昨年の暮れに
長崎夢彩都の紀伊国屋書店で
『70歳のロードバイク』という本を
買っていた。
しかし、最初何ページかは
読んだものの他の用件に
紛れて読む暇がなかった。
たまたま旅行していた時に
まとまった時間が取れたので
本気になって読み始めたら
私の考えているところと符合するところが多く、
一気に読んでしまった。
私は
前職の長崎日大を
定年より5年早く退職して
平成7年から教え子に任せていた塾と
家内が平成9年から始めていた塾とを
合併させて今の「みのる塾」に発展させて法人化し
現在に至っている。
退職した後の私の仕事は
塾の経営方針、企画、運営、
宣伝広告、経理などのマネジメントが
大半で
直接塾生に教えたり、
保護者と接触したりという場面は
少ない。
即ち「司令塔」に徹しているという言い方が
当を得ている。
その役割を十二分に発揮できるために
最も重視しているのが
「健康の維持」である。
そのため朝起きてから始める
新聞読みや情報収集は勿論のこと
午前中に毎日実施している
ストレッチ、ウォーキング、ランニングなどが
欠かせない。
これをやらないと私の1日は
始まらないのである!
これらに加えて去年新たに加えたのが
「ロードバイク」。
前々から自転車は
興味があったし、
走ったり、歩けなくなったら
漠然とジテンシャをやろうと
考えてはいた。
何時の場合も、
きっかけは「本」からの
スタートである。
毎月のように紀伊国屋書店を
初めとして暇があると
本屋さんを覗くのも
私の趣味の1つと言っていい。
書店に行くときは
日頃から新聞欄外の広告などを
書店で検索して
実際に前書きと後書きを読んでから
買う場合と
全く脈絡なく衝動買いを
する場合と
両極端に分かれている。
衝動買いをする場合は
数多い書籍の中で
私に買ってほしいと言わんばかりに
書籍の「背表紙の文字」が
私の目の中に
光って飛び込んでくるのである!
ジテンシャを本気でやろうという
きっかけになった本は
鶴見辰吾の『気がつけば100km走っていた』
と言う本で、
本の中身よりも
中に載せてあった鶴見辰吾の肉体美に
魅せられてしまったのである。
こういうインスピレーシヨンで
買った本は
絶対に間違ったことはない!
ジテンシャではないが、
園原健弘氏の著した
『正しく歩いて東京マラソン、完走!』という本を
買ったときもそうだった。
バルセロナオリンピックの50km競歩の
日本代表選手だった
園原さんとはこの書籍のお陰で
2009年に丸の内公園で
個人レッスンを受けたところから
始まった。
今では「黒ちゃん」「園ちゃん」という関係にまで
発展した。
それに止まらず
園原さんを介して
ヴェトナムのダナンハーフマラソン出場以来
知り合ったヴェトナム在住10年の
中村雅身さんとの
現在の濃いお付き合いも
元は「瓢箪から駒」みたいな
ダメもと精神が根底にある。
書き始めて次第に何が言いたいのか
ぼけてきたが、
趣味として体を動かすことを
生活の中心にしている
人とは直ぐに時間や場所を超えて
分かち合うことができる。
『70歳のロードバイク』の中身に
ついては
敢えて触れない。
ネットで調べれば
書評やどんな内容かも
分かる時代なので
興味を持たれた方は
調べれば良いだけ!