2011年3月11日の東日本大震災で被災して
事実上廃炉に向かっている東電の福島第一原発は
今後も何十年の単位で
国民の「負の遺産」として
税金の投入が続くのである。
ところで、フィリピンのバターン原発は
完成後に多数の欠陥が見つかった他、
政権交代の度に廃止論と推進論を
繰り返した結果、
一度も稼働することなく
多額の維持費が批判されてきた
曰く付きの原発。
しかし、その「幻の原発」を
観光地化するという思わぬ発想での
「原発ツーリズム」に
方針転換したところ
国内外から参加者が相次いでいるとのこと。
今朝もNHKのある番組で
福島を「再生可能エネルギー」の
原発に頼らない
「世界最先端のエネルギー先進基地」にしようという
シンポジュームの番組をやっていた。
負の遺産を孫子の代まで残すような政策とは
見切りを付けて安心安全で、
しかも環境や人間に優しいエネルギーを
生み出してほしいものである。