レオパの真実・・・ラインの話 | レオパの飼育記録

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「小田原レプタイルズ」という名称で、ヒョウモントカゲモドキ・ヘルメットゲッコーの飼育・ブリーディングに取り組んでいます。

自分の中に勢いがあるうちに、真面目シリーズ第2弾です。

 

今日は、ラインの話。

 

初めにお断りしておきますが、これから書く内容は、「小田原レプタイルズはこう思っていますよ」という個人の感想であって、考え方は人それぞれです。

異なる考え方を否定・非難する意図ではありませんので、ご了承ください。

 

 

 

で、ラインの話です。

 

うちには、

ブラッドスーパーハイポタンジェリン

がいるわけなんですが、これは、

タンジェリン

のたくさんあるラインの中の1つです。

 

もともとは、JMGのラインですね。

 

(イメージ画像です。)

 

 

で、気になっているのは、

ブラッド×〇〇(非ブラッド)

の組み合わせで交配した結果得られた子に、

ブラッド

の名前が使われていること、ありませんか?

 

他と混ぜたら、もうブラッドじゃないじゃん、と思います。

ラインものを他と混ぜたら、もう元のラインの名前を使っちゃダメじゃないの?ということです。

 

これは、当然他のラインものにも言えることで、

ブラッド

エレクトリック

マンダリン

アトミック

アフガンタンジェリン

サイクスエメリン

全部同じ話です。

1回でも他ラインと交配すると、もはや元のライン100%には戻せません。

 

ただ、例外もあって、そのラインを作ったご本家が混ぜた場合は、上の話からは除外されると思います。

たとえば、Ultimate Geckoは、アフガンタンジェリンにアルビノを組み込んでいますが、その過程では、必ず

アフガンタンジェリン×アルビノ(トレンパー、ベル、レインウォーター)

という交配をしているわけで、生まれた子は、厳密に言うと、アフガンタンジェリン風味?が50%に減少しているわけです。

 

ただ、そもそも「アフガンタンジェリンは、こういうものだ」とラインの定義づけをする権限はご本家が持っているわけで、ご本家が「これはアフガンタンジェリンだ」と言ったら、それはアフガンタンジェリンということになるのだと思います。

当然ご本家には、一定の良識が求められますが(笑)

 

 

 

もう一つ問題になるのは、

ご本家以外が同ラインで交配した場合、そのライン名で流通させて良いのか

という問題。

 

つまり、私が

ブラッド×ブラッド

で子を取った場合に、ブラッドとして販売してもよいか、ということです。

 

タンジェリンを扱ったことがある方はわかると思いますが、赤い親同士を使っても、この表現には幅があって、中にはノーマル(ハイイエロー)のような子も生まれてきます。

どの程度の表現からをブラッドとして販売するのか、ご本家には当然一定の線引きがあるのでしょうが、他の人が増やした個体だと、その線引きが一定ではなくなるという問題が生じます。

 

と、ここまで書いておいてアレですが、こちらについては、私も何とも言えないところです。

Geckos Etcがブラッドやマンダリン売ってますからね(;^_^A

 

これに関してはニュートラルの立場ですが、自分で売るのであれば、

スーパーハイポタンジェリン(ブラッド血統)

ブラッド×ブラッド

などの表現にするかもしれません。

 

 

本当は、「ゴジラジャイアントの場合はどうなの?(ゴジラはライン名?)」とか「タンジェロラプターってどうなの?(共優性モルフとして見たらセーフだけど、セレクトブリードのラインとして見たら、本家が出した個体以外はアウト?いやそもそも本家もいろんな意味でアウト?)」とかあるんですが、その辺はまたいずれ・・・。

 

 

今回のまとめ

・他モルフ・他ラインと混ぜた個体が、ラインの名前で売られていることに疑問を持ちましょう。

 

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