Am I a ghost? | Promised Land -帰りたい何処か-

Promised Land -帰りたい何処か-

わたしにとっての「約束の地」はどこなのか?

その答えを今探しています。

昨日はクリニックに行った帰りに、

昔同じGで働いていた先輩と昼食を食べた。

今となっては、

私にとってはどうでもいいはずの会社の近況を聞いたりしながら。

 

で、その先輩に頼んで会社の構内の桜を見に連れて行ってもらった。

研究室の前の桜や食堂前の桜、

とても枝振りがよくて、綺麗だったから。

だけど、今年はどうやらそれらの木々の枝がカットされていたようで

昨年ほどではなかった。

 

会社にいた頃は、ゆっくり桜の木を見るなんてことなかったな。

そう思いながら、先輩と桜を見上げていた。

本当は、そういうゆとりって毎日の生活の中で必要だったのに。

 

 

過去って、結局はあくまで「現在」の記録に過ぎず、

「現在」を過ぎてしまえば、

もう今にはなにも意味のないものなのだと最近気付いた。

かつて勤めていたって、今となっては、そこには私の居場所はなく、

それでも、「現在」にそこにいる私は、本当に幽霊のようなもの。

 

 

かつて仲良しだったり、深い仲だった人も、

今につながっていなければ、

過去がどうであっても、全く意味がない。

 

私の記憶の中でどれだけ鮮明に

その人やその人との思い出が生きていようとも、

今の「その人」の中では、

もう意味のない過去になってしまっている。

そして多分それらの記憶を消去している。

 

思い出は、ともに思い出し、

語る相手がいてこそいつまでも色褪せない。

その相手がいなくなってしまった今、

もうその思い出はただの記憶となり、過去となり、

そしてだんだん消えていくものなのかもしれない。

 

意味のなくなってしまった「今」、

仮になんらかの形で姿を現したところで、

結局その人にとっては幽霊みたいなもの。

いや、悪くいうなら亡霊かもしれない。

 

 

悪い過去はいつまでも自分を苦しめるのに

良い過去は全く意味のないものになってしまう。

過去に意味がないのなら、

今や未来に意味を見出せない私は、

ずっと幽霊のようなものなのかもしれない。

 

 

刹那的に生きていれば

それが積み重なって「過去」になっていくのだろうけれど

そんな過去はむしろ捨ててしまいたい過去だ。

 

 

なくしたものはもう戻らない。

そして今更どうこうしたところで、所詮私は幽霊に過ぎない。

 

幽霊は、どうしたら成仏できるんだろうね。