■#082 前田慶次 朱槍■ | みの吉の学校で教わらない戦国時代

みの吉の学校で教わらない戦国時代

群雄割拠の戦国時代。
戦国武将たちは自らの信念を持って必死に生きています。
そんな戦国武将から学ぶことはたくさんあるのではないでしょうか。

日本の戦国時代を中心に学校の授業では教わらない、
エピソードや戦国武将の名言・家訓などのご紹介をしていきます。

天下御免の傾奇者前田慶次
前田慶次



戦国時代の武器は、遠くからの攻撃は鉄砲、接近戦は刀、

敵地へ攻め入るのは特攻隊や騎馬隊。

そして馬上で攻め入る場合や、

接近戦の初めに使われたりするのが槍でした。

慶次も愛用していた槍があり、それは朱槍でした。



当時慶次が仕えていたのは上杉家。

この上杉家では、余程の戦歴を持つもののみが、

朱槍を持つことを許されるというものでした。



上杉家でも剛勇とされる、

水野藤兵衛宇佐美弥五左衛門韮塚理右衛門藤田森右衛門

この四人でさえ朱槍を持つことを許されていませんでした。

当時の慶次は組外扶持方(くみほかふちかた)

という上杉家ではいわゆる外様大名でした。

自分達が持っていない朱槍を外様の慶次が持つのはおかしいと、

四人は慶次に物申しますが、そこは慶次。

どこ吹く風と全く気にも止めませんでした。



そこで四人は上杉家家老の直江兼続に異議を申し立て、

自分達も慶次より戦功が劣れば取り上げるという条件付きで、

朱槍を持つことを許されたのです。



こんな事件が起こったのがむしろ良かったのか、

上杉家が窮地に陥った際、

この五人の働きは目覚しいものであったそうです。



上杉家では一人朱槍を持つものが出ることも希であるのに、

それがいっぺんに五人も出たのですから、

これが稀代の珍事として語り草となっているのです。





●今日の戦国出来事●

大坂に進出を試みた雑賀・根来一揆衆が中村一氏に一掃された日





●気まぐれつぶや記●

慶次は私が一番好きな戦国武将なので、

少しひいきめになってしまいますが、

ほかの戦国武将とはまた違った角度で、

人生を楽しく、そして一生懸命生きているとように思います。



そんな慶次の晩年を描いたドラマが来月始まります。

いや~楽しみですわ~!

ってこれ前にも書いたような気が(笑)

前田慶次の晩年を描く「かぶき者 慶次」、NHK総合で放送決定

あ、断っておきますが、みの吉は純粋な前田慶次ファンであり、

NHK関係者ではありませんので悪しからず(笑)







●お知らせ●

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