避妊手術は4月7日になった。
昨日、病院に術前検査のために行ったとき、ダァーさんが何度も「可哀想だ。」と行った。
私もちいさな身体にメスを入れるのが可哀想に思えてしかたなかった。
私を重い気持ちにさせたのは、この子を譲ってくれたブリーダーさんのブログのなかに
『去勢手術は、虐待!』と書かれた一文だった。
でも私にしてみれば、繁殖の人にしか、それは出来ないことで、
出産を少なくとも1年に一度、4年も5年も続けて出来る状態でない一般の家庭には
到底無理なことだという想いが・・・。
そうして病院に行って、
先生の見解をもらいたく、夫婦であらためて質問してみようということになった。
先生は言った。
「ワンコの避妊手術をしない場合、乳腺腫瘍、子宮蓄膿症の病気の確率が高く、
良性の乳腺腫瘍の場合は、それを切り取る手術ですむけれど
悪性腫瘍の場合は深刻ですよ。」
ワンコにとって、年に2度、毎回乳腺が張る苦痛。
日本はまだ避妊手術をせず、子犬を産ませない飼い主の人が多いけれど
欧米では、人間と生活する犬、猫のほとんどが、
病気の統計をとれないほど、小さい時に手術をして、
そうした病気を回避しているということだった。
主人は、その説明を聞いても、まだ納得できない様子に、先生が言った。
「本来、本来、野生の本能をそなえた犬が人間が犬と生活を共にしようとするとき、
それこそが犬にとって不自然なことなんです。
出産のための生理機能を持った犬が何年も埋めない、その苦痛を開放することが
飼い主の役目でもありますね。」
これには、私も『なるほど』と思った。
先生続けた。
「犬には、子宮を通2つの太い大動脈があります。
その切り取る動脈の出血は子犬の時にはほぼ軽い出血で止まるんですが、
成犬になって、それまで何度も発情によって、その血管の血流を盛んにしていた時期があると、
手術での出血が大出血になる危険性が増すんですよ。」
これを聞いて、だから、以前のちい子のときの手術は大手術だったんだと思った。
先生続けた。
「避妊手術は、他にも理由があります。
そうした野生の本能を持つ犬や猫が、将来問題行動を起こすことを防ぐことも出来るのです」
いつもインフォーム・ド・コンセントの十分なS先生に、ダァーさんも決意を固めました。
診療最後に私、言った。
「先生、私の肛門絞り、うまくいってますか?」
先生、苦笑い。
といいつつ、先生、早速絞ってくれた。
赤茶色の汁がいっぱいティッシュに。
ペットショップで500円の肛門絞り。
タダでやってもらいました。
って、手術前のこの日の検査が13000円もしましたから、そのくらいのサービス、
ご愛嬌ですわッ!!
さて、この日、母の誕生日で、
ぷう子も一緒に食べさせてあげようと、。ワンコ用チーズケーキ(88キロカロリー)を買いました。
アタシ達のショートケーキより高いケーキなのに、食べ慣れてないせいか、一口だけ食べただけです。
ワンコ用ケーキも、飼い主の自己満足行為なんですね~~★
ぷう子を抱いているケーキを覗かせているのが母です。
本当にこの子が来てから明るくなりました。

