昨日、無事、ぷう子の避妊手術と乳歯抜歯手術が終わりました。
前日から気持ちの重い時間を過ごしました。
当日、午前11時半に病院に行き、手術が終了したのは12時半でした。
実際の手術時間は30分前後でした。
手術が終わって呼ばれて診察室に行くと、横たわった小さな身体がブルブルと震えていました。
その身体を見たとき、言葉がつまりましたが、気をとりなおしました。
先生が
「この震えは全身麻酔で体温が低下しているので、体温を上げる為に震えています。
今日、帰られたらお部屋をうんとあっためてください。
麻酔や痛み止めは午後18時頃まで効いていますので、術後の強い痛みが出るということはないと思います。」
ぷう子をフリースの毛布につつみ、大きなバスケットにそっと寝かせ、
ダァーさんの運転する車で連れて帰ってきました。
すぐに暖めていた私の部屋に寝かせ、フリースで包み、コタツの布団もその上にかけ、
その上からそっとそっと身体をなぜて、何度も誉めました。
ぷう子が夕方まで目覚めるmで、そうして過ごしました。
夜になると少しづつ意識がはっきりしてきたのか、立ち上がることもできましたが、
私につぶやくのは、お腹が殴られたように痛いということと、喉が痛いと伝えてきました。
「痛いんやなぁ・・。痛いんやなぁ・・。痛いよな。痛いよな。」
そう言いながら、ほろりと涙が出てきました。
私は毎日、この子と寝る前におとぎ話を聞かせるのですが、
手術前夜は、この子に、手術の話をしました。
これがママとパパが選んだ苦渋の選択なんだよ。
長生きしてもらうために、貴女のために、選んだんだよ。がんばれと言いました。
伝わったか、伝わっていないかわかりません。
術後は順調で1日経過した今日は、公園で走れるほどになっています。
手術したことが嘘のように、以前に戻っていて、ほっとしています。
ただ、鈍い痛みはおなかにあるようです。
そうそう、当日抜いてもらった乳歯ですが、
抜いた左の下あご犬歯は、上の歯肉を幾度となく突き刺していた後がありました。
このまま放っていれば、化膿するのは間違いなかったようで・・・。
乳歯残留というのは、ある意味怖いですね。
この子は犬歯を含む10本の乳歯の根っこがかなり頑丈で奥深く根付いていたようです。
病院の看護士さんが、
「もし、よかったら記念に・・。」と、それを綺麗に洗って渡してくれました。
避妊手術・・・
これには賛否両論があるかもしれませんね。
でも私達はこの選択を選びました。
この子が長生きできるように、発情のたびに起こる体の変化に苦しまないように、
そして不幸な子犬が産まれることがないように、
共に暮らせることが出来ない子犬を産む出産の苦しみを味わうことのないように、
この選択を選びました。
ぷう子、私達家族と一緒に生きていこうね。
私が毎夜貴女に話すおとぎ話のようにね・・・。
