イヴ・ピアッチェの受難 | あなたに,も一度恋をする

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ちっちゃな庭とベランダでバラを育てているminnta母ちゃんです。


この春、まだ開花を載せていないバラが二つありまして、

ひとつは、イヴ・ピアッチェ と もうひとつはフランソワ・ジュランビル


まずは香り高きイヴの記事からです。

5月中旬頃にイヴは蕾を大きく膨らませていたのですが、何日経っても変化せず、

なにやら、どうも様子がおかしいのです。



思い出したのが昨年のこと。

昨年のイヴは、一輪だけ、ブラインドがありました。

花びらが多く詰まった品種に多いと言われるブラインド。

蕾のまま、なかで腐ってしまう現象です。


もしや、それかも・・・と思い、蕾をもみほぐしてみたのです。


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すると、なんともいえないひび割れた花びら。

無理やり、こじ開けたからでしょうか?

とはいえ、こんなに花びらが、ごわごわ、ガサガサなんでしょうか?


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私が異常と感じたのは、みほぐして、しべの香りをかいでみたら、

あの麗しい香りはなくて、古いくさりかけの野菜のような、そんな青匂いがするのです。

やっぱり、何かがおかしい・・・。

中央の小さい蕾は、パレードですが、こちらもまた、咲かずに止まっていて

もみほぐすと、同じような臭いがしました。

この花は、この後、処分しました。



そして残る蕾に目をやってみると、正常そうに見えても、

一番外の花びらが乾燥して、ガサガサです。

やっぱり何かがおかしいです。


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ブラインドだとしたら、原因はカビ。

カビの菌に花をまるごと侵される。

なんとかせねば・・・


そう思い、まずは、一番外側の固く丸まったドライフラワーのような花びらを剥がしました。

そして残る花びらをマッサージするように指で撫で、

花びらの先から、人工呼吸するように、息を吹きかけるのでした。

そうすると、ほんの少しだけ、花びらがずれて緩んできてるようにも思えました。

そんな作業を、時間を見ては、一日に何度も行っていたのです。

その甲斐あってか、翌日から、一気に蕾が開いてきたのです。



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とにかく、ブラインドは避けられたようです。

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原因は、いくつか考えられます。

   ①イヴの花のなかに水が何度も噴射されたことで起こったカビが原因のブラインド

   ②ブラインドではなく、スリップスによる被害

   ③水やり不足による乾燥

   ④うどん粉病


朝夜十分に水やりしていたパレードも、同じくブラインドになってる花が1個混じっていて、

その花が、パレードと同じ花の高さにいることから、

原因は①か②か④だと思います。


実際、スリップスは発見していないので、やはり水がかかったのが原因ではないかと。

特に、イヴの花首についた、うどん粉病を退治するためにシュパシュパと

ハッパ乳剤かけてましたから・・・。

あの時、入ってしまったのかな・・・。


でも、あの2輪以外は、花開いてくれました。

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あの芳香を微かに感じる花が1個か2個あるかないかです。

が、それでもよか。

咲いてくれて、サンクス。

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しかし、イヴとパレードは、こう並ぶと、見分けが尽きません。

どれがイヴで、どれがパレードがお分かりになりますか?


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こちらが正解です。

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これは、かろうじて、ドライな花びらにならなかった蕾です。

イヴは、こんな風に、花びらが下に反り返るしゃくやく咲きです。

でも、こんな風に咲いてくれてても、しべのところに鼻を近づけると、

やっぱり、傷んだ野菜の臭いがするのです。


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私のせいで、受難のイヴですが、

こうして開花した姿が見られてほっとしました。

花の大きさは一番大きいもので、13㎝くらいあります。

樹高は、根元から99cmの高さです。

付けた花数は11個。

昨年よりもうんと成長したように感じます。


あのかぐわしい香りは、次の開花までのお楽しみとします。


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