久しぶりに読みました。東野圭吾作品。
数ヶ月前に読んだ『白鳥とコウモリ』は、正直あまり面白くありませんでした。手に取ったからには読み切ろう、という自分自身の中の義務感で読んだので感想も残していません。
対して、この『透明な螺旋』は、湯川学(ガリレオ)シリーズの、しかも湯川先生の生い立ちに絡む謎が明かされる、ということで期待感を持って読みました。
今回も殺人事件が起こるのですが、その謎解きが登場人物と湯川先生とに色々絡んできて、とてもテンポよく読み進めることができました。
(以下ネタバレあり)
湯川先生の生い立ちが明らかになります。
湯川先生は、今いる両親の実子ではなく、養子でした。そして、今回、生みの母との絡みも出てきます。湯川先生も複雑な生い立ちを持っていたんですね。でも、周りの大人たちが最善の方向に導いてくれたから、今日の湯川先生がある。
湯川先生の実の父親も科学者だったんですね。
ただ一つ思ったのは、子供(湯川先生)のために、湯川先生の実母は、妊娠を湯川先生の実父に告げるべきだったと思います。彼の将来を邪魔しちゃいけない、と言っても、2人で大人の行動をとった結果としての妊娠なのですから、少なくとも孕ったことは実父に伝え、その後のことを2人で考えるべきだったと思います。
湯川先生はたまたま幸せに育ったから良かったようなものの、一歩間違えば全然違うひどい人生になっていたかもしれないのですから。
ガリレオシリーズは、やっぱり面白いです。
安心して、楽しく読めました。
少しずつ読もうと思ってましたが、結局一気読みしてしまいました。