こんにちはmintです
本日もお立ち寄りいただき
ありがとうございます
去年の秋のことです
「肺大細胞がん」告知後に主治医からセカンドオピニオンを薦められました
「まだお若いですし、がん研さんならたくさんの症例や、がんに対するアプローチも多くあります、そこでセカンドオピニオンをお考えいただくというのはどうでしょう?画像やデータはこちらで全て準備しますので」「誤解しないでいただきたいのですが、けして外に放り出すわけではありません、がん研さんでお話を聞かれてやはりこちらの病院でというお考えになった場合はもちろん全力で取り組みます」
へぇ、こんな風に積極的に病院側から薦められるんだねと帰りの車の中で夫と話しました
家に戻りわたしは早々にがん研のHPを見ます(夫は見ようともしません)
夫に「受けようよ」と言うと、難色を示します
「別に今の病院に不満があるわけじゃないし、先生良い人だし、また1から検査をするとなると治療が遅れるし、今の病院より不便だから面会も大変だよ」と言います
何を言ってるんだ、この人は
「検査はもうしないって言ってたでしょう、画像やデータは全部今の病院からがん研に送ってもらえるんだよ、場所だって不便なんかじゃないよ、面会のことなんてわたしが考えればいいことだよ、バスもあるし、タクシー使ってもいい、わたしのことなんて考えなくていいから受けよう、相談しよう、オンラインでも受けられるから」
と説得します
友人のSちゃんにも看護師の友人にも相談して説得しました
でも夫の答えはNOです
人間ドックの結果で「右胸に白い腫瘤」が認められてから、すでに3ヶ月経っていたので治療を焦る気持ちもわかります
でもそれは夫自身が肺がんを軽く受け止め仕事を優先させて診察や検査の予約を入れた結果、その後の検査もどんどん後ろにズレていったのです
夫は昔から大事なところで選択を誤るところがありました
結果が残念でもあまり気にしない性格でした
昔は夫のこういうおおらかなところが大好きだったのにな
でも今回はそんなこと言ってられません
命に関わる病気です
肺がんのステージⅣなのですから
夫は人との会話が苦手、なるべくなら喋りたくないという点もセカンドオピニオンの妨げになりました
良い先生と繋がりが出来たのに、別の病院でそこの先生と対話をしなければならないし、その先生との相性が良いとは限らない
それがセカンドオピニオンへブレーキをかけていました
その時でさえ呼吸器内科、整形外科、消化器内科の先生と会話しなければならないことが面倒くさいようでした
「あれ、その科に行っていちいち説明受けたりするの、あの中(院内でという意味だと思います)で共有してくれればいいのにね」なんて言ってましたから
アホか
共有はしてるよ、してるけど、それぞれの分野があって診療科が分かれているのが総合病院なのだから、それぞれの先生から説明を受けるのは当たり前です
頭悪いな
てか、とことん自分勝手な思考
夫は甘かった
どこまでもがんに対しての考えが甘かった
肺がんを軽い肺炎程度に捉えていた
2021年2月にお友達のSちゃんのご主人が肺がんで亡くなった話を夫には泣きながらしてきたのに
でも夫の身体だから
決めるのは本人だから
昔からわたしが強く言うのを夫は嫌がったから
そしてこれまでの病院へ診察に行ったときに「セカンドオピニオンはお考えになりましたか?」と聞かれ
「わたしは薦めたんですが主人が」と言うと夫が「転移している腰から大腿骨の痛みで眠れなくて歩けなくて」と言いました
この時点で夫は車椅子をレンタルしてわたしが院内を押してました
「家族も眠れずに疲弊しておりまして、主人はこのままこちらで先生にお世話になりたいそうです」とわたしが言うと
しっかりと主人とわたしに向き合って「分かりました、それでは全力で治療に当たらせていただきます、ご主人一緒に頑張りましょう」
と仰ってくださりました
夫に春は来ないかもしれない
漠然とそう思いました
春どころかクリスマスも迎えられませんでした
「ストームグラス」気になってるんです
お天気によってガラスに模様が浮き出たりするんですよ
特にこの雲の形が可愛らしくて、プレゼントにと思って迷い中です
自分用にも欲しいかも〜