【2018 小樽ガラスアートギャラリー】
先月の11月6日から、JR小樽駅改札前のエントランスホールに、
今年も素敵な8作品が展示されています。
今年のテーマは“雪だるま”。
制作者の思いが、たっぷりと込められた作品ばかり。
ちょうど構内に明かりが灯って来たので、いい雰囲気です。
長い冬の始まりに、ガラスの芸術鑑賞は少しほっと出来る瞬間です。
【エヌプラスと雪だるま工場】
制作:glass art N+ (川田 伸行・川田 由香里さん)
次から次へと新しい雪だるまさんが誕生して、凄い数。
サングラスの3体なんて、まるで石原軍団の西部警察か!?って感じですね。
これから毎日のように雪が降って、雪かきに嫌気がさしてきますが、
こんなに可愛い雪だるまさんが周りにいたら、元気になれそう。
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【AMURADIKUY】
制作: 硝子工房 NAKAMORI ( 中森 信人さん )
スマイルの表情が本当に可愛い〜。
こちらまで笑顔になりますね。カラフルな帽子もキュートです。
【溶けちゃうくらいにリラックス】
制作:ザ・グラス・ スタジオ イン オタル (成中 拓 さん)
こう寒くなってくると、温泉にでもつかってリラックスしたくなる気持ち、
わかりますねぇ。本当に冬は足元から冷えて来ますから。
【 Gift 】
制作:イメージグラス (木村由紀子さん)
クリスマスシーズンにふさわしく、
沢山のプレゼントに、クリスマスカード。
愛情いっぱいのハートが溢れて、冬の夜空に満点の星。
小樽運河でデート?かな?
【snow “crystal” man 】
制作:KIM GLASS DESIGN (木村 直樹・ 荒川かつら・ 安藤 悦志 さん)
おひとりの作品かと思ったら、3人の共同作品だったんですね。
かなり大きなボディーの雪だるまさん。すりガラスと透明な部分の曲線模様。
上品で美しい雪だるまさんです。
【雪と氷の世界の動物たち 】
制作:北一硝子見学工房 ( 長谷 綾子 さん)
シロクマ、ペンギン、アザラシ。
見ているだけで寒さ倍増。極寒の地でたくましく生きる動物はすごい!
【すのーばとる 】
制作:小樽il PONTE ( 新戸部 悠介さん )
ほのぼのとした作品です。
雪合戦をしているみたいですよ~。
【swing snowman 】
制作:glas work・fu~ga (廣川 雅恵さん )
毎年楽しみにしているガラス作家さんの作品です。
いつもじっくり観察しているので、いつの間にか列車の時間が迫って来てしまい、
あわててホームへ向うくらい見入ってしまいます。
個々の表情が素晴らしい。
モビールでつるされている雪だるまさん達はみんな、楽器を演奏しています。
サックス、バイオリン、パーカッション、フルート、オーボエ。
この子はアコーディオンを演奏中です。
BARで一杯。
左側の雪だるまさん。足元にギターを置いています。
1曲演奏でもするのかな?
ペットのワンちゃん?を肩にのせて、家路を急ぐ雪だるまさん。
作品の一つ一つにドラマが感じられ、
いつの間にか、廣川 雅恵さんワールドに引き込まれていきます。
このシーンは、大きなスノーマンの完成で、喜ぶ女の子。
スノボにハンモック、
スキーで遊んでいたら、こけちゃいました。
どれもまるで生きているかのようです。
雪だるまさんからプレゼントを受け取る男の子。
今回のテーマであるスノーマン。
8作品の真ん中にドーンと陣取っているオブジェには、顔は描かれておらず、
どちらが前なのかわかりません。もしもこれが着ぐるみで、突然動き出したら面白そう。
駅と言う場所柄、沢山の人がひっきりなしに行き交い、
決して落ち着いての鑑賞は望めません。でもありがたいことに鑑賞料は無料で
しかも間近で素敵な作品に出会うことが出来るなんて、嬉しい限りです。
急いでいても、なぜか自然と足を止めたくなる。
見る人をガラスの世界に惹きつける、本当に魅力ある作品ばかりでした。
小樽ガラスアートギャラリーは、来年2019年1月31日まで開催中です。