こんにちはmintです
今日も薄曇りの東京です
曇りの日は物悲しくなりますね
昨年12月に夫が亡くなってから3週間ほど経った頃だったかな、病院から分厚い封筒が届きました
感情が揺さぶられるような気がして「ちょっとこれ今は見れないかもしれない」と言うと、息子が中身を確認してくれて「同意書だね」ということで、早急に確認しなくても良いと判断し、昨日まで書類のファイルの山の一番下に置いておきました
準確定申告が終わり、そろそろ残る手続きは2つぐらい
そして思い出したように書類のファイルの一番下にあった封筒を取り出しました
ひとつは、昨年受けた人間ドッグの結果が入った封筒
もうひとつは病院からの同意書が入った封筒です
いつまでも残しておいても夫は帰ってきません
思い出すと悲しいだけなのでシュレッダーにかけることにしました
何度も何度も見返した人間ドッグの「右胸に白い腫瘤」「要精密検査」の文字がシュレッダーに吸い込まれていきます
そして、同意書
検査入院に関する同意書、治療のための入院に関する同意書、抗がん剤治療の同意書、放射線治療の同意書、それに伴う副作用の同意書、輸血の同意書、他にもたくさんたくさん。。。説明書と同意書がホチキス留されて何枚も何枚もありました
20枚強あったかな。。。
夫は病室で医師からひとつひとつ丁寧に説明を受け、自分でサインをしたのですね
どんな気持ちだったのでしょう
恐らく医師の説明の半分も頭に入ってこなかったと思います
とにかくこれをやれば治る
これを頑張れば退院できる
また仕事が出来る
普通の生活に戻れる
そう思ったでしょうね
夫が書いた名前の文字が愛しいです
でももう必要ありません
全てシュレッダーにかけました
もう夫の病気は終わったのです
胸も息苦しくない
大腿骨に骨転移した痛みもない
副作用の高熱もない
吐き気もダルさもない
手足のむくみもない
頑張ったね
本当によく頑張った