途中から見たので、細かい内容は分からなかったのですが、

偏桃体の働きを調整する側坐核の機能が弱まる→痛みの慢性化が起きる、

認知行動療法を使い、「目標達成」の経験をする→側坐核が活性化する、

といった内容だったのかなと思います。

柴田先生、阪大退官されたの知らなくてびっくりでした・・・

 

正直、「痛みの専門家による認知行動療法を受けられる医療施設、

日本国中に一体いくつあんねん」と思わなくもないですが(笑)、

患者さんが各自で勉強して工夫しましょうね、ってことなのかしら?

 

多分、小さな目標達成を沢山繰り返すのがいいんだろうなーという気がしますが、

下手をすると、元々慢性痛になりやすい「真面目すぎる性格の人」に対して、

「目標達成=価値」という生き方を更に強化してしまうことにならないのか??

 

 

GW、まぁまぁゆっくりできましたが、

「せっかくGWだから充実した過ごし方をしたい」、「溜まっている仕事を片づけたい」

という気持ちが湧く一方で、現実的には痛くて何もできない時間も多かったので、

GWが終わるのは淋しいけれど、まぁこの辺で終わってくれて良かった感じもします。

(やや病的)

神経ブロック注射って、毎回同じ麻酔薬を、ほぼ同じ場所に打っていても、

担当していただくお医者さんによって、微妙に手技に違いがあります(当たり前か)。

注射の痛みが少なく、効果も一か月近く保った!ということもあれば、

刺される時も結構痛く(刺してる時間が長い)、効果の方も二週間保たないことも・・・

 

慢性疼痛への心理的アプローチ(心理療法だけでない広い意味で)も、

おそらく、それと同じことが起こりうる(というか実際起きている)と思います。

心理的アプローチって、「薬物療法などと比べて侵襲や副作用が少ない」と思いがちですが、

実態としては、条件が整わず思うように治療効果が出ない、それどころか

下手をしたら”副作用”で、余計負担感を増しているケースがあるのでは?

 

 

「条件」というのは、具体的には、

患者側の要因:治療のモチベーション、知的能力、併存疾患の影響(発達障害なども含め)、

 選択された心理療法との相性が悪い、PTSDなどにより他者への信頼感を持ちにくい、など

治療者側の要因:本職が心理士や精神科医ではなく、専門的訓練を受ける機会に乏しい、

 心理職を含めた多職種でのケースカンファレンスを定期的に持てる環境にない、

 そもそも診療枠が短い(時間がない)、そもそもの適性があまり心理向きでない(!)、など

 

”副作用”として考えられるのは(部分的に自分の体験でもある)、

↓↓

・労力のかかる課題が出るが(認知行動療法とか)、

診察の場でその内容が十分に扱われず、治療効果が薄い割に負担感がある

 

・治療介入の前段階として、自分の痛みの原因を探ろうとしている時、

(それは同時に、現象に対する自分なりの解釈、意味づけを試みている時でもある)

いつのまにか「慢性疼痛患者の典型的パターン」に自分がはめ込まれそうになる感じがする

(「典型的パターン」は案外、個別の患者にとっては「自分はちょっと違う・・・」と

いまいちピンと来なかったりして、自分の固有性、個別性が尊重されていない感じを受ける)

 

・期せずして、すごくデリケートな話題(スキーマとか、トラウマとか)に触れられてしまい、

診療時間内でのフォローが困難で、動揺さめやらぬまま帰宅することになる

 

・(正当な理由はあるにせよ)治療者側が患者を責めたり、説教してしまい、

患者側は「自分の事情、気持ちが理解されていない」と感じ、治療モチベーションが低下する

(治療者の言っていることの方が理屈としては正しいが、結果的に後の治療に活きない)

 

 

ちなみに最近通っている地元のペインは、問診が短く、ほぼ心理的アプローチは皆無です。

いわゆる「ただ痛みを取るだけ」のクリニックと言えます。

ただ、そこはおそらく心理に踏み込むだけの診療時間もないし、専門スタッフもいない、

ということだと思うので、その「できないことはやらない」姿勢には、

ある意味では、一定の誠実さがある気がします。

 

総じて、慢性疼痛患者の心理面が注目されるようになったのは良いことと思いますが、

一口に「心理」と言っても、各々の病院のスタッフの専門性、診察時間などのリソースの中で、

「現実的にできる範囲」を見極めて、できる範囲のことをしていただく方が、

患者側もありがたいし、もしかして治療者側も辛くないのでは?と思います。

 

久々に日記を書いたら、すごく生意気な内容になってしまった・・・

実際に治療に当たっている方々に対して、失礼な内容になっていたら教えて下さい・・・

リリカ、いつのまにかOD錠になりましたけど、

変な甘さと苦さがあって飲みにくくないですか?私は水なしで飲めない・・・

 

ご無沙汰しております。自分の状況について書くのは2016年8月ぶりです。

あれから新しい仕事が始まり、忙しくなってしまい更新できませんでした。

(でもピグライフには毎日ログインしていた)

仕事でPCを使うことで肩こりがひどかったので、オフの時間にまで

キーボードを使って文章を打つのが、少ししんどかったのもありました。

 

2016年8月からの大きな変化としては、

1.トラムセットを完全に断薬しました!

2.先週、神経ブロック注射デビューしました!

3.「完治はしない」、「元の自分には戻らない」ことを受け入れて以来、

心理的に楽になりました!

というところです。3については、また別の記事で書きたいです。

 

 

久々に更新しようと思ったのは、現在の治療に関して色々思うことがあり、

一度、「これまでに試した治療とその結果」を整理してみたくなったからです。

 

以下の治療効果や感想は、あくまで「私の場合」ということです。

 

1.薬物療法(西洋薬)

・トラムセット:

 ◎劇的に効く。速効性もある。なんだか一応弱オピオイド

  初めて服用した時に、「今まで苦しみの日々は何だったんだ?」と思ったくらい

 △耐性がつきやすい印象。副作用の便秘がなかなか頑固

・リリカ:

 ◎何時間か後にじんわり効く。不安も和らげるので気分が楽になる

  眠気やふらつきなどの副作用は、割と慣れる

 △車の運転ができない?服用初期には低血糖の症状が出た

・ノイロトロピン:

 ○副作用がない。一生飲み続けても安全らしい

 △効果の実感がいまいちない

・マイスリー:

 ◎睡眠薬。速効性がある。翌朝に眠気が残らない

 △長期で使っていると耐性、依存性が出てくる気がする。中途覚醒への効果は薄い

・クエチアピン:

 ◎眠剤として使用。非定型抗精神病薬だけど、副作用は少ない

 △服用時間が遅いと、翌朝に眠気が残る

 

2.漢方薬

・当帰四逆加呉茱萸生姜湯:

 ◎冷えと痛みの改善。味にややクセがあるけど私は好き

 △長年服用していて、突然味が合わなくなる時期があった(なぜ?)

・抑肝散加陳皮半夏:

 ○神経の高ぶりを鎮める?味も効果もマイルド。副作用ない

 △どの程度効果があるのか実感しづらかった

・桂枝茯苓丸:

 ○三月になってなお冷えが酷いので処方された。血行不良改善

  当帰四逆加呉茱萸生姜湯にない成分があり、効果を補ってくれるよう

 △処方されたばかりなので、効果は様子見

 

3.運動療法

・これだけ体操:

 ◎なにしろシンプルなので取り入れやすい。生活動作の一部になる

 △「自分のやり方が本当に合っているのか」が、たまに心配

・肩甲骨はがし:

 ○シンプルだし、多分私の主訴に合う

 △「自分のやり方が本当に合っているのか」が、すごく心配

・色々なストレッチ方法:

 ○整骨院で色々指導していただいた

  「こういう場合にはこのストレッチ」と自分で使い分けができる

 △やや予防に近く、本当に痛みがひどい時には効果が薄い(気がする)

・ストレッチポール:

 ◎猫背の人に合っている。楽。デスクワークの合間に最適

 △やや場所を取る。家でしかできない。忙しいと放置気味

・スポーツジム:

 ◎自分のペースで運動すれば、「運動=心地良い」ことを実感できる

  インストラクターさんに相談できる。ヨガ等の教室もある

 △会員費の負担がある。忙しいと放置気味。長期的効果が実感しづらい

 

4.心理療法

・認知行動療法(行動活性化):

 ◎条件付けにより健康行動を強化する。

  トークン(e.g. ポイントカード、ログインボーナス)を使うこともある。

  なにしろ単純で効果が出やすい。内心にあまり踏み込まないので負担感が少ない

 △,適切なトークンやご褒美の設定に、ややテクニックが必要

・認知行動療法(認知再構成、コラム法):

 ○ある状況を取り上げ、「状況・自動思考・感情・根拠・反証・

  適応的思考・その後の感情」を記入する。

  慣れると、「状況、認知、感情はそれぞれ別のもの」と実感できるようになるかも

 △一人でもできるが、一人でやると納得感が得られないことも

  自動思考の底にあるスキーマに触れることもできるが、

  方法によっては患者側が混乱する可能性もあるので、慎重にやってほしい・・・

・自律訓練法:

 ○害は少ないように思う。マスターすれば痛みの改善以外にも役立つ

 △ちゃんと習得するには多分専門家の指導が必要

  (私は独学ではあまり効果が得られず、序盤で挫折)

・漸進的筋弛緩法:

 ○技法を部分的に取り出して、日常生活の中で使える

  (例えば首周りを数秒緊張させてから力を抜く動作だけ、とか)

 △全部やると大変だし面倒。根気が続かない

・マインドフルネス:

 ○最近アツい分野(だと思う)。慢性疼痛だとMBSR、ACT辺り。

 △この考え方がスッと入ってくるかどうかは、結構人による気がする。

  専門家の指導が必要だと思うが、日本ではまだ充分普及していない

  瞑想中は結構苦しいこともある。すごく状態が悪い時には多分向かない

 

 

4.その他

・神経ブロック注射(肩甲上・肩甲背神経ブロック、トリガーポイント):

 ◎控えめに言って神。久々の「今までの私の人生なんだったんだ」感

  副作用も少ないし、保険も効く。痛みだけでなく、こわばりや血行も改善

 △注射が結構痛い!効果は時間と共に薄れる

・マッサージ:

 ◎気持ちよい。神経ブロックのように痛くない

 △自由診療になると高価で、頻繁には通いづらい

・アレクサンダーテクニーク:

 ◎認知、感情、行動の全てに自然にアプローチできる

  日常動作の習得を介して行うからか、心理的抵抗感も少ない

  おそらく本質は注意集中の訓練。自分の「クセ」の理解に適している

 △習ったことを日常生活の中で活かそうとしても、忙しい時には結構難しい

・環境改善:

 ◎私はマットレス、枕、机、椅子、趣味の道具などを買い替え

  どれもかなり効果があり、腰と首の痛みはかなり軽減した

 △お金がかかる。理想の道具があっても導入できない場合もある

 

 

最近、治療に停滞を感じていて、

「でも二年半、何もしてなかったわけではないはず」と確認したかったのと、

「結局自分には何が効くのか?」を傾向として掴みたかったので、

棚卸しをしてみました。(欲を言えば、表形式にしたかった)

 

こうしてみると、意外とというか、心理療法系はパッとしないんですよね。

自分の痛みに案外合わないのか、やはり専門のセラピストと体験してみないと、

治療効果は充分に出ないのか・・・と考えています。

 

あと、新キャラである神経ブロック君との付き合い方を考えています。

まさかあんなに自分に効くとは思わなかった。