以前の記事で
iPhone6の2年間維持費総額から考えた最安最適プラン!SIMフリーのススメ
という記事を書きましたが、
そうはいってもキャリアメールないと困るよ、とか、何が何でも3キャリアから
って人もいると思います。
先日は価格比較だったので、今度はスペック比較をしたいと思います。
今回のモデルについて大きなポイントごとに比較してみましょう。
1.UEカテゴリー4に対応
UEカテゴリーとはLTEの種類のようなものです。
カテゴリーが1から5まであり、数字が上がっていくにつれて速度が上がります。
iPhone5sについてはカテゴリー3対応(下り最大100Mbps)でしたが、
iPhone6についてはカテゴリー4対応(下り最大150Mbps)となり、
速度が向上しています。
各キャリアの対応周波数帯をまとめるとこんな感じです。
■ドコモ
800MHz帯(下り最大75Mbps。プラチナバンド帯。まだ基地局が少ないのでメインにはなりえない。)
1.5GHz帯(ドコモが全国的に強化しているバンドだが、、iPhone6では非対応)
1.7GHz帯(最大150Mbps。1.5GHzと合わせてドコモの柱だが、東名阪の一部に限られている)
2GHz帯(利用者が多く遅い)
■au
800MHz帯(下り最大75Mbps。プラチナバンド帯。auのメインバンドで基地局も多い。)
1.5GHz帯(補助的な役割のバンド。iPhone6では非対応)
2GHz帯(iPhone5のメインバンド。重い)
■SB
900MHz帯(下り最大75Mbps。プラチナバンド帯。まだそこまで広がってないらしい。)
1.5GHz帯(iPhone6では非対応)
2GHz帯(ソフトバンクのメインバンド。ソフトバンクのiPhoneユーザーが一番使っていると思われる)
ここに合わせてもう二つ目のポイント。
2.CA対応
CA(キャリアアグリケーション)という技術で2つ以上のバンドを束ねて高速通信を実現するという技術です。
ただし、これに対応しているキャリアはauのみです。
docomoはiPhone6についてはCA対応は2014年度内の対応、ソフトバンクは2015年予定だそうです。
この点についてはauの一人勝ちですね。
そして三つ目のポイント。
3.TD-LTEのバンド41対応
バンド41とは2.5GHz帯のことです。
このバンド41を提供しているのはauのWiMAX2+とソフトバンク4G LTEです。
さらにauだとこのバンドもCA対応の対象になっています。
最後のポイント
4.VoLTE対応
LTEネットワークを利用して音声通話ができる技術です。
通話品質が上がるようです。
まだ各社の対応は明確に発表されていないと思いますが、すでにサービスを
開始しているドコモが有利なようです。
ですが、私個人の意見として。
iPhoneに通話品質を求めてる層っているんでしょうか、と
おそらくほとんどのスマホ保持者は通話に重きを置いていないと思います。
(多少主観もありますが)
なのでこれに関しては需要の大きさとは合っていない印象を受けています。
以上の点から、つながりやすさ&速度という点を中心に考えると、
iPhone6に関しては、
au>ソフトバンク>ドコモ
という位置づけだと考えています。
料金プランについてはauとソフトバンクはほぼ横並びで、ドコモだけ違います。
詳細は以前の記事を参照してみてください。
iPhone6の2年間維持費総額から考えた最安最適プラン!SIMフリーのススメ