第105回全国高校野球選手権大会 11日目。 | Mの独り言

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高校野球好きなシンガーソングライター藤川麻理麻(ふじかわまりお)の日常生活のちょっとした出来事を綴っています。

今日は順延がなければ休養日だったのでまさかの録画予約が入っていなくて焦りました。
らんまんの後に2分間のニュースが入っていて「今日は教育テレビか?」と思って番組表を開いてびっくりでした(笑)。これ、たまたまテレビの前にいたから気づいたけど、転がっていたら気づかんかったやつです。良かった良かった。
今年のセンバツの準決勝も途中急な教育テレビで一部録画できていなかったし、家にいない日のこれはきつい(朝は準決勝が反映していなかったので焦ったけど直後に反映していた)。

◆第1試合 仙台育英×履正社
昨年王者・仙台育英、101回大会優勝・履正社の対戦。履正社は夏は優勝して以来の出場ということでした。言われたらそんな気がしました。

2回に仙台育英は大会第17号本塁打で、履正社は適時打(2点目は失策も絡んだ?)で2点を取り合う展開から、3回にも仙台育英の失策が絡み履正社が勝ち越し。4回表に仙台育英は二死から連打と四球で満塁とすると適時打で1点を返す。2人目の生還は阻止されで同点止まり。ウラの履正社は失策や四球で二死満塁を作るも無得点。3-3の同点で折り返し。6回に仙台育英は湯田投手から高橋投手へ、7回に履正社も一死二塁となったところで増田投手から福田投手へ。どちらが次の点を取るかというところで、8回表、仙台育英は二塁打から犠打で走者を三塁へ進めてスクイズで勝ち越し、これが決勝点。
仙台育英が厳しい試合を制しました。
3回には3つの失策があったり「らしくない」ところもありましたが、こういう時でも勝ち切るのがやっぱり強さなのだと思いました。
「エラー続出で奇跡的に1点しか取られなかった」「神様が勝てと言っていると選手に伝えた」「これが自分達のベストゲーム、守備以外は」とは須江監督。「守備以外は」のところがちょっと面白かった。
その試合後の須江監督のインタビューの第一声が「まだベスト8なんだな」だったのですが、初戦が浦和学院で2回戦が聖光学院で3回戦が履正社って、それはそうなるよなあ。準々決勝、準決勝、決勝でもおかしくない。これを戦って勝ってきた仙台育英、やっぱりすごい。
仙台育英は準々決勝が第4試合になったのですが、朝と夕方しか試合がないそうです。暑い時間を避ける運もあるのかもしれない。

仙台育英4-3履正社


◆第2試合 智辯学園×花巻東
四国勢2校を撃破してきた智辯学園。前回7失策と守備が乱れながらも勝利でしたが、失策の大会記録(不名誉)は28だそうです。
平均7失策ということは、1試合の7は記録ではないのでしょう。と、和歌山中は平均7失策しながら3試合は勝っているのか。こういう記録見るの好きです。(中筋さん、チームの約半分の失策)

初回に満塁からの適時打で花巻東が2点先行。智辯学園は2回ウラに1点返し、代打送って継投に入る。3回表代わった田中投手がいい感じでアウト取るものの失策があって走者残して適時打、4点目は阻止。智辯学園は前回の試合同様に失策があったり、二死から走者を出すケースがあったり、そこから失点したりなかなか流れに乗っていけない。4回、6回に1点ずつ花巻東が加えて5-1。6回ウラに智辯学園が1点を返し7回から智辯学園はエースの中山投手が登板。走者を出しつつ無得点に抑える。8回も花巻東は走者を出しながら無得点。ウラの智辯学園は三者凡退。9回ウラ、花巻東は先発好投した葛西投手が死球2つで一死一二塁としたところで、前回中断明けで投げた中屋敷投手が登板。1人打ち取って、中山くん。中山くんもゴロで打ち取り、花巻東が逃げ切り。直前の中山くんの打球はすごかった。
後半は両チーム守備での好プレーも多かったです。攻撃時間が長かった花巻東がペースをずっと握っていたのかなと思いました。
花巻東の中屋敷投手が花巻東顔でした。
花巻東の強みはエースがいないことらしいです。それも珍しいよね。

花巻東5-2智辯学園


◆第3試合 おかやま山陽×日大三
もはや「日大キラー」とまで言われ始めたおかやま山陽。

おかやま山陽は日大三の好投手の安田投手を攻め、初回に連打からの犠飛で先制し2回にも1点追加してまず流れを掴む。日大三も3回に1点返すも、おかやま山陽が5回ウラ、一死二三塁からゴロの間に1点、一塁手がボールを落とす間にもう1人返ってくるという前回の大垣日大戦の最後に見せたような好走塁を見せ、更に満塁からのポテンヒットで両監督がポイントに上げていた5点目が入る。おかやま山陽の堤監督はここで二塁走者の五番に代走を出す勝負に出る。適時打で1人ホームイン、代走の選手も本塁を狙うも間一髪アウト。この回におかやま山陽は一挙4得点でリードを広げる。
6回初めて先頭を四球で出したところでおかやま山陽は好投の西野投手から三宅投手に。この回2個目の失策で日大三が1点返す。日大三も安田投手に代打を出す勝負を仕掛けるも三振。8回ウラにおかやま山陽はダメ押しの追加点。9回表の日大三は3連打でチャンスを作ったかと思ったら3つ目の安打性の当たりは遊直で走者戻れず併殺。その後エースの井川投手が最後を締め、おかやま山陽が初のベスト8入り。
日大系高校3タテを決めました。

堤監督は前に経歴も話題になっていましたが、ジンバブエの監督をやっていたとか。また中古の野球用品を発展途上国だったかに送ったりして世界中に野球を広めたいと活動しているとのことでした。
戦い方も、中盤に五番打者に代打を出したり、最後の継投も2ボールからだったり面白いです。

おかやま山陽は元々は「甲子園3勝」を目標にしていたそうですが、この試合に勝つと目標が達成されてしまうということで、目標を「決勝進出」まで引き上げたとのこと。
こういう考え方好き。
ツイッターを見ていても、おかやま山陽ファンは確実に増えています。
みんな「おかやま山陽×土浦日大」の決勝戦を望んでいるようです(笑)。

しかし、次は今大会初の日大系以外の高校との対戦になります。
さてさて、どうなるでしょうか。去年の準優勝の下関国際も中国地方だし、おかやま山陽もきてる!
今大会、きてるチーム多すぎじゃないすか?

おかやま山陽7-2日大三


◆第4試合 神村学園×北海
今日の北海は1回戦、2回戦で活躍した小保内くんが先発出場。

初回に神村学園が失策で走者を出すと盗塁、タッチアップで三塁へ。二死一三塁から3連続適時打で一挙4得点。ウラの北海も内野安打から始まり送って適時打で1点。2回ウラにも北海が1点を返し4-2。3回は無得点も走者が出て落ち着かない感じから4回表に神村学園が四球からの連打で2点、もう一本の安打に外野手の後逸も絡んで3点で突き放す。点差はつくものの、北海も走者を出すので完全に神村学園ペースではないかなというところで、5回に北海が熊谷くんの大会第18号となる2点本塁打で3点差に迫る。ここで前回好リリーフの黒木くんが登板し抑える。6回表の神村学園は簡単に二死になるもその後四球で走者が出ると適時打と本盗でこの回2点を追加。9回にも四球2つと安打で満塁とすると1年生代打の適時打で10点目。3試合連続の二桁得点で神村学園が勝利。黒木投手は無安打に抑える好リリーフ。
前回小田監督、点取れるチームじゃないと仰っていたのに、成長するんですねー。
今日は小田監督は「四球を絡めて」と仰っていたそうです。その通り11四死球をとったとのことでした。
試合後のインタビューで小田監督は声が枯れていました。前回の試合でも叫んでいたのが印象的でしたが、選手が頑張っているから、というお話に感動。寝る間を惜しんでおかやま山陽の研究をするそうです。

両チームの主将の今岡くん(神村学園)と今北くん(北海)の打席でハッピーバースデーが流れていた。もし2人とも誕生日だったらステキな偶然だよね(たまに前日とかのこともあるので)。

神村学園10-4北海


◾️本日の結果

よく点が入った今日でしたが19時に中継が終わりました。意外と早かったのですね。


準々決勝の組み合わせはこうなりました。


第1試合 沖縄尚学×慶応

第2試合 土浦日大×八戸学院光星

第3試合 神村学園×おかやま山陽

第4試合 仙台育英×花巻東


ベスト8に東北3校残ったのは史上初のことらしいです。去年は東北がかなり来ていましたが、仙台育英と聖光学院だけだったのですね。

そして、昨日は土浦日大が来ていると書きましたが、おかやま山陽と神村学園もかなり来ていると思っています。

ツボなチームが残りすぎていて、準決勝行こうと思っていたのですが、準々決勝を見に行きたい気分になっています。本当に困っています。

日程の都合でどちらか一方しか見に行けないし、そもそもチケットが取れるかバスが取れるかという問題もあるし、悩む、迷う。

本命が残らなくても何だかんだでやっぱり応援したいチームは出てくるんだなと思いましたが、ちょっと今回出てきすぎ(笑)!