日清食品ホールディングスは、先日、東京本社の40代の男性社員が1億円を超える会社資金を横領したとして、同日付で懲戒解雇したと発表しました。
元社員は、取引先に不必要な発注を繰り返し、支払った代金の一部を取引先からこっそり返してもらう手口で着服していたようです。
日清食品ホールディングスによると、元社員は2011年ごろから取引先と癒着し、不正に手を染めていました。
日清食品ホールディングスは、同日、背任容疑で警視庁新宿署に刑事告訴しています。
今年1月末に内部通報があり、社内調査を進めていました。
日清食品ホールディングスはすでに対象業者との取引を停止し、損害賠償の請求を検討しています。
日清食品ホールディングスは、「今回の事態を厳粛に受け止め、社内の管理体制をより一層強化し、再発防止に取り組む」とのコメントを出しています。
日清食品ホールディングスの内部統制はどうなっているのでしょうか?
上場企業の内部統制としては、レベルが低いような気がしますね。
キックバックしていた業者も、元社員個人相手に商売しているのではなく、日清食品ホールディングスと取引しているわけであり、担当者が変わると発覚するわけですから、キックバックは認められないのは分かるような気はしますが、立場が弱いんでしょうね。
しかしながら、こういうことがあると取引はなくなるでしょうから、きちんとした取引をすべきですね。
日清食品ホールディングスが1億円超を着服した疑いで社員を懲戒解雇したことについて、どう思われましたか?