スコットランドのハープ スターフィッシュについて♪ | 大阪・奈良 ヴォイストレーニング・アイリッシュハープ教室 音楽サロン・Cube Crea

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皆さま、こんばんは☆彡


小型ハープを操る歌うたい、清水祥江です♪



先日、拙宅の音楽サロン、cube crea にて行われた、松岡莉子先生による、ワークショップとトークライブで、演奏されていたハープ、スターフィッシュについて、今日は私の思うところをお話ししたいと思います♪ 




スターフィッシュは、スコットランドのハーブ工房で作られており、現地でもとても人気と聞いておりますが、日本ではまだ持っている人は数は少なく、実際に入手するにしても、英語が堪能な人なら、現地とやりとりする事はさほど難しくはないでしょうが、そうでない場合はかなりハードルが高くなるかと思われます(汗) 



日本では、カトリオーナ・マッケイさんのハープ演奏で人気が出て、同じようなテイストで演奏したいと言う方は、同じ楽器をお使いになられているように見受けられます♪



目視してすぐわかる位、グリッとした大きなレバーが付いていて、素早いレバー操作をしながら、ダイナミックに演奏なさる方には、とても向いている楽器ではないかと思っています♪



先日の松岡莉子さんも、スターフィッシュをお使いですが、それ以外にも、何人か所有していらっしゃる方のことを存じ上げております♪



4年前に私がアイルランドに行った時、1週間ほど、現地のサマースクールや個人レッスンで使わせてもらっていたのが、スターフィッシュでした♪


ただかなり古いハープだったようで、赤と青の色の弦が、ハゲハゲで、ものすごく見えづらかったのを記憶してます(涙) 



半音レバーも、カトリオーナさん仕様でもなく、カマックレバーでもない、見たことがない、ちょっと動かしにくいパーツでした(汗) 




軽やかでかつ涼やかで、美しい音色のハープであることは間違いありませんが、他のメーカーのハープと比べたとき、心なしか、弦と弦との間の幅が狭くできています♪




10度とかはつかみやすいですが、普段のハープの幅に慣れていると、ちょっと感覚が狂うというか、実際私は少し扱いづらかったと記憶しています(涙) 



手の小さい方は逆に良いかもしれませんね♪



こちらの画像のスターフィッシュは、先日訪問させていただいた、バロックヴァイオリン奏者の河内知子さんが所有していらっしゃるスターフィッシュです♪



松岡莉子さんがお持ちのものとはタイプが少し違うそうで、全体的な重量がもう少し重くできているのと、レバーのパーツのデザインが全く違います… 


こちらはフランスのカマックと言うハーブメーカーが使っている、カマックレバーと一般的に言われているもので、とても操作性が良いのですが、そのレバーが付いています♪ 






カマックレバーは、レバーを上げると、弦を向こう側に押すような形で、半音上の音が出るようになります♪



青山ハープや、乙女ハープや沙羅ハープや、プレスト26や、台湾のホープハープについているような、横をこするようなタイプのレバーとは、構造が違います♪ 







こちらの画像は、先日11月2日のトークライブの折の松岡莉子先生の楽器ですが、お写真をお借りして説明いたしますと、レバーのデザインがまるで違うのが、わかりますでしょうか? 



カトリオーナさんが、演奏していらっしゃるのと同じタイプのレバーだそうですが、軽い力で簡単に上げ下げができ、大きくて目立ちやすく、操作性が良いのですが、誠に残念なことに、もうこのタイプのレバーは、今後は作れないそうです(涙) 




新しくスターフィッシュを頼む方は、もれなくカマックレバーになると言うことですかね…? 








河内知子さんのところで、スターフィッシュを弾かせていただきました♪



なんというかとても明るく陽気な音色に聞こえ、ガット弦と言うことで、残響もほどよく良い感じでした♪



残響の長さと言うと、ダスティーストリングスのハープはめちゃくちゃ残響が長く感じますが、それと比べると、また方向性が違う音色ですね♪



文章では説明しづらいのですが、スターフィッシュの音色もとても美しく、カマックとも、ダスティとも違う感じです♪ 



河内知子さんがおっしゃるには、ケルティックな音楽に非常に合うのでは…と言うことでした♪ 



私は短い時間少し触らせていただいただけなので、もっと細かく分析して判断するところまではいきませんでしたが、今まで何人かの方のスターフィッシュを見せていただきましたが、所有されている年数や、使用頻度、木材の材質や、弾き込み度合い…様々な理由があるのだと思いますが、同じメーカーとは言え、全然やっぱり印象がそれぞれ違うんですよね(笑) 







カマックにも、実にたくさんのモデルがあるように、スターフィッシュ…と、一口に言っても、重量の軽いタイプと重いタイプ、レバーパーツの仕様、価格、いろいろな面で全く同じではなく、いくつかのタイプがあるようです♪



とても素敵なハープで、魅力的である事は確かなのですが、幅が違うと言う点で、私自身は扱いきる自信がないので、スターフィッシュを入手すると言う事は、今までも考えたこともありませんが、やっぱり自分が知らないハープを見せていただけると言う事はとても嬉しくて、楽しいひとときです♪



大切な楽器を見せてくださり、本当にありがとうございました♪



スコットランドの大会で優勝され、日本での活躍がますます期待される松岡莉子さんも、このスターフィッシュや、同じくスコットランドのハープ、ピルグリムハープなどを使用されておられます♪



私がハープを始めた十数年前は、青山ハープしか最初は知らなくて、その後、サルヴィとヒーリーにも、アイリッシュハープがあることを知り、最初のハープは、ミュージックメーカー社のリムリック26弦と、サルヴィの今はもう廃盤になった、Aidaと言う34弦のハープでした♪




その後、カマックの存在を知り、もう一目惚れならぬ、一耳惚れ…で、今も愛用しています♪




当時は当然、スターフィッシュもピルグリムハープも、日本にはありませんでしたから(笑)



きっとこれからも、見たこともないメーカーや、モデルのハープが、後からどんどん出てくるのかもしれませんが、どういう音楽を奏でたいか…と考えたときに、それに1番近道でマッチする楽器が、選択肢がたくさん用意される方が良いに決まっているので、これからハープを選ぼうとなさる方が、これらの必要な情報に行き着いて、ベストの選択ができることを願っています♪



スターフィッシュは、人気が高まっているとは言え、まだまだ日本では持っている方が極めて少ないので、ショールームなどがあるわけではなく、代理店があるわけでもなく、入手すること自体がなかなかハードルも高いですが、手に入れようとなさる方は、根性で頑張ってください(笑)



演奏を止めることなく、ガシガシとレバー操作をしながら、かっこよくハープを弾いてみたい方には、スターフィッシュと言う選択肢も広がるのではないでしょうか?



以上、私の独断と偏見の、スターフィッシュと言うハープに対しての考察でした♪


ちなみにスターフィッシュのサイト、Googleで開けたら、日本語に変換できるのでやってみたら、スターフィッシュって、そのまま訳したら、海にいる、お星様の形の、あのヒトデなのよね(笑)



日本語に訳されたサイトの至るところに、カタカナでヒトデが連発されててワロタ(笑)