続編のようにお伝えしていた フランソワ・ジュランビル
小さな花をもつオールドローズのつるバラです。
昨年新苗でお迎えしてからベランダでひたすら枝を伸ばすことに専念し、
昨年冬に、玄関まわりに誘引しました。
トゲがほとんどなく、360度、どこに曲げても花をつけるバラ。
途中、切り裂きジャックに枝を切られる災難があったものの、
それ以降、枝を切られることはなくなりました。
花が開いてきたのは、5月を過ぎた頃。

ジュランビルは遅咲きなんですね。
ちいちゃな蕾をレンズを寄せて撮影したら、立派な蕾に見えます。

そうして、5月10日、一番花が咲きました。
待ちに待っていた開花が嬉しくて、カメラを取り出し、何枚も撮影しました。

くしくもココは、給湯排気口の上。
避けて誘引したつもりが、枝が伸びてこの場所にきちゃいました。

見てやってください。
サーモンピンクの可愛い子ちゃんです。

ジュランビルの他の蕾も、その後、少しづつ、咲いてきました。
それから8日目の18日の画像です。

1年間、夢見た開花。
しかし、なんという、はかないお花でしょう~。
2日目にはクティッシュをくしゅくしゅしたように、よれてきて、
そして3日目には縮んでしまい、4日目には、はらはらと花びらが散っている。
いわば、3日花。

西日がきつい場所へ誘引したのもあるのかもしれません。
日蔭なら、もう少し、長持ちするのかもしれませんね。

花の開花は僅かでも、もともと、葉や誘引の姿に惹かれて購入したゆえ、
この涼やかな葉と枝に代わるつるバラは、なかなかないのかもしれません。
フランソワ・ジュランビルといいう名は、
かつて城から城へと渡り歩いた、美貌の売春婦の名前から付けられたそうな・・・。
小さなジュランビルの花を摘んで鼻を近づけたら、
どのバラにもなかった、まさに、青りんごのような、なんとも爽やかな香りがしました。

ベランダにあるパレードが、3年目の今年、本領を発揮してくれたように、
ジュランビルの本領は来年なのかもしれません。
枝葉はこの倍になって、花降る姿となって、玄関周りを飾ってくれるのかもしれません。
うどん粉病を見つけても、ベランダの花々のように、十分な手当もできず、
花がらも、細かく詰めない環境におかれていますが、
ジュランビルは、間違いなく強いバラのようです。

来年の春、どんなシーンになるのか、
さてさて、まだまだ
To be continued
なのであります。
お楽しみに。
