Jam Films S | Promised Land -帰りたい何処か-

Promised Land -帰りたい何処か-

わたしにとっての「約束の地」はどこなのか?

その答えを今探しています。

東京方面ではずいぶん前にロードショーだった映画を、
某地方市では連休前後まで上演予定である。


で、レディースデーだった水曜日、
すなわち昨日、その市までわざわざ観に行ってきた。


タイトルは「Jam Films S」


この映画は7つの短編集から構成されている。

この映画を見に行こうと思った強い動機は・・・。

藤木 直人が出ているから。
「スーツ -suit-」という作品に。

彼見たさに、行ったといっても過言ではない。


「スーツ」では、藤木演じる主人公は
一流大学を出て、一流企業に勤め、
社長令嬢と婚約中の二枚目なんだけど、
女好きで、映画はキャバクラ嬢レイコとの
一夜明けた朝から始まる。
誠実な2枚目役しかみたことなかった私には、
女ったらしの役を演じる藤木さんはかなり
珍しかったし、意外にあってるかも、とも
思ってしまった。


それに・・藤木さんのセミヌードも
見られたし(笑)。
こんなこと書いていると欲求不満の主婦みたい
だけれど(--;)

細身で筋肉質、だね。
うん、私好みだ(笑)。


ただ、ストーリー的にはそんなに面白い、という
ものではなかったかもしれない。


一番良かったのは「HEAVEN SENT」。
乙葉演じる悪魔の美女がとても妖しげで、悲しく、美しかった。
悪魔と殺し屋との対話が中心のこの物語。

最後、殺し屋は自らの命と引き換えに
孤独な世界からの逃亡を望み、
そして、悪魔をも永遠の孤独から救う。
生きる意味がわからなくなっていて、そして孤独を感じている
私には、僅かかもしれないが、心の琴線に触れるものがあった。



石原さとみ出演の「すべり台」は
ほのぼの大人への階段を上りつつ、最後の最後でやっぱり
あっけらかんと子供らしい無邪気さ、というか割り切りを
してしまう2人の子供達の話で、まあ、面白かった。


「α」は可もなく不可もない、って感じ。
残りの作品は、正直なところ、何を言いたかったのか
よくわからなかった。
いや、言い換えれば、
あまり私にはおもしろいとは感じられなかった。



・・・というわけで。
主演俳優で順位を決めれば「スーツ」
ストーリーで順位を決めれば「HEAVEN SENT」 かな。