多くの学校では今日終業式を迎え、明日から長い長い夏休みの始まり!というお子さんも多いのではないでしょうか。幼稚園年少の娘、ミントも今日は初めての終業式でした。そして初めての夏休みを迎えます。本人は夏休みの何たるかをいまいち理解していない様子であまり感慨はないようですが汗親の方が戦々恐々としています。1ヶ月半もミントがべったり家にいる生活なんて…。

 さて、今日は夏に流行することも多い目の病気結膜炎」のお話です。以前「プール熱」の一症状としてもお話ししましたが、他の原因で結膜炎が単独で起こることも少なくありません。

症状は?
 白目の部分やまぶた(眼球やまぶたを覆う結膜)が充血して赤くなり、目やにがたくさん出てまぶたが腫れます。目がゴロゴロする、まぶしい、といった症状も現れます。痛みやかゆみを伴うことも。

原因は?
 結膜炎の種類によって違います。
 ・ウイルス性結膜炎:文字通り、ウイルスの感染による結膜炎です。流行性角結膜炎、俗に「はやり目」と呼ばれる結膜炎や咽頭結膜熱(プール熱)ではアデノウイルス、急性出血性結膜炎ではエンテロウイルス・コクサッキーウイルスが原因です。
 ・細菌性結膜炎:細菌が感染することで起こります。
 ・クラミジア結膜炎(トラコーマ):クラミジアトラコマティスという細菌が感染して起こる結膜炎です。かつては多く見られた病気ですが、現在先進国では激減しています。一方クラミジアは性交渉で性器にも感染する細菌なので、出産時母親からの産道感染で赤ちゃんが結膜炎を発病する例があります。
 ・アレルギー性結膜炎:花粉やカビなどのアレルギーを引き起こす物質に触れることで発症します。

 明日は治療と家庭でのケアについてお伝えする予定です。

子どもの病気・けが・健康よろず事典-お花もくっきり!子どもの視力回復は眼育


 今日も朝から晴れて暑いですね。それなのにうっかり日傘を忘れて、炎天下を汗をかきかき歩いていたら頭痛がし始めました。昨日熱中症の記事を書いたところだったのに危うく自分が熱中症になるところでした。慌ててコンビニに立ち寄って、スポーツドリンクを買って飲んだ次第…。
 さて、今日は熱中症予防と応急処置についてです。

予防
 熱中症はまずならない・(子どもを熱中症に)させないことが第一です。
 特に子どもは体が小さいですから、体内の水分量が絶対値として少ないです(割合としては多いのですが)。その割に皮膚表面の面積は広いのですぐに水分が蒸発し熱中症になりやすいのです。

 ・炎天下での長時間の活動は避ける
 ・外に行くときは帽子をかぶる(大人では日傘を差すのも良い)
 ・暑い所での活動中はこまめな(15~30分ごと)水分補給を心がける。特に子どもは遊びに夢中になっているとのどの渇きや体調不良を訴えるのを忘れてしまう傾向にあるので保護者がしっかり注意すること
 ・水分だけでなくミネラル分の補給も忘れない。スポーツドリンクが手軽だが、糖分やカロリーが気になる場合は塩をひとつまみ入れた水でも。汗をどんどんかいて水だけ飲み続けていると熱けいれんの原因になるので注意
 ・車内に子どもを置き去りにしない。この季節はもちろん、春や秋でも外気温が24℃以上など条件が揃えば熱中症になり得る
 ・屋外だけでなく室内でも室温や湿度が高ければ熱中症になるので油断しない。室内では適宜エアコンを使う

応急処置
 もし熱中症になってしまったら
 ・患者を涼しい所(風通しの良い木陰などか、エアコンの効いた室内)に移動して寝かせ、衣服をゆるめる
 ・首筋や脇の下、脚の付け根に冷たい物(あれば保冷材など、なければ自販機で冷えた缶ジュースを調達)を当てて体を冷やす。なお「冷えピタ」には冷却効果はないので注意
 ・体全体にはあれば霧吹きで水を掛け(なければ濡れタオルで覆うか、何もしない。大量の水を掛けるのはNG)、うちわ、衣類などで扇いで冷やす
 ・患者に意識があればスポーツドリンクなどを少量ずつ飲ませる意識がなければ無理に飲ませず、顔を横に向けておく(嘔吐したときのどに詰まるのを防ぐため)

 重症だと思ったらまず119番ですが、救急車が来るまでに上記の応急処置をしておくことが大切です。救急車を呼ぶまででなく、上記の処置で回復した場合でも念のため病院を受診しておきましょう。

 梅雨が開けたら一気に晴天になりました。東京でも猛暑日に迫る勢いで(15日午後3時までの最高気温は33.6℃なのでまだ猛暑日ではありませんが)気温がぐんぐん上がっています。
 こんな時心配なのが「熱中症」。エンジンを止めた車内に置き去りにされ、熱中症で亡くなるお子さんの痛ましいニュースを聞くこともありますが、熱中症の危険は車の中だけではないとご存じですか?
 今日と明日は「熱中症」についてお話しします。

症状は?
 実は「熱中症」とは、以下の4つの症状の総称です。

 ・熱失神:めまいがしたり、気を失ったりする
 ・熱けいれん:痛みを伴う筋肉のけいれん。脚や腹部に起こることが多い
 ・熱疲労多量の汗をかき、皮膚は青白い。めまい、頭痛、吐き気、だるさを伴うことも多い
 ・熱射病汗をかいていず、皮膚は赤く熱っぽくなる。体温は39℃を超えることが多く、めまいや頭痛、吐き気などの他意識障害や全身のけいれんを伴うことも。

 特に熱射病の症状が見られたら危険です。一刻も早く対処(応急処置と共に救急車を呼ぶ)を。熱疲労も、熱射病の一歩手前の状態で、ここで適切な対処をすることが大切です。

原因は?
 体温のコントロールができなくなり、体温が上がりすぎてしまうことが直接の原因です。
 では、なぜ体温調節ができなくなるのでしょう。
 通常人間は体温が上がってくると皮膚から熱を放散したり、汗をかいてその汗が蒸発するときに熱を奪うという仕組み(気化熱)を利用したりして体温を適宜下げています。
 ところが、気温が体温よりも高くなると皮膚から熱を逃がせません。さらに湿度も高ければ汗も蒸発しませんから発汗による体温調節も難しくなります。また、汗をかき続けているのに水分補給やミネラル分の補給(汗にはミネラルも含まれています)を行わないと、それらが不足してけいれんや脱水症状を起こします。やがて汗もかけなくなります。
 こうして熱中症になってしまうのです。

 明日は熱中症の予防と応急処置についてお伝えします。