久しぶりにチョコザップに行ってきた![]()
行けば頑張れる。
ただ、行く前は『もう行く意味なんかないよな…』と、切なくなり、行くのがすごく億劫だ。
好きな人の為に綺麗になればきっと報われると思った。
ストイックになれば、神様は幸せをくれると思った。
夢中になれることが見つかれば、執着心から解き放たれると思った。
頑張れば、幸せになれると信じた。
全部全部全部、違っていた。
今は…自分の為に頑張っている。
でも私は怠惰な人間であり、自分にはすこぶる甘い。
帰ったら酒を飲んでゴロゴロしたい。
痩せてなくてもいい。
好きな物を食べて、好きな酒を飲み、煙草片手に好きな動画を見ておもいっきり好きなように過ごしたい。
今日、この度失恋してから初めてそうしようと思った。
仕事帰りにちょぴっと高価なチーズと生ハムとワインを買って、夜風にあたりながらベランダで飲もう
と。
酒と煙草が大好きで、カロリーなんぞ気にせず飲みまくり、ベロンベロンに酔っ払ってくだを巻く。
これが本来の私なのだ…と。
今までのありのまんまの私なのだ…と。
そう思ってスーパーのワイン売場にまで行ったが、心が躊躇した。
ハイソ殿と出会ったことで私が唯一成長できたことは…
動機はすこぶる不純でも、運動と自分磨きを始め健康的になったこと。
酒をきちんとほどほどにできるようになったこと。
女の酔っ払い、大酒飲みは決してカッコいいものではない…と、やっと深く理解できたこと。
辛い恋の記憶はまだ消えない。
けれど、彼のお陰で自分が『ふん!何が悪いわけ!?』と、ずっと開き直っていたような部分を認めることができた。
男性の『飲んでいいよ』は決して『ベロンベロンになるほど飲んでいいよ』ではないことも分かった。
女四十路半ば、お酒は嗜むものなのだ…とも。
私はずっと『自分らしさ。』に、こだわっていた。
自分らしくない思考や行動を取ることは禁忌だと思ってもいた。
私は私!これが私なんだから!と開き直ったようになっていた部分もあった。
自分らしさ。は大切だ。
でもそこにこだわり過ぎると、時に生きづらくなることもある。
それは悔しいけれど、彼に教えてもらえたことだな…と思う。
心が躊躇するなら今日は辞めておこう。
私は手に取ったワインを置いた。
失くしたくなくて頑張ったこと。
結果…失くした恋から学んだこと。
成長できたことがそこにあった。
自分らしく生きる。
けれどあまりにもそこに強く大きくこだわらず、気楽に生きる。
自分らしさは、誰にも強制なんてされない。
自分らしくなくなることも自分。
自分らしくない!と憤っている瞬間も自分。
こんな自分もいたんだな…と発見し、驚いてみたり、少し嬉しくなってみるのもまた自分。
そして…
手痛い目にあったと嘆き、いがみ合って物別れし、怒り狂っていた恋のお相手にちょぴっと感謝できている自分。
それが実は一番、自分らしくなく意外。
けれど…それも自分。
自分、少し成長できた…かな??![]()
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