第13回星の郷八ヶ岳野辺山高原100キロウルトラマラソン⑤ | 日本全国ぶらり街道一人旅

日本全国ぶらり街道一人旅

タイトルを変更しました、寄る年波には勝てず長い距離を走れなくなってしまったため、もうマラソン大会に出られるような走りは出来なくなてしまった、近頃は走ることもままならずもっぱらウオーク&ジョグである、ただ街道の旅はやりたいのでタイトルを変更しました

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15時40分、馬越峠に差し掛かりました、関門まで後1時間
5kほどの道のりだ、キロ10分で歩いても行けるはずである

峠に差し掛かる所で後を振り向いた、後続する人はいなかった
登り始めて20分、早くも一人に抜かれた、その後も次々に抜かれる

みんな歩いているのである、何故あんなに歩くのが速いのだろう
見る間に見えなくなってしまう、歩く練習もせねばいけないのか

馬越峠は急激な上りを想像していたが、想像を絶するほどではなかった
しかし厳しい事は厳しい、疲れているので早足も出来ない

刻々と時間が過ぎていく、それでもまだ間に合うだろうと思っていた
78k地点に到達した、16時35分、後5分で1キロ、は無理だ。

暫くして頂上が見えてきた、間に合うのか~、とその時私の横に車が
助手席から女性が降りてきてこう言った、時間オーバーです。

え~、もう目と鼻の先に馬越峠頂上のエイドが見えているじゃないか
あそこまで走らせろよ~、またしても彼女は言った、車にお乗り下さい

車に乗って時計を見た、16時46分であった、車には10人ほど
乗っていた、みんな疲れきった表情をしていた。

私の前を走っていた、いや歩いていた人達は、全て馬越峠をクリアして
越えて行ったんだな~、頑張れよ~、私は残念だけど仕方がない

馬越峠の頂上から見る景色は最高だったが、収容バスが来るまでの間
寒さで震え上がってしまった、その間先ほどの車で待機していたが

かくして私の野辺山は終わりました、このコースは最高のコンディションに
持っていっても完走は難しいと思った、再びチャレンジするかどうか

途中何度も思った、リベンジなどしたくない、こんな厳しいコース
一回経験すれば充分だ、馬越峠も見たし、もういいだろう~

走り終えて今日で五日目、走っていた時の苦しさはもう忘れていて
再度挑戦してみても良いかななどと考えている今日この頃です。

   はや五日痛み忘るる夏の山