2018年の出来事を、選曲で振り返ろう。(Googleっぽく)

 

Sound Cloud > Best Songs 2018 by kasamasama

 

[1] Heart Attack / Chuu 

(00:00-02:30)

作詞: 박지연(Mono Tree)

作曲/編曲: Ollipop, Harley Aitken

from 1st Single "Chuu"

 

リリースされたのは2017年12月28日であるが、昨年のBestには間に合わなかったのでランクイン。

曲も然ることながらMVがとにかく傑作で、白レンズの一眼レフをぶら下げてYvesを追いかけまわすChuuの健気な姿に胸を熱くした輩も多いはず。

余談だがChuuは「チュウ・ハート」(口の前で両手を使ってハートマークを作り、それをかじるポーズをする)の発明者でもあり、「うさぎ帽子」(耳がぴょんぴょん動く被り物)と並んで2018年のサイン会界に多大な功績を残している。

 

元祖チュウ・ハート @ LOONA Studio 181124

 

うさぎ帽子 @ ソウル某所


[2] favOriTe / LOONA

(02:30-04:30)

作詞: 김수정, 달리, Jaden Jeong

作曲: 빌리진(BADD), Sophia Pae, Slyberry(BADD), 김진형(BADD)

編曲: 빌리진, Slyberry, 김진형

from 1st Mini Album "++"


今年遂に完全体として始動したLOONAの第一作。

結局LOONAは正反対な路線の「Hi High」でデビュー活動を展開したわけであるが、不敵な表情で12人が睨みを利かすアルバムジャケット(細かく言うと通常盤A ver.)に似つかわしいのはこちらの曲である。

 

++ (通常盤 A ver.) / LOONA


[3] La La La / Weki Meki
(04:30-07:15)

作詞: 서지음

作曲: Hyuk Shin, Royal Dive, Rodnae 'Chikk' Bell

編曲: Royal Dive

from 2nd Mini Album "LUCKY"


Sly & The Family StoneがWalker Brothersの「ダンス天国」をカヴァーしたようなHeavey Funk。

初期Secretの名曲「Magic」や「Madonna」に匹敵するインパクトで、こういう突然変異的な曲が飛び出したりするからK-POP界は未だに面白い。

[4] 미묘미묘해 / LOVELYZ

(07:15-10:20)

作詞: 심은지, 변방의 킥소리,  김은수

作曲/編曲: 심은지, 변방의 킥소리

from 4th Mini Album "治癒"


LOVELYZの歴代のサブ活動曲の中でも最高峰というか、アルバムタイトル曲の「그날의 너」を凌駕する出来栄えかも知れない。

夏に日韓で開催されたファンミーティング「Lovely Day 2」でも、「1cm」に比肩するキラーチューンとして抜擢されていた。

 

미묘미묘해 @ Lovely Day 2 180729


[5] 찰랑찰랑 (Will be mine) / ELRIS

(10:20-13:25)

作詞: 황현(MonoTree), PRISMFILTER

作曲: 황현(MonoTree), GDLO(Mono Tree)

編曲: 황현(MonoTree), PRISMFILTER

from 3rd Mini Album "SUMMER DREAM"


夏の女王SISTAR解散後の需要を狙ってか、この夏はサマーソング/アルバムのリリースが相次いだ。
この曲もそんなアルバムの片隅に収録されている曲だけど、すっごくカワイイし冬に聴いても楽しい。


[6] Like U / LOVELYZ

(13:25-16:45)

作詞/作曲: 원택(1TAKE), 탁(TAK), 애런(ARRAN)

編曲: 원택(1TAKE), 탁(TAK)

from 5th Mini Album "SANCTUARY"

 

別途「SANCTUARY」紹介記事にて言及していますので、そちらも読んでいただければ幸いです。

 

[7] 부탁해 (SAVE ME, SAVE YOU) / 우주소녀

(16:45-19:45)

作詞: 진리(FULL8LOOM), 엑시

作曲: 영광의 얼굴들(FULL8LOOM), 진리(FULL8LOOM),, JAKE K(FULL8LOOM)

編曲: 영광의 얼굴들, JAKE K

from 5th Mini Album "WJ PLEASE?"

 

11月30日にたまたま観た(事前収録がLOVELYZと合同で行われた)ミッキーマウスとのコラボステージが可愛かった。

という余談はさておき、今年聴いた曲の中で最も「本気」を感じた作品。

製作陣とか背景とか全く調べていないけど、とにかく入れざるを得なかった一曲。


[8] 백일몽 / LOVELYZ

(19:45-22:35)

作詞: 정호현(e.one), BabySoul

作曲/編曲: 정호현(e.one)

from 5th Mini Album "SANCTUARY"

 

別途「SANCTUARY」紹介記事にて言及していますので、そちらも読んでいただければ幸いです。

[9] Rosy / GoWon, Olivia Hye feat. HeeJin

(22:35-24:50)

作詞: 달리

作曲: 빌리진(BADD), 김진형(BADD), Hickee(BADD)

編曲: 빌리진(BADD), 김진형(BADD)

from 1st Single "Olivia Hye"

 

LOONA関連の楽曲はいずれもバックトラックが洗練されていてMix作業が非常に楽しいが、この曲もTR-808のドラムとシンセベースのコンビネーションなど聴き込むほどに味わい深い。

ちなみに8月のデビューコンサート「LOONAbirth」ではODD EYE CIRCLEが、11月の「LOONA Studio」ではYeoJin+Cheorry+Chuuがそれぞれ披露しており、LOONAの定番曲の一つでもある。

[10] Frozen / LOONA yyxy

(24:50-28:15)

作詞/作曲/編曲: 황현(MonoTree)

from 1st Mini Album "yyxy"

 

LOONA 1/3やODD EYE CIRCLEとは異なり、リパッケージアルバムを発表しなかったyyxy。

それはLOONA完全体デビューのスケジュールを優先しての選択だったのかも知れないが、もしリパッケージアルバムが発表されていたら間違いなくタイトルトラックはこの曲だったろう。

自らを凍てつく地面に咲いた一輪の花に、そして相手を太陽に例えた歌詞はストレートなラブソングとしても心に刺さるし、それ以上の神秘性すら漂っている。

 


2019.1.1 追記

写真を追加しました。

 

2019.1.19 追記

作詞/作曲/編曲のクレジットを追記しました。

 

LOONAbirthのセットリスト、全22曲を紹介する。

 

各メンバーおよびユニットの歴代の楽曲を一通り網羅しつつ、オープニングとエンディング、そしてアンコールを最新アルバム「++」の収録曲で固めた選曲となっている。

 

記念すべき一曲目は、8月7日に先行公開された新曲「favOriTe」。

MVと同じ白いブラウスにグレーのスカート、そしてコンバースのハイカットというお揃いのスクールルックでステージに登場し、迫力のパフォーマンスを披露した。

そして立て続けに[2]もニューアルバムからの初披露となる曲。

LOONAの莫大な持ち曲を鑑みると最新アルバムから披露するのは8月7日に先行リリースされた[1]およびタイトルトラック[22]だけになるかと思われたが、予想に反して全ての収録曲(オーバーチュアを除く5曲)が披露された。

これは完全体のクオリティに対する自信の現れであろうか。

 

このあとHeeJinが次のステージの準備のため退場したが、準備が整うまでの間は残ったメンバー達がMCで場を繋いだ。

6月にファンミーティングを経験しているとはいえ、大舞台を物ともしないスキルと度胸に感心した。

 

[3]~[7]は1/3のメンバーによるステージ。

HeeJinのソロに続いてHyunJinHaSeul、そしてViViが次々とステージに登場するという展開は、まるで三日月が満ちて行って満月となる様を見ているようだった。

意表をついてJinSoulのアルバムからチョイスされた[5]に続く[6]は「Love & Live」収録の「지금, 좋아해(今、好き)」かと思いきや、何と同曲の別バージョン「지금 좋아해(今より好き)」。

今のところ音源として発表されていないが、LOONAのファンクラブ第一期会員に配布される特典CDに収録されるとのことである。

HyunJinの「다녀가요」やHaSeulの「少年、少女」など耽美系の楽曲を聴けなかったのは心残りであるが、それは次の機会と言うことか。

 

続く[8]~[12]はODD EYE CIRCLEのセット。

清楚なお嬢様風の1/3とは対照的にシースルーをあしらった大人っぽい衣装で、ODD EYE CIRCLEのイメージ通りのステージを披露してくれた。

センターステージでスタンドマイクを使って披露した[11]は、Olivia Hyeのアルバム収録曲。

原曲ではGoWonが担当しているパートをKim Lipが歌う場面では二人の声の共通性が垣間見え、興味深い一曲となった。

 

次のYeoJin/ViViのセットは一転して会場が和やかなムードに包まれた。

このコンサートの時点でまだ15歳だったにも関わらず立派にソロステージを披露したYeoJinは、[14]でもラップパートを担当。

それでもMCの最中ずっとViViの手を握っている姿を見たら、やはり15歳なんだなと微笑ましくなった。

(最後の挨拶のとき「엄마(お母さん)~!」と叫んで泣き出した姿も可愛かったw)

 

yyxyセットのオープニングはChuuの[15]。

MVに登場する振り付けが次々と繰り出されるたびに会場からは大歓声が巻き起こった。

今回の公演全般に言えることであるが、これまで映像制作チームDigipediが構築したMVの中でしか体験することのできなかったLOONAの世界観、それが現実のものとなって眼前に広がっているという感動は格別のものであった。

また今回のステージはいずれも映像による演出が素晴らしかったが特に強烈に記憶に焼き付いているのが[16]で、曲後半のブレイクパートで背景が深紅一色に染まるという演出には思わず息を呑んだ。

[17]は1/3の「Love & Live」収録曲であるが、何と客席からステージに登場するという大胆な演出で披露してくれた。

 

公演本編のラストは再び全員がステージに登場してニューアルバムから2曲、さらにアンコールステージでは待望のタイトルトラック「Hi High」を披露した。

先行リリースのfavOriTeともその他既存の曲とも全く異なるHi HighのPOPな路線には意表を突かれたが、それよりも12人がテレビ局のスタジオの狭いステージに収まるのかなぁ?と心配になるほどのびのびとしたパフォーマンスが印象に残っている。

 

その後LOONAは8月23日放送のM COUNTDOWNを皮切りに「++」の活動を続け、10月14日放送の人気歌謡で活動をラップアップすると同時に「XX」なる謎のTeaserを残している。

XXが++のリパッケージアルバムを意味しているのかは現時点では不明であるが、11月23日~25日に単独公演「LOONA Studio in Seoul」が開催されることが決まっているため、カムバックするとしてもそれ以降の日程となるだろう。

8月19日、ソウル特別市のオリンピックホールにて이달의 소녀今月の少女)のデビューコンサート「LOONAbirth」が開催された。

(以降の文中では、이달의 소녀から抽出した子音ㅇㄷㅇㅅㄴのアナグラムㄴㅇㅇㄷㅅをアルファベットに置き換えたLOONAの表記を用いる)

 

2016年9月からメンバーを一人ずつ公開してきたLOONAが、このコンサートおよび翌日にリリースされた1stミニアルバム「++」をもって遂に12人の完全体としてのデビューを果たしたわけである。

 

LOONAの来歴についてここで詳しく紹介するつもりは無いが、その膨大なディスコグラフィーについてまずは説明しておかないと話が先に進まないだろう。

完全体としてのデビューに先駆け、LOONAは以下のように各メンバーのソロ名義のシングルアルバムおよび各ユニットのミニアルバムをリリースしてきた(デジタル配信のみの作品は除く)。

 

ちなみにLOONAは以下の12名のメンバーで構成されていて、

  • HeeJin
  • HyunJin
  • HaSeul
  • YeoJin
  • ViVi
  • Kim Lip
  • JinSoul
  • Choerry
  • Yves
  • Chuu
  • GoWon
  • Olivia Hye

さらにYeoJin以外の各メンバーはそれぞれ以下の3つのユニットを構成している。

  • 1/3 (HeeJin, HyunJin, HaSeul, ViVi)
  • ODD EYE CIRCLE (Kim Lip, JinSoul, Choerry)
  • yyxy (Yves, Chuu, GoWon, Olivia Hye)

つまり、各ソロ名義のアルバムが12枚に各ユニットのアルバム及びリパッケージアルバムが5枚と、完全体としてデビューする前に既に17枚のアルバムをリリースしていることになる。

収録曲の総数たるや50曲を超えており、オーバーチュアやRemixなどを除外したとしても既に単独コンサートを開催するのに充分過ぎる楽曲が準備されていることがわかる。

 

このようにアルバムの枚数だけでも凄いことになっているわけだが、驚くことにこれらは全てCDとしてリリースされていて、更に各アルバムには以下のようにヴァージョン違いが存在する。

 

つまりCD作品として数えると各ソロアルバムが24枚、各ユニットのアルバムが10枚となる。

そして完全体の「++」が4枚加わるのだ。

 

各アルバムは1枚目のHeeJinソロから最新作の「++」に至るまで、158 x 218 x 15mmという外寸や表紙/背表紙/裏表紙のデザインなど一貫したフォーマットを保っている。

 

古典作品の再発売などでこのように統一されたデザインの作品群がリリースされることはあるが、新作をこれだけ発表するとなるとこの徹底ぶりはかなりストイックである。

ましてアルバムごとに解りやすいインパクトが重視される歌謡界に於いては異端の戦略であり、この膨大な量のリリースが短期的な回収や売り上げ枚数稼ぎなど眼中に無いことが伺える。

 

さすがにこれだけの枚数がリリースされているとCDショップで一体どれがどれなのか判らなくて立ち尽くすことになるが、そういう時は表紙に記載されている番号を確認すると良いだろう。

例えば上の写真で面出ししている2枚はともに「No.14」で、同一のアルバムであることが判る。

 

ソロ名義の各アルバムに関してはジャケットおよびブックレットの表紙、封入のトレーディングカードの絵柄などはバージョンごとに異なっているものの、収録内容は一緒である。

但し各ユニット作品についてはヴァージョンごとに収録内容も異なっていて、1/3の「Love & Evil」の通常盤および限定盤、そしてODD EYE CIRCLEの「Max & Match」の限定盤にはCDのみの隠しトラックが収録されている。

さらに、yyxyの「beauty & thebeat」に関してはタイトル曲「love4eva」のミックスが限定盤と通常盤とで異なるうえ、通常盤だけでも3種類のミックスが存在している(らしい)。

 

以上、アルバムの紹介だけで長くなってしまった(各アルバムの内容まで紹介し始めたら更に長くなる)が、とにかくこのようにデビューの時点で膨大なアーカイブを誇るLOONAが完全体として披露する初ステージやいかに。

EP.2に続く。