今朝からどうも効果が現れて来たような気がしていました。
しかし、前にも書いたように本来痛みとは数値化できるものでも、人から見てわかるものでもありません。あくまで本人の感覚のみの存在です。
女性が陣痛から出産まで地獄の苦しみだったと述懐する人もいれば、気づいたらスルリと出ていたと語る人もいるのと同じです。
なので看護師たちはトランプカード大のプラスチックカードにスリットが入っていて、そこに指で簡単に目盛り上を移動して痛さレベルを表示できる痛みスケールを持ち歩き、「みんつちさん今の痛さはどのくらいですか?と事ある毎に訊いて来ます。
😊1→😡10みたいになった10段階評価です。
考えられる一番痛い状態が10だとしたら現在はどのくらいですか?というものです。
私は英語で「痛みの王様」と呼ばれ、このまま気絶した方がマシという尿管結石を2回やってそれぞれ救急車で運ばれた経験がありますから、『あゝあれが10だな?』という記憶がありますが、人間の記憶があんまりあてにならないことは皆さんご存知と思います。
刃物で切ったとか、骨折したとか痛みの場所が限定できているならともかく、私の場合は顔面から爪先に至るまでの左半身が万遍なく痛むし、その度合いもそれぞれなので、悩んでいる私自身が自自信を持ってコレ!という数値を表現できません。
まぁだいたい穏やかで安静にしていたり、楽しいことをしている時などで4、普通時で6、ああ痛いなぁと我慢している時で8という表示にしていました。
それが今朝の6時のバイタルチェック(体温・血圧測定)で2.5に付けました。
さて今日の午前10時半からPTと義肢装具士さん立会いのもと、新しくできた装具の初履きと、歩行テストがありました。
↑コレね。
今までのタイプとは
ふくらはぎを覆うプラスチックのカバーが無いことと、ベルトの形状がかなり変わったので、装着するのには技術が必要ですが、いずれ慣れるでしょう。いま使っているものも、当初は履くのに5分近くかかっていましたが、今では1分かからずにできます。
もちろん10万円のオーダーメイドインソールがぴたりと合うようにしてくれています。
私の足のアーチバランスを最適に保ってくれます。
それで入院以来5日ぶりに杖をついて歩きましたが、装具の振り出しが軽いことと、股関節から歩いている感を十分に感じました。
なにより、左脚に荷重してもそれほど痛くはありません。入院前の自宅ベッドから数メートル先の居間に置いた車椅子までヒイヒイ言いながら歩いていた辛さに比べると格段に楽でした。
午後からそれを執刀医に伝えると、「それなら今日一日このままの無感刺激を続けて明日以降強度を変えてみましょう」ということになりました。夕方の痛みスケールは2でした。
トライアル手術が決まったのが12月8日です。それから僅かひと月少ししか経っていません。
当たったら儲け物、失うものは何もない丁半博打のつもりでためらいもなくチャレンジが決まりましたが、どうやら上手いこと張った目が出たようです。
Dr.の最終判断が出るまではぬか喜びは厳禁ですが、これも声援してくださったすべてのブロガーさんたちと、障害者仲間、友人家族と今年の私のツキのおかげです‼️