第95回センバツ高校野球大会 11日目。-準決勝- | Mの独り言

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高校野球好きなシンガーソングライター藤川麻理麻(ふじかわまりお)の日常生活のちょっとした出来事を綴っています。

高知が準決勝に進んだら行こうと思っていて、残らなかったので最初は行くつもりはなかったのですが、どうしても山梨学院を応援したくなって参戦を決めました。

センバツを2日見に行ったのはたぶん初めてな気がします。

行ってから毎回思うのは来て良かった、です。




◾️第1試合:山梨学院×広陵

両チーム、準々決勝を大量得点で勝ってきたチーム同士。この試合は序盤の1-1から動きそうで動かない試合でした。

1回ウラ、広陵が二塁打、犠打、四球で走者を溜めると犠飛で先制。この犠飛は右翼手の徳弘くんの好返球もありましたがセーフ。2回表、山梨学院が先頭の高橋くんの安打と暴投(パスボール?)で二塁へ進み外野フライでタッチアップから犠飛ですぐさま同点。

広陵は毎回安打で走者を出しながらあと1本が出ず、逆に山梨学院はなかなか走者が出せずに中盤。押しているのは広陵のようでしたが、5回表に山梨学院の2本目の安打から少しずつ流れが変わり始めた気がします。7回表に山梨学院に最大のチャンスが訪れる。先頭の高橋くんは安打で出て盗塁死でチャンス潰えたかと思ったところで連打。大森くんの安打で二塁走者が本塁を狙うもアウトになってこの回も無得点。中盤以降は山梨学院が流れを持ってきつつ掴みきれない中迎えた9回。ここでようやく山梨学院打線が爆発。先頭の安打、犠打からの適時打でやっと勝ち越し。この回打者一巡の猛攻で一挙5得点。

終わってみれば6-1というスコアでした。

先発の林くんは毎回安打を浴び、毎回走者を背負いながら抑えました。3回ウラのピンチで三、四番を連続三振はすごかった。簡単に二死になってこの回は三者凡退でいけるかなーと思っても安打を打たれて結局広陵は9回毎回安打。毎回安打を1失点に抑えたのだからすごい粘りです。

たぶん林くんはボール先行になったりしていたのでそんなに調子が良くなかったのじゃないかと思う。

それでも四死球は2(四球1、死球1)。毎回安打を打たれていることもあって球数が142球と多め。というか今まで少なかったような気がする。

序盤は広陵の先発の高尾くんの方が球数が少なかったのですが、どこかのタイミングで逆転していたので、やっぱり中盤以降は山梨学院の方が押していたのだと思う。


山梨学院は守備もすごくよくて、徳弘くんの好返球もそうだし、内野手も安定していて、2試合連続無失策は素晴らしい。

この好ゲームの要因の一つですね。


山梨学院はピンチを凌ぎ続け最後の最後に畳み掛けた攻撃は見事でした。

見ている方は心臓に悪い試合でしたね(笑)。


アルプスは第2試合目的の人が多かったからか最初は空いていていましたが、山梨学院を応援しにきたという人がけっこういて、指定席側も盛り上がっていました。やっぱり際どいプレーにはアルプスからリクエストが入ります。

山梨学院の掛け声が「○○かっ飛ばせ」だったのが新鮮でした。

しっかり確認できてはいませんが、曲は2回回して変わる感じだったみたいです。1回回したあとに「もう一回」ボードが出てきました。「V-ROAD」の表記は「ブイロード」のようです。


(写真下手)


試合前のエール交換では広陵の野太い「よぉーお」がカッコよかったです。

山梨学院にはエール交換のボードもありました。

「こうりょう」とひらがな表記がかわいいですね。写真撮るのが下手すぎて見えませんが隣は「エール交換」と書かれています。


大会前には去年推しだった広陵を続けて推すと言いながら最終的には山梨学院に流れてしまいました。優柔不断な感じですが、理由はちゃんとあるんです。もちろん大会が進むにつれて良いチームだなと思ったことが一番ですが、山梨学院がこの大会で良い流れが来ていると感じたことです。そういうチームに惹かれる傾向があります。そしてこれ!

WBC優勝した年の吉田監督は何か持っている!

2009年のセンバツで清峰が優勝した時も長崎県勢初優勝だったし、何かあるんじゃないかなー、みたいな。

あとは、言ったことがそうならないでお馴染みなので言いたいことは明日書こう。


ついでに、と言うとあれですが、大学時代は山梨県にお世話になっているので、そういう面でも山梨県勢を応援しようと思ったというのもありました。

こういう時は山梨との繋がりを強調しておく(笑)。


ちなみに、広陵、大阪桐蔭、報徳学園は全てアルプスで応援したことがあるので、今日の山梨学院を加えて、全部アルプスに入ったことがあるチームになりました。


初の2勝から一気に決勝進出!おめでとうございます!


山梨学院6-1広陵



◾️第2試合:大阪桐蔭×報徳学園

一塁側のアルプスから三塁側へ移り観戦。

大阪桐蔭の先発はエースの前田投手ではなく能代松陽戦で好投した南投手。

1回表の大阪桐蔭の攻撃、いきなり先頭が安打で出塁したものの得点は許さず。報徳学園は1、2回と三者凡退。3回表、大阪桐蔭が徳丸くんの適時打で先制。報徳学園の先発の盛田投手は四球を出して満塁になったところで降板。既に60球。変わった間木投手も死球を与え押し出し、更に連続適時打で大阪桐蔭が一挙5点。完全に大阪桐蔭のペースになったと思ったところで、報徳学園がウラに反撃。先頭の林くんの安打と竹内くんの二塁打、内野安打で1点を返し、一死から前回サヨナラ安打の山増くんの安打で更に1点追加。チャンスは続くも得点ならず。5-2のまま迎えた終盤7回ウラ、報徳学園が先頭の内野安打から始まり走者をため無死一、二塁。林くんは犠打の構え(だったと思う)。暴投で走者が進んで無死二、三塁。林くんは調子が良さそうだったので思い切りいけるなーと思ったら思い切りいって2点適時打、竹内くんもセーフティバントで走者を溜めたところで大阪桐蔭はエースの前田投手が登板。間木くんの代打で登場した宮本くんが1球目を打って、これで同点。宮本くんは二塁を狙ってアウトになったので記録は「レフトゴロ」だったようです。

報徳学園は3回戦、準々決勝で投げた今朝丸くんが登板。8回表を三者凡退に取り、ウラ。一死一塁から石野くんの二塁打で勝ち越し、西村くんの内野安打でもう1点。

9回の大阪桐蔭の攻撃は一番から。二死から徳丸くんに四球を与えたものの、最後は中飛に打ち取り、報徳学園決勝進出!

秋の近畿大会決勝の雪辱を果たしました。

こちらも第1試合に続いてしびれる試合でした。


得点の回はアルプスは「あげホイ」で盛り上がっていましたが、みんなが掛け声を言うか応援団と同じ動きをするかで、ものすごい一体感でした。「あげホイ」は有名なのでみんな掛け声知っているんですね(笑)!

地元ということもあると思いますが、みんなすごく応援するんです(こういうアルプス好き)。最後の場面では外野の方から「あと1人」「あと1球」コールが起こったりしていました。

ちっちゃな応援団もいてかわいかったです。

あと、試合が落ち着いていた中盤に外野を鳥がのんびり歩いていたのもかわいかった。


報徳学園は失策1あったものの、守備がすごくよくて特に遊撃手の竹内くんが上手かったです。打線では今日は林くんがいい感じでした。私の中では実質エースの今朝丸くんも2イニング大阪桐蔭打線を抑えたしとてもいいチームです。


報徳学園7-5大阪桐蔭



◆本日の結果

2試合とも見るのにはしんどい試合でしたが(笑)、素晴らしい試合でした!


準決勝の2連勝は99回夏以来だっただろうか。センバツでは87回大会が連勝した記憶はありますが、その後はあったか覚えていません。

「応援したチームが尽く負ける」疫病神な私なので、今回も負けたら申し訳ないと思っていたのでちょっとホッとしました。応援しに行って毎回負けたらもう応援しに行けなくなっちゃうから。

そろそろ疫病神の汚名返上をしたいところです。今年は現時点で5戦3勝2敗なのでまだ大丈夫。

まあ、私が居ようが居まいが勝敗には関係ないことはわかっているのですが、自分がいたから・・・が続くとどうしても気になってしまうものです。


ちょっと余談ですが、今回のチケット争奪戦について。

一塁側が大阪桐蔭ということもあってチケット争奪戦に勝てる気がしなかったのですが、何とか入手。

第2試合は報徳学園を応援しようと遅れて三塁側もゲット。

甲チケは売り切れでしたがぴあは余裕だったので、ぴあの方が穴場みたいです。

第2試合の一塁側は完売かと思ったら外野側がかなり空いていたので、あの辺りはぴあの分だったのかもしれない。

甲チケは決済終了したあとアクセス集中のため「購入が完了できませんでした」という表示が出てメールも来なかったので一塁側アルプスはぴあの方でも一応買って置いたのですが、普通に甲チケ買えていて使えました。余ったチケットは当日券売り場に並んでいた人にお譲りできたのでよかったです。

当日券もアルプスはなかったので、無駄にならずによかったと余計に思ったりします。


ということで、明日の決勝は山梨学院×報徳学園。

どちらも今日全力応援してきたから、どちらが勝っても嬉しい。ていうか、どちらも負けてほしくない(それは無理)。


あと1日、見守りたいと思います。