代表ブログ 「私は学ぶことは得意でも、教えことは苦手です❣️」 | スタッフブログ

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みのる塾の教育活動についてお知らせします。

私は現在塾で訓話をすることはあっても教えることはありません。

 
経験数の少ない小中学生に自分が学校で学んだことを得意気に教えることが嫌いだからです。
 
私は小1から父に国語、算数を勉強させられたり、NHKの基礎英語を強制されました。
 
そんな1年生の2学期に肺湿潤(結核の一歩手前)という病気を患い、3ヶ月入院することになりました。
 
ご承知の通り3ヶ月以上欠席すると留年になるのは昔も今も変わりありません。
 
退院した後も自宅静養が指示されていて、登下校はドクターストップでした。
 
しかし、父は母に私の登下校のサポートを命じて4教科学習をさせたのでした。
 
そのお陰で2年生に進級できたのですが、体育だけは3年生までずっと見学でしたので、良いわけはありません。
 
ただ、私の担任だった近藤柱石先生が3年生の時に今日の私を形成する忠告をくださいました。
 
3学期の通知表の所見欄に
 
①学校や家にいても何をしていても時間泥棒になるな
 
②世界や日本の名著を数多く読めと
 
書いて諭されたのでした。
 
そして4年生、5年生、6年生へと進級していきます。

ただ、体で何かを覚えない時期に体育は一切禁じられていましたので、復帰できても苦手意識は治りません。
 
そして、体育の代償行為に過ぎなかった4教科でしたが、
 
近藤先生のアドバイス通りに読書と勉学に一心不乱に励んだ私は、4教科は鬼に金棒で無敵でした。
 
それでも、中学生になると最も苦手意識を持っていた体育へ自然に意識が向かうことなったから不思議てました。

中学時代に教えて頂いた体育の井手嘉徳先生の子弟同行のお陰もあって

中1の早い段階で私は苦手意識を克服することができたのです。

最も苦手にしていた体育が克服できたので、他教科への波及効果は絶大なものがありました。

そして、全教科オール5という偉業を成し遂げたのに中2の2学期までお預けでした。
 
高校生になると勉学以外にも興味関心が目移りして故郷に帰省することになりました。
 
高3生の時、物理の椋本薫先生が脱線話の中で集中力と持続力を養うには坐禅が良いという話を聞くと、

当時住職だった辻宗哲老師に入門し、受験勉強時も坐禅修行に精を出すという

 

高校生としては超変わり者だったと言えます‼️しかし
 
それでも大学2年生までは親のアドバイスに従い、教職免許を取るため単位を取っていましたが、
 
3年生になるとワザと単位取得を申告しませんでした。
 
父が公務員だったので、免許があると否応なしに教員にさせられると思ったからです。
 
そのため大卒業後はトヨタ東京カローラに入り、結婚で帰省した後も長崎トヨタに勤めました。
 
しかし、結婚し第1子が生まれると家内が教員だったことから教師たちの噂話を聴いていたら、
 
子育てを上手くやるには同じ土俵に立ち、一枚岩の考えで育てないと子どもたちが犠牲になると考えて
 
意図的に残していた教職単位を取るため大学に戻りました。
 
1年間で国語と中国語の免許を取得すると、
 
28歳から公立・県立で2年間教鞭をとった後、最終的には長崎日大で25年間お世話になりました。
 
54歳で早期退職をすると家内1人に任せきりにしていた「みのる塾の経営」に専念し始めました。
 
塾に入った直後は国語を教えていましたが、私は教えることが得意でないし、
 
教えることも好きではなかったので得意の分野で勝負することにしました。
 
他人のまだ知らないことなどの情報を収集して、アィディア練り、宣伝・渉外・マネジメントに活かすことが私の持分です。
 
反面、塾長は私とは正反対で教えることが大好きで教室にいたら大満足の人です。
 
そういう真逆な両輪でしたが、上手く補完し合いながら、細々ですが何とか22年続けることができているのです。
 
ところで、私たち夫婦が子育てにおいて大した失敗がなかったのは、
 
私たちは両親を反面教師にしながら相当に逆らって学生時代を過ごしてきたことにあります。
 
勿論、小中高生の間は自活できませんので、親の言いなりでした。
 
でも、大学生となり親元を離れると事情は一変します。
 
私は大学時代の大半をバイトの稼ぎで賄っていたので悠々としていました。
 
大学3年生になる時に教職単位をワザと申告しなかったのは前述した通り年間授業料は支払ってくれたものの、

父の言いつけに従わなかったという理由で3・4年生時のそれ以外の仕送りはストップされました。
 
大人になって自活できるようになった後も父との間にはすったもんだが数多くありましたが、何とか自己実現できて今日に至っています。
 
こういう体験から子育ては小学生の間、

できたら10歳までに自分で考え、自ら選択できるようにするため、

思考力の大元となる語彙力を養うための多読の習慣大作戦を実行しました。
 
また、一方で休日には家族で遠出をしたり、あちらこちらへ連れ出して数多くの体験をさせることも実践しました。
 
極め付きは夏休みを利用した東京行きを敢行して、
 
後楽園遊園地やディズニーランドをニンジンにし5大学見学ツアーも実行しました。
 
でも、そういう体験をさせたからと言ってこの大学に行ってほしいとかいう野暮な誘導尋問はしません。
 
ただ、どう思ったか?感想を聞いただけでした。親の意見や見解を述べないのがミソです。
 
私が親の言いなりにならなかったように子どもたちも自我が芽生えたら私の言いなりにはならないと判断していたからです。
 
自立させるための唯一の方法は自律(セルフコントロール)をつけることだと信じています。
 
他人様のことは分かっていても自分の子どもを指導できないのは、親業の何たるかを学んでいないからでしょう‼️
 
私たち夫婦は食の大事さを学び、そしてトーマス・ゴードンの『親業』などから学んできましたので、親業が如何に大事かを知っていたのです。
 
子どもたちは自らの意志でこの世に生まれてくることはできません。
 
だから、可愛い子ほど早い段階で自律に導き、自立を促すことが大事だと思います。
 
そんな理由からみのる塾では「プレジデントコース」を創り早期教育の必要性を体感して貰うことにしました‼️

その実績はプレジデントコースを卒塾した1期生、2期生、3期生諸君が実績として残してくれているところです。
 
矢張り、「可愛い子には旅をさせよ」ということばは時代を経ても至言なのです❣️👍