- さあ、育休後からはじめよう―働くママへの応援歌/労働調査会
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来年4月にはまだ復帰しない予定なので少々気が早いと言えば早いのかも知れませんが、
思い立った時に復帰後の生活を描いておくことは必要だと思い、この本を手に取りました。
私の職場には小さな子どもを抱えて働く女性が多いので、時短を利用したり看護休暇を利用したり、
また急な病気で休んだりといろんなケースを見てきました。
そういうお母さんたちからいろんな情報を少しずつは見聞きしていましたが、この本から学んだことで
一番インパクトのあったことを記しておこうと思います。
未来の私のために。
そして、私と同じように子どもを抱えて働くワーキングマザーのために。
もっと知りたくなった方は是非ご一読ください。
個人的に、現実的な具体的対策の道しるべになりそうな印象を受けました。
【内容(概略)】
育休後の職場復帰(子育て編)
・毎日の生活リズムを整える
復帰直後の子どもの世話で一番大切なのは、早寝早起きの習慣をつけること。
あるとき、共働きの新米ママ・パパ向けセミナーで、
「添い寝・寝落ち覚悟で早寝を習慣づける(大変な苦労だが期間は短い)」
というのが大事ですよ、と紹介したことがありました。それを聞いていた保育園の
園長先生に、「そのとおりです、早寝早起きで十分な睡眠をとることが保育園で楽しく生活
するために一番大事です」とお墨付きをもらうことができました。
その先生によれば、子どもたちは朝保育園に着くとすぐにパワー全開で遊び始めるそうです。
そのときに寝不足な子は機嫌が悪く、周りの友だちと一緒に遊べなかったり、機嫌が悪いせいで
けんかになったりしてうまく関係を築けないそうです。また、小学校へ上がる直前に
早寝早起きを習慣づけようとしても遅すぎる、ともおっしゃってました。
子どもがなかなか寝てくれないときや、夜泣きが続くときは、親自身の疲れや、他に家事や仕事が
あるのにできないというストレスもあり、かなり悩むものです。しかし、あとから振り返ってみると
意外に短い期間で解消するものなので、そのうち終わると念じて乗り切っていきましょう。
(上記書籍より一部引用)
・子どもの病気への備え
(病児保育、ファミリーサポートサービス、両親にケアを頼む場合の両親への感染リスクにかかる
体調配慮)
・子どもの病気で悩まない
乳幼児期に数年間続く子どもの病気のオンパレードは誰もが通ってきた道です。
親が気を付けていても避けられないことなので、自分を責めずに淡々と対応していきましょう。
子どもの様子がおかしいと気づいたとき、仕事を休もうかどうしようか、という考えが頭をよぎるかも
しれません。そんな時、大原則として「子ども優先」という基準を自分の中に確立しておくと気持ちが
楽です。
(中略)
小さい子どもがいるということは、まさにドタキャンする人になる、ということです。
最初は認めがたいかもしれないけれど、どうか辛抱してください。そしていっそのこと、
キャンセル&リスケジュールの達人になってみてはいかがでしょうか。
将来、仕事の場面で突発的で予期せぬ事態が発生したときに、この貴重なスキルが重宝されること
請け合いです。もちろん、急に休んだ穴をいつも埋めてくれている同僚や上司、部下に対する感謝の
気持ちを忘れないようにしましょう。
・小1の壁
☆子どもの問題(学童保育のこと、長期休暇時の預け先など)
学童保育の問題(必要としている子が入れない、施設や指導員の質がバラバラ、
預かってくれる時間が短い)
☆親が直面する問題(学校への持ち物の準備、PTA役員)
・小4の壁
☆学童保育は小3までしかあずからないところが多いため、小4からは子どもの居場所がなくなる
(留守番させるにも治安が心配、中学受験はこれから)
育休後の職場復帰(仕事編)
・時間当たりの生産性をあげる
ref. シゴタノ http://cyblog.jp/modules/weblogs/
・長時間働けない自分を責めない
自分の環境で利用可能な有料サービスや家族からサポートを受けることを検討し、
子どもの病気のときのバックアップ体制を整える。
「できるだけの対策はしている」という納得感があれば、いざ、子どもが病気になった
ときにも冷静な対応ができるし、必要以上に負い目を感じずに済みます。
・低空飛行のすすめ
出産前に活躍した職場で、思うように働けない無念さとしっかり向き合いながら、
低空飛行でもいいから1日1日を確実に積み重ねる。
(慣れ親しんだ職場なら、自分が長時間労働できなくても、自分が持っている
ノウハウを周りの人とシェアすることで組織全体として滞りなく仕事が進むように
サポートすることができる)
チームにとって役に立つ存在になりさえすれば、働き方について文句を言う人は
少なくなり、理解者が増えてきます。そして笑顔。毎日笑顔で職場に存在することを
心がけましょう。
・短時間勤務制度の落とし穴
・勤務時間が減っても仕事量が変わらない
・帰ると決めた時間に帰れない
・責任のある仕事、やりがいのある仕事をさせてもらえない
・社内外の研修・教育機会が与えられない
・仕事内容・量に対して評価が低い
・昇進・昇格が遅れる
・キャリアアップの道が見えなくなる
・職場の上司・同僚の理解が得られない
☆短時間勤務制度を使った場合と使わなかった場合の比較項目
1.仕事の配分
2.賃金(給与、賞与)
3.人事評価
4.昇給・昇格
5.将来のキャリアアップへの影響
6.退職金の算定
☆短時間勤務から通常勤務に戻すには
短時間制度は、それを使わないと仕事が続けられない人のための
制度であって、せっかくあるのだから積極的に限度いっぱい使
生活を充実させ仕事は最低限でよい、という社員を量産することを
まったく望んでいない。
育休後社員のモチベーション低下の原因と対策
<原因>
☆思うように働けない
・子どもの病気で休みが多くなる
・休業というブランクによる影響
自分または身近な人の異動、組織の改変
社内関連部署、社外取引先の人の異動
職場での各作業プレセスの変更
業界動向の変化
・仕事の勘が戻るまでに時間がかかる
☆早く帰らなければ
☆周りの無知が輪をかける
<対策>
カギを握るのは職場の上司。
「育休後社員はやる気がある。育児のために毎日一定時間が必要。
乳幼児は非常によく病気をするが小学校に入るころには年に数回休む程度になる」
育休後からのキャリアアップ
・ここからは一人旅
出産後の女性のキャリアはマラソンの一人旅(マラソン大会では最初一斉にスタートするが、
20km、30kmを過ぎると集団がばらけて自分のまわりに誰も走っていない状態になるが、その
状態を指す)のようなもの。
目に見える範囲には誰もいないので、自分でペースを作りながら走り続けるしかない。
自分自身と対話しながら、ペースを上げるか落とすか維持するか、ドリンクを取るかとらないか、
だれにも頼らず判断して走り続けていくのだ。
・ロールモデル思考法
外界の膨大な情報に身をさらし、直感でこれはいいなと思えるようなロールモデル(お手本)を
選び続けていくというもの
☆人生のありとあらゆる場面に関するたくさんの情景から、自分と波長の合うロールモデルを
丁寧に収集する。
☆身の回りの人や有名人に惹かれたときに、なぜ自分はこの人に惹かれるのかということを
一歩踏み込んで考えてみる。そこに見えたものを大事にしながら次の一歩を踏み出してみると
なりたい自分の姿が次第にはっきりしてくるはず。
・同期の昇進・昇格が気になる
動機と比べて自分の出世が遅れて悔しい、後輩の女性に役職で抜かれて悔しい、という
気持ちを持つことをおかしいとは思わないし、むしろそれだけ自分の仕事に自信を持っていると
いうことは称賛に値する。では、その無念さとどう向き合い、挽回していけばよいだろうか。
☆現状では短時間勤務から通常勤務に戻した方が社内での業績強化にはプラスに働くだろう
☆ステップアップを目指していることを上司に知ってもらうことが必要
☆育児をしながら仕事を続けている場合、どうしても仕事や勉強にかける時間が犠牲になる
ことは否定できない。
それを認めたうえで、同期入社の仲間と自分を比べることをやめる
自分の年齢から10を引く
(3歳違いの子どもを二人育てたとして、上の子が生まれてから下の子が小学校に入るまで
約10年が経過している。この10年はキャリアアップやスキルアップのスピードがどうしても
鈍かったはず。その時点で10引いた後の年齢になりきって、職場にいるその年齢の人と
同じ気持ちで新たなチャレンジをしてみる。もう一度その年齢からやり直す。30なら、、あるいは
40ならまだこんなこともあんなことも身につけていかなくてはいけないし引っ込んでいる場合では
ない。第一線で先頭に立ってやるべきことが見つかるはず)
・スキルアップを再び
資格取得、語学習得、PCスキルの向上
情報収集(専門書、新聞雑誌での最新情報の収集)
・管理職になるということ
時間に制限のある管理職が覚えておくべきこと
☆課長が行うべき仕事に注力
(ex. 経営に関する情報伝達、他部署との交渉、プロジェクトの進捗状況の把握)
☆部下の状況に気を配る
(ex.問題のある部下、自分が早く帰ることで負担をかけている部下とは、
個別に時間を取ってじっくり話してみる)
☆上司(部長)に自分の仕事で足りない部分は何処か指摘してもらう
☆直属の上司以外の、部長以上の職位で信頼できる人にメンターになってもらう
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あと一つ。
著者の山口理栄氏が日経ウーマンの10月号で述べておられたこと。
「産休・育休を取得することでキャリアダウンすると感じる女性が多いが、
キャリアは決してダウンしない。
昇給昇進という意味では同期より遅れることはあるかもしれないが、
育児を通して仕事以外の何かを得ているはず。
キャリアはダウンしたのではなく、豊かになったと考えて」
また、日経ウーマン10月号の特集の中の記事で書かれていたこと。
「育児中はどうしてもキャリアがペースダウンしてしまうが、30年、40年スパンで
みたらほんの一瞬のこと。低空飛行でも続けることが大事。
長い人生のうちでは低空飛行の時期もある」(要約)
既に本当なら昇進できたはずなのに産休に入っていたがためにこの4月に昇進できず
悔しい思いをした。(3月半ばまで働いていたのに・・・・)
更に、夫の職場で主任になって着任した翌日から出勤しなくなり、未だに病気休暇している
奴がいたり(メンタルで休んでる・・・)して腹がった。
☆私より1年後入社で、主任になった途端に1日だけ出勤して休み、って何?
私の方がそいつよりも絶対に今まで働いてきた自信はあるね。とイラついた。
復帰してからいろいろ思うことはあるんだろうけど、その時自分のモチベーションを保てるよう、
ここに備忘録。







