移調スコア完成! | あなたに,も一度恋をする

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昨日、届いた楽譜。
朝になって、ご依頼の恩師へ電話をし、
実際、どの調にするかを色々お話しさせて頂きながら、
今日の夕方、楽譜が出来あがりました。

先週のお電話では、フルートでヘ音記号の音を使いたいとおっしゃっていましたが、
どう考えても、フルートでヘ音記号の音域が吹けるはずがないと思いつつも
「もしかすると、天才的な腕前なのだろうか・・。
しかしながら、どの楽器法のテキスト読んでも、そんなのありえへんしなぁ・・。」と頭がもたげ、
今朝のお電話で確認した。

「あの・・・その音では、つまり・・・バスーンの音領域でですね・・・
フルートの最低音は、どう考えても、ト音記号の五線を超えたすぐの下のドかシが限界かと・・・。
なので、バイトン領域は、フルートの楽器では、最初から不可ではないかと・・・。」

お話を続けていくうちに、ご本人が大変な勘違いをされていたことに気付かれ、
そこから、調を決めていった。

恩師が習っているフルートの先生は、手書きでフルート部分を書いてくださったらしいのですが、
原スコアの約2オクターヴ高いC調だったため、あまりにもイメージとかけ離れていて、
それを約1オクターヴ低いC調もありかと思いましたが、
かなり苦しい音域。
フルートという楽器を考えると、苦しいまでに濁った低音域を選ぶより、
最低でも、フルートの甘美で透明な音域を使わないのは逆に不自然だとご提案した。
曲のもつ雰囲気や漂うものは、まったく別物になり、
歌が楽器に変わるゆえ、それなりにかなり単調になると思いますが
別物は別物として楽しまれてはどうかとご提案させて頂いた。

ちゅうことで、編曲などをせず、そのまま移調して完成しました。
調はF-Dur.原曲よりも、1オクターヴ強度高い音です。
しかし久しぶりに楽譜制作ソフトを立ち上げいじりました。
使い方も忘れていたため、PCソフトの説明書と格闘でした。
明日、ご依頼者へ発送致します。
今年の秋の発表会用のようです。
ちゅうことで、この楽譜ソフトとは別のソフトで音源つくって、
ついでにピアノパートだけの音源もつくって、CDと一緒に練習していただけるよう
オマケCDをお送りします。

しかし、もともとのこの楽譜、なんかイマイチなんですよね。