作品自体は割と表現がリアルで、高校生達がバッサバッサと本当に簡単に殺害されていきます。
戦とは、殺し合いとはこういうものだ、というのをすごく感じました。
話自体は、元が漫画、ということもあり、何故に元康があんなにも戦の最前線で戦ってる?とか、あんなに大量に生徒が殺された後、元の時代に戻ってその子達のことはどう処理されたんだろう?とか、そんなにすんなりと普通の生活に戻っていけるんだろうとか、蒼(真剣佑)は自分を庇って亡くなった元康(春馬くん)の身代わりになってたけど、家臣や一族がそんなことすんなり認めただろうか?とか、ツッコミどころは満載でしたが
、でもエンターテイメントとしてはまあ面白かったと思います。(ただ、殺害シーンが予想以上に多いかつリアルで、気分はよくなかったですが…)
この映画は、若手俳優が非常に多く出演していますが、この作品を引き締めているのが春馬くんと松山ケンイチさんの圧倒的演技力。
春馬くんのシーンはどのシーンも素晴らしかった。春馬くんの声、立居振る舞い、殺陣、乗馬、全て「俳優三浦春馬」の魅力が溢れていた。
『それが定めだと信じておる』
『信じれば、道は開ける』
『信じた道を進め。仲間とともに』
『命をかける時、守るべきもののために、
一所懸命じゃ。』
『命は一つ。決して無駄にするな。』
春馬くんの輝きを改めて感じた。
そして見終わった後、切なくなった。
春馬くんは、もう今はこの世にいない。
春馬くんの芝居を、歳を重ねていった春馬くんの演技をこれからも見たかったのに。
どうして春馬くんは自分の未来を手放してしまったのか、何が彼をそんなに追い詰めたのか。
あんなに未来に貪欲だった春馬くんがおいそれと自死を選んだとはとても思えない。何がある。
その何かを、事務所は知っているのでは?
まずは時系列ごとに事実を発表し直してほしい。
最後の未公開作品は、今週末から公開の『太陽の子』。ムビチケ購入してるので、この作品は映画館で機会を見計らって見てこようと思います。