- 幸せの作法 働く女性に贈る61のヒント (アスキー新書)/坂東 眞理子
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自分のキャリアアップや、より幸せになるために、
そのヒントを得ようと勝間本を乱読してきた私。
勝間さんの本は、実際に彼女がしてきた手順が書いてあり、しかも
どういう根拠があって、どういう戦略で攻めて、その結果どうなったかということが
分かりやすく書いてあり、しかもちゃんと成功体験もある。
とても説得力のある本だと思っていたが、読み進めるうちに少しだけ疑問。
彼女のように、専門性の高い、高給を稼ぐ余地のある職業についている場合は
とても参考になるけれど、私のように、特に輝かしく羽ばたく余地のない職場に
いる女(給料も削られていく一方。ちなみに今日出たボーナスもちょこっとカットされてる)は、
いったいどうやってキャリアアップ、収入アップしていけばいいんだろう、と・・・。
今回の坂東さんの「幸せの作法」は、著者自身が、勝間さんのように「特別」な
女性であったにも関わらず、読者層として対象としているのが、何の特別な資格ももたない、
誰にでもすぐに置き換えることのできる平々凡々な仕事を持つ女性に対しての、
幸せに生きるためのアドバイスが書かれている。
具体的に職場で、どうやって生き抜いていったらいいのか、というアドバイスもあれば、
考え方の視点のチェンジに対しての助言もある。
最早大手企業総合職の研究開発職ではなく、誰にだって挿げ替えられてしまう、
しがない事務職員になった私にとって、正直なところ、勝間本よりも実践的で
心に響くことが多かった。
以下、気に入った文章を抜粋。
幸福はとても主観的なものです。他人の「幸せ」が自分の「幸せ」とは限らないのです。
どれだけお金があっても満足できないし、昇進も上を見ればキリがありません。
誰かをうやらみ、周囲に幸福が落ちていないことを嘆かないでほしいのです。
幸福は、日常的な小さな努力、そして小さな幸せを幸福と感じる気持ちを育てることで、
つくり上げていくものです。感謝する心や美しさを感じる気持ちを持つ方が、どれほど
お金や地位を手に入れるかということより大事です。
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私はいつも「他人と過去は変えられない」と言っているのですが、同時に、これは
「自分と未来は変えられる」ということです。
ただ、「自分を変えること」と「自分を否定すること」はまったく違います。
(中略)
欠点にだけ目を向けるのではなく、自分の長所を見つけてそれを好きになり、少しずつ
育ててみてはどうでしょうか。自分探しの旅に出てしまう前に。