ワーグナーのオペラ「さまよえるオランダ人」を観た。
MIYAさんが、「ワーグナーねぇ・・」とつぶやいた意味がわかった。
なんといいますかね、乱暴なオペラです。
ガーガーオケが鳴ると思えば、突然、オケ止まるゲネラル・パウゼ。
なんで急に音楽とまるん?意味わからん。
その効果の意図はナニ?効果になっとらん。
ほんでまた復活、音楽ダダダダーン。
そう、音楽いっつもダダダダダダダーーーー
つぎに打楽器バババババーーーーーー
ドン、シャン、ダダダダダーーーーー
もうダダダダダダーーーは、ええちゅうねん。
支離滅裂、気分でダダダダダーーーー
歌詞なんて、全然前面に出てないし、登場人物の心理描写がどうなんかも
さっぱりアダジには読み取れん。
おまけに、オケばっかの変化のない演奏がしつこく続き、
この長ったらしい音楽に、歌い手たちも、その場を「歌なし」でどうしのいで演技するのか、
その苦しさが伝わってくる。
なんでしょ、このオペラ。
名づけて「分裂オペラ」。
・・・ちゅうことで、最後まで観ないでブチっとスイッチ切った。
で、観終わってネットでチト調べてみたら、このオペラ、ワーグナーの初期オペラ作品だったのね。
でもって、フランスではまったく受け入れられなかったのだとか。
こりゃ、受け入れられへんはずやわ。こんな荒くたい音楽劇。
アダジには、この良さがさっぱりワガリバゼン。