訪問ありがとうございます。
心温かな訪問介護ヘルパーさん達のおかげで
母の完全自宅介護が実現して1年半。
このまま自宅で最期を迎えられたらと思っていた矢先、
私の乳がん発覚で、自分の治療と
母の介護との両立のなか、
2023年11月に母が旅立ちました。
その後の記録を詳細に綴ります。
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人は自分の葬儀に、
幾らお金を準備しているのでしょうか。
夫と私は火葬場で1日葬か
あるいは直葬でいいねと話しています。
意味のわからぬお経もいらぬし、
あの世に渡った時の不確かな戒名もいらぬ。
そんな罰当たり(?)な私達は、
死んでから使うお金があるなら、
生きてるうちに使ってしまおうと
話しています。
さて、連日投稿していた母の葬儀。
貸し切り会場で行った家族葬に、
いったい幾らかかったのでしょうか。
事前見積りでの額は、
¥1,417,780-でしたが、
後日、ご持参頂いた請求書はこの額でした。
その額、
¥1,395,671-
1点補足しますと、
この葬儀社には
事前に積立金があり、
それらは支払いを終えてます。
会員になる事で、非会員よりも
総額が割安になるしくみです。
事前に払っていた積立金は
¥240,000(+別途消費税¥11,000)
ゆえに葬儀社からの請求額に
これを加えた額
¥1,646,671-
この金額が
葬儀社に払った総額になります。
ちなみに叔父が亡くなった時は、
同じ葬儀社を使いました。
使ったホールは会館の中に1室で
ごく、こじんまりした家族葬の和室部屋でした。
叔父は非会員でしたので、
会員よりも支払う額は多くなります。
生協の特典割引を使っても、
¥1,550,000 だった事を考えると、
母の使った大ホールと
10万円程の差しかありません。
会員に入っていた特典は
あったのかな…と思っています。
今、テレビで、
小さな葬儀、小さな会館での
葬儀CMが数多く流れていますが、
実質CMを流している分、広告費がかかり、
「実際に頼んでみたら、
それほど安くなかった!」
と言われる方も少なくないようです。
特にお花代として最低20万から~と言われ、
少しでもランクを上げてしまうと、
30万円や40万円がザラになってしまう
そんな具合に、オプションのお花は
かなりの高額になるみたいです。
ちなみに、
今回の葬儀の費用内訳を見てみると
花代は¥673,000- でした。
但し会員だった事で、¥395,000-に
値引きされていました。
とはいえ、やはり葬儀に飾る花代は
高額です。
母のお棺の上に乗せて頂いた、
百合の花束はオプションで、
¥20,000-と聞いていましたが、
会員割引特典で、¥5,000-と、
普通のお花屋さんと変わらずの価格でした。
そんな風に、
項目各所に会員割引が適応されていました。
もし、このホールを非会員で使っていれば、
恐らく180万円は
超えていたのかな…と思います。
そして忘れてはならない別途の出費。
それはお寺さんへのお支払いです。
直接、お寺お聞きした読経代は
¥320,000-。
そこにお車代、お膳料に
それぞれ1万を包んで
お寺に当日支払った額、
¥340,000-
(但し、戒名代は無料でした。)
と言う事で、葬儀当日の出費は
葬儀社¥1,646,671+お寺¥340,000-
あわせて
総額
¥1,986,671-
です。
あとわずかで200万円到達!
これが高いか安いかと聞かれたら、
安いっていう人おるん?
ですが、仏式にのっとった葬儀を
故人が望んでいて、
お越しになった参列者の方々が、
心に残るお別れの葬儀だったと
思って頂けたのなら、
それでよかったのだと思います。
母はそれを望んでいた人でしたから。
(葬儀費用も残してくれていましたし。)
ちなみにここで、
葬儀社の基本プランとして組み込まれてる
およその項目を葬儀社の明細書をもとに
記してみました。
(他社には該当しませんので、
あくまで私が依頼した葬儀社の項目です。)
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基本プラン24万円の中に含まれるもの
・仏式枕飾り(仏式の場合)
・寺院仏具
・仮洗浄
・白木位牌
・お棺
・焼香具
・受付・焼香関連備品
・遺影(大小2種)
・モニター
・受付帳票一式
・骨壺
・式進行(葬楽含む)
・葬儀用品一式(ろうそく含む)
・納棺・明朝衣(仏式の場合)
・役所・焼き場の諸手続き
・霊柩車
・寝台車
・祭壇装飾
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そしてこれらとは別に、
有料の項目として
形上されてしまう物があります。
これらは必要不可欠な項目もあれば、
遺族の希望で追加するオプションもあります。
気をつけなければならないのは、
肝心かなめの式場使用料が
基本プランに入っていない事です。
そして花代も入っていません。
これらを充分ご承知の上で、
葬儀社のパンフレットを
注意深く点検される事を
オススメしたいです。
以下が基本プラン以外の項目。
特に高額だったものに♦マークと下線を引きました。
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・式場使用代(通夜)¥150,000
・式場使用代(当日)¥150,000
♦花代-(会員価格で¥395,000)
・会葬礼状(¥7,500)
♦仏衣(白)(¥50,000)
・ドライアイス(¥32,000)
♦湯灌(¥80,000)
・ポリマーシーツ(¥38,000)
・施設管理費(¥1,8000)
・納骨袋(¥1,000)
♦安置室使用料2日半(¥84.100)
・当日仕上げ会食会場(¥11,000)
・初七日式場・祭壇使用料(¥30,000)
・返礼品(¥11,200)
・お通夜料理(¥30,000)
・飲み物(¥3,220)
・偲び膳(¥5,500)
・サービス代金(¥7,336)
♦マイクロバス(¥41,000)
・アシスタント料金(通夜)(¥32,000)
・アシスタント料金(当日)(¥32,000)
・お料理(¥38,500)
・飲み物(¥1,650)
特に高額だったのが安置室使用料です。
葬儀を伸ばせば、
1日当たりが38000円かかりますから
火葬場に空きがなく、
待機する事になれば、
伸ばせば伸ばした程、跳ね上がります。
そして仏衣ですが、50000円と
決してお安くありません。
故人の着せる着物の持ち込みだけでなく、
直接肌に着せる長じゅばんも持ち込めば、
これは計上されず節約になります。
そして80000円と高額な湯灌。
私達は湯灌をして頂いてよかったと
思っていますが、
それ以前の日にご遺体を拭き取る
仮洗浄というものがあるので、
湯灌のご希望のない方は、
省いてよいオプションだと思います。
また、焼き場まで親族を運ぶ、
マイクロバスも高額です。
ですが、タクシーを使って
ご遺族やご親族が移動なされば、
焼き場は過密なスケジュールのため、
遅刻厳禁という心理的負担が大きく、
ここは削れないなぁ~と
迷った部分でした。
そんなわけで、
葬儀当日にかかった費用を
公開させて頂きましたが、
これで終わるわけはないのです。
そう、
それはお寺さん!
続きは次の記事で。
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追記
今日も長文におつきあい頂きまして
ありがとうございました。
何かのお役に立てる記事になっていれば幸いです。