誘導カードになります。

 ここで大事なのは最初に「お好きなカードを選んでください」とか、「指差したカードを取り除きます」とか目的を明かさずに単にカードを指さしてもらうように誘導することです。お客は自分の意思で決定したように思いますが、実はマジシャンに誘導されていたのですね。

 セールスでこれをやれば悪質ですがね。


 私はナンパはしたことがありませんが、例えば女性とデートの約束を取り付ける時などには、YESの誘導トークで相手の心を開き「はい」と答えるリズムを作っておいてから、

「それじゃあ、今度の土曜の夜晴れていたら2人で飲みに行きましょう♪」と誘うのです。もちろん次の土曜日くらいならあらかじめ天気予報で確認できます。そのくらいの下準備は不可欠です。マジシャンのやる仕込みですね🤣


 仮に土曜日に雨が降ってその時はお流れになってしまっても、一度行くことを了承してその気になっていた女性は、真に私が嫌いな場合を除いて、残念に思う気持ちが先に立ち、次が誘いやすくなりますし、あるいは翌日曜日に彼女の方から連絡してくることさえあります。


 人の心理を弄び悪用することは御法度ですが、心理学とトークの応用で自分を利することはできます❣️


河童手品師


これもトリックワークなので、片手だけではできないショボーン