今日は3月らしい色
曙色(あけぼのいろ)について
書きたいと思います。
曙色は、夜が明ける直前
東の空が
ほんのり赤く染まりはじめる瞬間の色
やわらかく
少し黄みを帯びた淡い紅色で
明るい未来の気配を感じさせるような
とても優しい赤系の色です。
真っ赤な情熱というより
希望を含んだ静かなぬくもり
と、いう感じでしょうか?!
色のイメージは
・夜から朝へ移る境目の色
・始まりのエネルギー
・再生・希望・目覚め
・やさしい情熱
強すぎない赤だからこそ
「これから始まる」
という静かな力を感じます。
曙色は
平安時代の文学や和歌にも
たびたび登場する
曙(あけぼの)の
情景と深く結びついています。
特に有名なのが
枕草子の一節ですよね!![]()
春はあけぼの
この言葉、聞いたことありますよね![]()
春の夜明けの空が
だんだんと明るく染まっていく様子を
とても美しく描いています。
この「曙の空の色」が
曙色のイメージの源です。
かさねの色目との関係
平安時代の装束では
朝焼けを表現するような
色の重ねもありました。
曙色は
淡い白や薄紅、薄紫などと重ねることで
空の移ろいを表現することもあります。
夜明けのグラデーションを
衣の中に閉じ込めたような世界観ですね。
曙色は
「停滞からの目覚め」
「新しいステージへの移行」
という意味も込めやすい色だと思います。


