ライオンのおやつ | Promised Land -帰りたい何処か-

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わたしにとっての「約束の地」はどこなのか?

その答えを今探しています。


 本当に久しぶりに小説読了しました。

 少し前にドラマ化されていて、気になっていた作品。ドラマを見ることは叶わなかったのでいつか読みたいなと思っていたのですが、運良くすぐ図書館で借りることができました。


 あらすじなどは、たぶん『ライオンのおやつ』を検索すればすぐに出てくると思うのでざっくり程度にとどめます。

 ステージIVで余命4ヶ月と宣告された海野雫(33)が、瀬戸内海のレモン島にある、ライオンの家というホスピスにやってくるところからこの物語は始まる。

 物語の中で、雫の生い立ち、病気との戦い、絶望、そしてその果ての今、ライオンの家での身も心もほぐしてくれる食事や、毎週日曜のゲスト(患者)のリクエストによるおやつ、など描かれるのだが、私はこの本ほど、終始泣いて読んだ本は今までの人生においておそらくない。


 内容はそんなに壮絶すぎることもなければ悲惨なこともない。ただ、運命を前向きに、穏やかに迎えるための時間の流れ、人の悟り、ゲスト同士の別れ、いろいろある。


 自分が適応障害になって(それも発達障害が素地にありそうでなんかうちの会社の今の部署に類似のところ行ったら同じことになりそうで。今までがそういうところにならなかったから、若者流にいえば、今回本格的に人事ガチャ外れたのかな。)、チビが小説でしか聞いたこともないような難病であることが追い討ちをかけるように判明し、その根治治療を長期入院で命懸けで行って、今もまだその治療過程で、なのにコロナは蔓延したままだし、またこんなにも長く仕事を休んで会社に戻れるのか、戻っても、もう今まで思い描いていた会社でのポジションではない現実に、どうやってこの先お金以外のモチベーションで20年以上やって行ったらいいのか、とか、いろんなことが常に自分の中で蠢いていて、命の端、人生の端に関するところにとても敏感に反応してしまう。


 病棟で白血病の治療で頑張ってる子たちもたくさん見たし、よその専門病院じゃないと手術できないからと転院して行った赤ちゃんも見た。

 

 チビ自身、12月に突如ネフローゼになり、それも今から振り返るとかなり重篤な症状だったんたよな。あの頃は何が何だかわからないうちにみるみるチビが具合悪くなってって、先行きわからなくなって、その時の気持ちも思い出してしまうのかもしれない。


 今だって、そう。

 コロナにかからないように、ネフローゼ再燃しないように。

 もうすぐ移植して1年。

 コロナのせいで学校復帰計画が大幅に遅れているけど、無理と焦りは禁物と自戒しつつ。


 最期、雫はとても穏やかな死を迎える。

 できることなら、私もこんな穏やかな最期を迎えたい。癌末期であろうがなかろうが、死を迎えるための気持ち、生き方は同じ。


雫が終盤悟ったようなことを、私自身も毎日の生活で反芻し実行していかねばならない。


『今』を生きる.

『今」だけで、今の私には十分なはず。