★開業20年。
★エステティシャン歴30年。
★美容の中の『美学』を1人でも多くの方に知っていただきたく【美容哲学】を発信しています。
皆さんも記憶にあると思うのですが、
イェール大学助教•成田悠輔(なりたゆうすけ)さんが、
『高齢者は老害化する前に集団自決、集団切腹みたいなことをすればいい』と発言したことが炎上して🔥話題になりましたよね。
この発言だけを聞くとショッキングですが、実はこの言葉の前後に彼が話したことは掲載せず、この言葉だけを切り取ってマスコミがアップしたことがそもそもの問題でした。
しかし、結果的にはこの発言があったことで
『老人はやはり邪魔者なのか』ということをみんなが考えるようになり😊それはそれで良かったのでしょう。有名な方が一言発言するだけでSNSを通じで一瞬で世界に広まっていくのは怖い気もします🫨
さて、今回私が紹介する本はこちら💁♀️です。
2023年12月1日に発売されたホヤホヤの新刊!
私も還暦を過ぎたので、
『老い』について
はとても興味があります🧐
世界の哲学者も悩んでいたと書いてあったので、さっそく購入してみました🤭
まずは今まで常識だったものがこれからの時代は、
『人生100年時代突入か』
と言われているので常識でなくなる可能性があります🤯
そもそも私達の人生設計を変えていかなければならないのかも知れません。
私もこのようなことに敏感に感じるようになったのは、以前にこちらの本を読んでからでした。
💁♀️↓↓↓
https://ameblo.jp/minoo-lafeel/entry-12787758334.html
例えば、人生100年とすると60才が定年ならばその後の人生は40年もあるわけです💦😥
★それをどうやって生きていくのか?
★金銭面でも本当に年金だけで生計が立てられるのか?
★そもそも老人とひとくくりに言っても様々な生活環境の老人がいるのではないか?
このようなことについての著者の意見とそれに加え哲学者達が老人をいったいどう考えでいたのかも含んでの内容の本です📕
私はこちらを読み終えて、著者が老人を4種類に分けていたのがとてもわかりやすかったです(^^)
↓↓↓
★再生老人とは•••定年退職した後も働いている人。
★資産家老人とは•••ここに含まれる老人には財産があり悠々自適に暮らしている人も入ります。
この中で注目すべきは
廃品老人👨🦳『スクラップ老人』です。
支給される年金以外には生活の糧がなく老後破産などを強いられる老人です。
私達は老人を一括りで言いますが、このように全く質の違う老人が存在することをまずは私達は理解しないといけません。
そうなると、先ほども伝えましたが
人生100年時代になると昔のように60才で定年してやりたいことをすれば良いと言われたとしても、老後の資産がなければただ茫然と生きていくだけになってしまう恐れがあります。
早期退職が一律望ましいということにはならなくなってきます🥺
リタイアして楽しむには
『今日何をするか』がなくてはならないし、
何かをするための資金が必要になってきます。
そのようなことから著者は、私達の今までの働き方を考え直して、一律の定年退職のシステムを変更する時期であり身体が元気であれば、70歳でも80歳でも働くことが出来る社会が必要と言っています。(但し資産がある人においては何歳からでも退職していいと←このような人は羨ましいなぁ〜🥳)
人生100年時代に合った人生設計を、一人ひとりが自分たちはどうなのかと考え、国に頼らない生き方を模索して立て直す時期なのだと思いました🤓
さて、ここで
哲学者としてもっとも有名なアリストテレスが老人についてどう考えでいたのかを箇条書きにします。
①何一つ確たる言い方をしない。
②ひがみ根性。
③卑屈で、心が狭い。
④臆病で、何事にも不安を抱く。
⑤生への執着が強い。
⑥必要以上に自己中心的。
⑦簡単には希望を抱かない。
⑧欲望は緩みきっており、利得のとりこになっている。
⑨品性より損得感情で動く。
⑩憐れみを感じやすく、愚痴をこぼす。
うわぁ〜〜〜😂
こうやって羅列するだけで、老人の嫌な面が全面に出てきてイヤになってきました💦🫣😵💫
これらを読んで、皆さんもご自身で◯✖️をつけてみてください。
◯が多ければ要注意⚠️です😁
それこそ『老害』
現実主義的なアリストテレスはこのようなことから、老人を政治から遠ざけるべきだと考えでいました。私達がこのような老人になってしまったら、次に続くもの達も同じような老人になってしまいます💦
アリストテレスが語っていることが老人の象徴なら、何度も言いますがこれこそ
『老害』
以外の何者でもありません💦
そして、私がエステで提唱している
『美しい人』とは真逆の人
になってしまいます💦
ここで、日本人の哲学者•九鬼周造(くきしゅうぞう)が「いき」の思想を説いているのを掲げていました。
九鬼が唱えている「いき」とは?
★垢抜けしている←枯れてしまわない
★執着しない
★凛とした態度
★周りに媚びない
★若い世代に媚びへつらわない
このような生き方を日本人の美学として九鬼周造は構想しました。美意識の基本としたかったとも言えます。
これ、いいですね‼️
このような老人が増えたなら、若者も歳を重ねることが怖くなくなりますね😁
老人が老害にならないためには、
アリストテレスが言うような老人にはならないこと。
そして九鬼周造が言うような「いき」な生き方に近づくこと。
今は、SNSを利用すれば、老人でも学べることがいっぱいあります。また学び直しとか習い直しとかで学習も教育も何歳からでもできます‼️
老人と若者を分けるのではなく、一緒に暮らす、共に生きる中で老人の知恵を若者に伝え、若者からは新しいことを学ぶ。
そのような生き方なら『老害』にはならないですね。
できるだけ早い時期に中年以降から高齢者の方達は今の時代に適応することが必要です😊
最後に、
最初に老人を4種類に分けましたが、若者も4種類に分けていましたよ。↓↓
現在の老人は未来の若者を表現していると言うことです。老人のことだけ言ってられませんね💦
60代以降をどう生きるのか?
1人ひとりが今一度考え直さなければいけないことは確かですね。