各県知事を歴任 川路利恭 | 墓守たちが夢のあと

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 初代大警視(警視総監)を務めた川路利良が亡くなると、夫人の甥である利恭が養子となり家督を継ぎます。
 川路利恭は、安政3年(1856)、薩摩藩士・五代喜左衛門の五男として生まれます。
 川路家を継承後、警視庁少警部に任官。明治20年(1887)に自費でフランス、ドイツに留学した後、警視庁警視、滋賀県警部長、警視庁警視総監官房第一課長、警視庁第一部長などを歴任。
 明治33年(1900)には岐阜県知事に就任し、以降、奈良県、熊本県、福岡県の各県知事を歴任。大正2年(1913)に退官し、大正4年(1915)に錦鶏間祗候となると、大正14年(1925)に亡くなっています。
 余談ですが、利恭の弟の孫には俳優として活躍したフランキー堺がいます。


墓所:東京都港区南青山 青山霊園 1種イ4号1側