おばちゃん | minoreyさんのブログ

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一人暮らしをしながら公立高校の教員をしています。
日々の生活の中で考えること、感じたことを綴っています。

おはようございます。

今日は日食の日。見られるかな。観測のために少し早めの出勤。生徒も何人か来る…はず。



さて。先週の出来事をひとつ書きたい。

午後の授業時間。授業のなかった私は一人で掃除をしていました。校内ではいつも白衣を着用しています。白衣でほうきとちりとりを使って掃き掃除。
掃除担当者のいない公共の場。そこには授業をサボっておしゃべりに興じている生徒もちらほら。

その中のひとり(一年生男子)が「おばちゃん、なぁおばちゃん」と声をかけてきました。


は?おばちゃん?それは私のことか?


怪訝に思いましたが、明らかに私に呼びかけています。私以外は皆、高校生ですし。

ケンカを売ってる?

ムッとして「おばちゃんって言うか」と答えると、動揺した様子。
重ねて「先生って言わんか?」と言ってみました。
すると「え、先生なん?まじ?」と驚かれてしまいました。


彼は私を「掃除に雇われているおばちゃん」だと思ったそうで、悪気はなかったことが判明。気まずそうに「そんな服、着てるし」と、白衣のせいにしていました。


確かにおばちゃんではありますが。中年真っ盛り。
他の場所でなら、多分、こんなふうにムッとしたりせずに返答できたはず。
学校内で「おばちゃん」と呼びかけられるのは予想外というか、心外というか。



そのことから、「おばちゃん」は蔑称になりうるのかと考え始めました。
でも、他の場所ではムッとしないなら、蔑称じゃないなと思い至り。

「先生」は敬称なんだな、フラットな呼びかけに不愉快な気持ちになるほどに敬称で呼ばれることに慣れているのだな、そんなことに気づかされました。


私と、なんらかの接触があって、少しでも敬う気持ちを持ってくれた生徒から「先生」と呼ばれるものであって、私と接触したことがない高校生にとっては「おばちゃん」なんだな、そこから関係を築いていかなくちゃならないんだな。

そんなことを思った出来事でした。