この作品は、プッチーニに魅せられつつある私に、igaさんが強く勧めてくださったDVDだった。
観終わってから、amazonなどで調べると、なんと6300円もする。
この作品は、2001年、ヴェネツィア国際映画祭に出品された、仏、独、伊、英合作の『オペラ映画』。
劇場上演の録画ではなく、さまざまなアングルからオペラを撮影し、途中、ところどころで、夜空などの映像が組み込まれてる。
また、ユニークなことに、裏舞台ともいえる音楽の録音現場が撮影され、合間に白黒映像として映し出されてた。
素晴らしい演技、非の打ちどころのない歌い手達、特にトスカ役のゲオルギューの美しさ。これほど美しいソプラノがいるなんて。
一級の美術、衣装、照明、さらにコラージュを取り入れた構成。
「絶品」というのにふさわしい作品。
トスカ役のA・ゲオルギユーと、マリオ役のR・アラーニャは、実生活でも夫婦で、さらに、R・アラーニャは、世界3大テノール(パバロティやドミンゴら)を引き継ぐ、次世代の大物テノールだと、igaさから教えてもらった。
igaさん、極めつの「映像&オペラ」の芸術作品のご紹介、ありがとうございました。
アラーニャの声、演技、すばらしかったです。
トスカ ・・・ アンジェラ・ゲオルギュー
マリオ ・・・ ロベルト・アラーニャ
スカラビア ・・・ ルッジェーロ・ライモンディ
アンジェロッティ・ マウリッツィオ・ライモンディ
コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団・合唱団
指揮 :アントニオ・パッハーノ
監督 :プノア・ジャコ