死後の手続き-5 香典額と返礼品 | あなたに,も一度恋をする

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ご訪問ありがとうございます。

心温かな訪問介護ヘルパーさん達のおかげで

母の完全自宅介護が実現して1年半。

このまま自宅で最期を迎えられたらと思っていた矢先、

私の乳がん発覚で、自分の治療と

母の介護との両立のなか、

2023年11月に母が旅立ちました。

その後の記録を詳細に綴ります。

 

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お寺さんのお話では、

人が亡くなると三途の川を渡り、

あの世に辿り着くまで四十九日。

そこで仏になるのだとか。

 

葬儀を行った遺族は、

この四十九日をひとつの節目として、

頂いたお香典の返礼品を送るのが

一般的な儀礼になっていますね。

関西ではこの四十九日に

『満中陰志』という熨斗をつけて

ご挨拶状とともに、

返礼品を送っています。

 

母の葬儀では、

親族以外の一般の方々からのお香典は

どなた様からもご辞退していました。

(お菓子折りやお線香などのお供えは

ありがたく頂戴致しました。)

 

ですが、親戚に香典辞退をすると、

大抵の方は戸惑われます。

ですので、頂いたご厚意を無駄にせず

頂く事にしました。

 

ご参考までに、

頂いたお香典は以下の通りです。

葬儀当日頂いたものもあれば、

親族に託して頂いたもの、

現金書留で送られてきたものがあります。

 

姉夫婦から10万円、

参列した父方の叔母から5万円、

参列できなかった父方の叔母から3万円、

参列できなかった父方の叔父から2万円、

母方の従姉妹から2万円

父方の従姉妹から3万円(←もらい過ぎと思う)

夫の甥っ子から1万円(←予想外で感動!)

義姉(夫の姉夫婦)から2万円

姑(夫の母親)から1万円

兄上(姉の夫)のお兄様から5万円→1万円

(↑これは義理の関係での遠縁にあたるため、

額面多すぎと思い、5万円の内1万円だけ頂き、

4万円はその場で返戻金として封筒に包み、

ご返却頂くよう兄上にお願いしました。)

 

そんな風に頂いたお香典の合計は

その他の少額を合わせて

¥328,000-。

 

地域によって、

かなり違いがあるかもですが、

関西では、頂いたお代の半額を

満中陰志のお品としてお送りするのが

一般的だと思います。

 

母の亡くなった日から四十九日が

大晦日前で、大変慌ただしくもあり、

且つ、私の体調を考えて

法要を2週間早めてましたので、

同じく返礼品も、

早い時期に送り終えました。

 

葬儀後、葬儀社アドバイザーの方が

家に来て、返礼品をご提案頂いた事は

前々の記事に書きましたが、

特に勧められたのはギフトブックです。

今、殆どの方は、

届いた方が本をめくり、

そこから気に入った品を選べる

ギフトブックをお送りになってるのでは

ないでしょうか?

 

否定するつもりはないのですが、

ギフトブックは、

(選んだお品にもよりますが、)

支払った金額の5割~7割の価格品が多く、

さらに、

5000円のブックと7000円ブック、

ともに同じ品が掲載されてたりします。

ですので、よかれと思って

高額な1万円のブックを送ったとしても、

相手様が選べる品は、せいぜい高くて

市場価格7000円前後の物や食品しか

選べない事が多いのです。

 

ただ利点としては、

会葬御礼のお礼状がきちんとした印刷物で

同封されてきますから、

会社関係の方や、礼節を重んじる方へは

葬儀社経由の返礼品が良いかもしれません。

 

母の場合は家族葬でしたから、

お礼状の有る無しにこだわる人物もおらず。

ただ夫側の親族にだけは、

直筆のお葉書で、お礼を伝えました。

 

そんな理由で、

気心しれている親族には、

価格落ちのない、相手が喜ぶお品を

私が個別に選んで送ろうと決めてました。

 

そうそう、特に親しかった従妹には、

葬儀当日に返礼品のお菓子折を渡した後、

包んでくれた2万円のうちの1万を返し、

「ごめんけど、そんな(病気)わけで、

出来るだけ、

やる事を省略できたらと思ってる。

なんで、これを満中陰志の代わりに

持って帰ってもらえる?」と。

親しい関係だから、

我がまま言える事ってありますよね。

 

その後、その従妹以外の方へは

家のパソコンから通販サイトを使い、

満中陰志のお品をお送りしました。

通販は本当に便利ですね。

文字を書かずに

キーボードで入力できる事は

私にはとてもありがたく、

文字を書くよりずっと楽でした。

 

お送りした満中陰志やその他の返礼品を

一部、皆様にご紹介します。

(コレ、アメバピックじゃないんで

私には紹介料など一切入りませんので、

あしからずです。)

 

 

大家族の方に送ったお品

(特大サイズ)

弓削多醤油

(お味噌・お醤油ともに歴史ある蔵元で

食生活の食材ゆえに

送られても困る人はいないと思い

お送りしたお品。どれも私のオススメ品。

高級調味料は、ちょいと贅沢ですよね。

とにかくでかいので、

家族数の多い家庭への詰め合わせとして。)

 

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有機醤油3本セット(中サイズ)

同じく、弓削多醤油さんのもので

他のお品と合わせてお送りした物

弓削多醤油

(肉じゃがやすき焼きにするととても美味です。

我が家の愛用のお醤油でもあります。

トゲのないまろやかなお味!)

 

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明太子とお醤油セットの2択の提示で

明太子が欲しいと言った従妹に送ったお品

かば田の明太子・雷942g

(他の有名店の明太子と一線を画す美味しさ

地元の方のほとんどは、かば田だそうです。

食べたらわかる、そのしっとり感は各別です!)

 

 

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日本酒が好きな甥っ子に送ったお品

 総乃寒菊(ふさのかんぎく) 電照菊

(毎年10月からの限定発売品のため 

現在は入手不可)

 

(獺祭の無濾過生原酒も美味しいけど、

私が日本酒の中で1番美味しいと思うお酒です。

しかも、この価格‼️

千葉県九十九里浜の小さな酒蔵で造られています。

すばらしいフルーティさと香り。

おりがらみと2種ありますが、

おりがらみは売り切れだったので、

こちらを2本冷蔵便で送りました。)

 

 

 

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梅干し好きな方に送ったお品

紀州産南高梅 中田食品 しらら 木箱950g

(南高梅のお気に入りは3社くらいありますが、

そのうちの一つ。この梅干しは酸味甘味との

バランスが良くてオススメ。

満中陰志やご贈答なら、ぜひ木箱で!)

 

 

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お茶と和菓子が好きな方に送ったお品

つぼ市製茶本舗 抹茶あんみつ6個入り

(この甘味、その美味しさに唸ります。)

 

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姉が私の愛用しているケトルを気に入っていたため

温度設定できる電気ケトルhagoogi

(内部がステンレスでプラ粒子の被害がなく、

健康面でも安心です。

1℃単位の温度設定可能。

最高に持ちやすく、コーヒーにも最適。

ご贈答というより、

ご愛用品として、超オススメの一品)

 

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そして、葬儀当日、

親族に持ち帰ってもらった粗供養

お寺さんにも同じ物をお渡ししています。

アンリシャンパルティエ・タルトフリュイ入り

(説明不要の人気商品)

 

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後日弔問に来て下さった

ご近所さん3軒にお渡しした返礼品

アンリシャンパルティエ・フィナンシェ10個入り

(デパートでの販売品なので同一の画像なし。

こんな感じですが、フィナンシェのみの詰め合わせ。

これより一回り小さいです。)

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四十九日法要の参列の2家族と、お寺さんに。

つぼ市製茶本舗 抹茶あんみつ3個入り 

(この価格帯での手土産品を考えるのは

むずかしいですが、この甘味の3個入りなら 

充分ご満足いただけると思います。)

 

 

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同じく、満中陰志として参列した2家族と 

石屋さんにお配りしたもの

青木松風庵

(満中陰志饅頭 白・黄色2個1箱・小サイズ)

私達夫婦は仏に備えた中サイズを食べました。

日数がかなり経ってから食べたので、

その美味しさはわかりませんでしたが、

姉夫妻は即日食べたそうです。

青木松風庵ならではの、

上品で美味しいこし餡だったそうです。

 

 

 

と言う事で、

お香典額と返礼品を掲載してみました。

母にお願いされた『香典は受け取らないで』

という約束は守れませんでしたが、

その分、お送りした方が喜ぶお品で、

頂いたお香典の半額以上の物になるように

しました。

お品の価格が半額に満たない時は、

種類を増やして送りました。

 

尚、四十九日法要に来てくれた方には

事前にお願いして、

手ぶらでお越し頂くようにしました。

その事で、ほんの少しでも

母の意向に添えたらと思っての事です。

 

そしてもう1点、

ここに乗せていない姉への

満中陰志の返礼品がありまして、

次の記事でご紹介したいと思います。

 

それは突然生まれた発想で、

家の中にあった、

ある物から作ったお品です。

この先、姉に大事にしてもらえると

思えるその品とは、いったい何でしょう。

(とちょっともったいぶって言ってみた。)

 

思いついた方は、

ぜひコメント欄に!(笑)

 

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追記

今日も長文におつきあい頂きまして

ありがとうございました。

何かのお役に立てる記事になっていれば幸いです。