詩人 菱山修三 | 墓守たちが夢のあと

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歴史に名を残した人物の墓所データベースです。

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本居家之墓

 
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見にくいですが左端に「本居修三」と「菱山修三」の名が刻まれています。
 
 作曲家・本居長世の墓には、長世の娘婿で詩人の菱山修三の名も刻まれています。
 
 修三は東京外国語学校(現東京外大)在学中から堀口大学に師事。フランスの新文学を精力的に紹介した堀口の影響でフランスの詩人ヴァレリーに傾倒し、昭和6年に第1詩集「懸崖(けんがい)」を刊行。「ヴァレリー全詩集」などの翻訳なども手掛けています。本居長世の三女と結婚し本居姓となり本名は「本居雷章」。昭和42年に57歳で亡くなっています。
 墓石には「本居修三」と刻まれ、その脇に別名として「菱山修三」と刻まれていました。
 
谷中霊園乙10号左4側