つるバラの鉢増しと誘引 | あなたに,も一度恋をする

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夏以降に生い茂っていたベランダのつるバラ。

パレード(向かって左)と、フランソワジュランビル(向かって右)です。

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冬が来て、
  
とうとう、鉢増し作業がやってきてしまいました。

巨大成長のパレード、ワタシに出来るのかっ!!

つるバラの成長はハンパありません。


思えば、夏の水やり1日2回。

それでも水切れするほどの蒸散。


この時に、思ったのでございます。

「つるバラは、最初から巨大鉢でよかったんだ・・・。」と。

最初から、思い切って12号鉢でも問題なかったんだわ・・・と。


ということで、つるバラの鉢増し作業なのでございます。


リッチェル鉢10号から12号へとお引越しです。


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新苗だったフランソワジュランビルは、パレードほどの成長はないので、

6号スリットから、10号鉢へ移動です。

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10メートルも伸びたジュランビルの枝は、

作業のため、こんな風に束ねました。

柔かいので、すんなり曲がります。

ジュランビルって、このままにしていても、花が咲く品種らしいです。

いささか、このままで咲かせる人はいないと思いますが。

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よく見ると、もう芽が動き出しているジュランビル。

オールドローズは、誘引作業の際に、芽を傷つけてしまうので、

芽の動き出さない早めの時期に誘引が良いという意味が

ちょっと、解った気がします。


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しかし、大変なのは、

今回、鉢増しにだけでなく、土の入れ替えも同時に行うのです。

「バラの家さんの土」も優秀品種だと思いますが、

やはり灼熱のベランダ。

しかも、つるバラときてますから、来年にかけて、

さらなる。水持ちのよい土へ変更することにしたのです。

選んだのは、しるびあさんご用達の

ピーキャットフラワーズさん、 バラ培養土です。

(最近は、さらに上質な培養土も出たそうです。
とりあえず、ワタシはこれでいっときますた。)



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というわけで、高鳴る胸の鼓動を感じつつ、

封を切って、覗いてみました。

重たい土とのことでしたので、もっと固い土を連想してたのですが、

さわると、とっても、やわらかでした。

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ピーキャットさんの土は、肥料を混ぜ込まず、そのまま使用するのだそうですが、

ごめんなさぁ~~い!

鉢底近くに、バラの家さんのオーガニック肥料を入れちゃいました。

うふ。

だって、だって、バラは土の肥料を溶かしながら成長していくって言われてますから、

今後2年は土の入れ替えしたくないですから、

栄養たっぷり 入れときました。


この肥料、ちょっと匂います。

ちょっとだけですけど。

うふ。



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さてさて、3日間、水やりを控えていたつるバラ達です。

まずは、パレードのマルチングをめくってみました。

すると、土表面においていた ハイポネックスの有機肥料に、

白い根が、なんと下から上に生えております。

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わかりずらいので、ジュランビルの鉢の画像で。

白い細い根が肥料の周りに食いついているのがわかるでしょうか。

すごいですねぇ~。バラって。

栄養求めて、根がむらがってます。


むらがってるってことは、ハイポネックスのこの肥料、

とってもバラには美味しい肥料ってことですね。



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さてさて、そうして鉢からすっぽり抜こうと思いつつ、

ちょっとや、そっとで、
抜けねぇっつーの!

で、秘密兵器。

パン切りナイフを取り出し、

ぐっさぐっさと周囲をつつくこと5分

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鉢の周囲なのに、根をぐさぐさ切ってる触感を感じるのであります。

どんだけ、根が張ってんねん!

と思いながら、真上に引き抜こう物の、抜けないじゃぁ~、あ~りませんか。

だったら横に倒しゃ、いいのね。

で、真横に倒すワタシ。

あ~~、地上部の巨大化した枝が邪魔をして倒れない。

なんだ、ここでもアクロバットだわ・・・。


とにかく奇妙な恰好をグニャグニャ変えながら、ようやく鉢から取だせました。



そうして、根についた、古い土をポロポロと、むいていくように取っていくのです。

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で、繊細な繊細な白根を極力傷つけない必殺兵器はこちら


かに道楽のカニ棒でございます。


繊細な土落としに、ぴったりのアイテムでございます。

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で、根の間の土も、完全にはとれずとも、

ある程度は落とすことができたかなぁ~と思うところまで土落としです。

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ちなみに、ジュランビルは、狭い6号鉢のなかでしたから、

こんなに根が張っておりました。

ひぇ~~!

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しかし、この作業をしつつ、私の大きな失態発見。

今年の春、鉢植えした時、

鉢底石がいらないスリット だからと、

土の流出防止に、不織布を底に敷いていたのです。

それが大きな間違いでした。


上の画像の巻き付いた根の中に、

その不織布が、実はしっかり巻き付いているのです。


結局、これを外す時に、太い良い根をブチブチ切ってしまいました。

痛い想いをさせてしまってごめん・・・。

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とはいえ、コガネキッズも見つからなかったですし、

白根もたくさん張ってくれてましたので、良しとしましょう。

ナイフが折れたこと以外は・・・。

バキ~~~ン!


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ということで、無事、土入れ替え&鉢増しを終え、

「菌の黒汁」を入れたお水を、30分差で2回ほど、たっぷり注いで、

表面に、虫よけ防止のニームカランジャをまき、

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その上に、コガネムシの産卵防止の不織布をかぶせ、

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クリプトモスを5センチ厚に敷きつめて、完了。

クリプトモスは、森林の香り。

高野山・奥の細道の香りなのでございます。

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そうして、この作業前に、ほどいた枝を、誘引し直していきました。

山ほどある皮手袋に感謝しつつ、

(皮手袋は消防士ダァーちゃんの仕事のお古。)

やはり、猛獣のバラ。

あらゆるところに、トゲがひっかかる。

あ~~
どうか、この美しい顔だけはご堪忍。

時代劇風に抵抗しながら、時には汚い言葉を吐きつつ、やってしまった

ボキっ!!


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秋に伸びた一番太いベイサルシュート。

がっちょ~~ん

とりあえず、整体テープで巻いて補強したが、

これいかに・・・。


ということで、なんだかんだの死闘(?)を終え、

5時間の作業が終わったのでございます。


パレード
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ジュランビル 
(後日、1階におろし、玄関をかざる誘引をする予定)
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《番外編》


イブピアッチェや、ストロベリーアイス挿し木苗などのシュラブは、

12月4日に、鉢増し作業を終えています。

つるバラと違って、土の変更をせず、

今までと同じ、「バラの家さんの土」にて、鉢増ししました。


大きさは、6号スリット鉢→ 8号ロングスリット鉢への鉢増しです。

8号ロングスリット鉢を初めて購入したのですが、

リッチェルバラ鉢の10号と、あまり変わらない大きさにびっくりでした。


2014年の春に向けて、大きく加速したい私です。

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ストロベリーの挿し木苗
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