第104回全国高校野球選手権大会⑭ー決勝 | Mの独り言

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高校野球好きなシンガーソングライター藤川麻理麻(ふじかわまりお)の日常生活のちょっとした出来事を綴っています。

春夏通じて東北勢初優勝!!仙台育英、優勝おめでとうございます!
高校野球の歴史が一つ変わりました。


◆決勝戦:仙台育英×下関国際

下関国際は地方大会からジャンケンで勝ったら先攻を取っていたとのこと(この時、89回の広陵みたいだなーと思ったのだがまさかの伏線回収してしまう)。

仙台育英は準決勝で聖光学院が最後の攻撃で流していた「キセキ」を取り入れたとのことです。


先発は仙台育英が斎藤蓉投手、下関国際が古賀投手、両投手が好投し、投手戦を予感させました。

4回の表、下関国際が4球で三者凡退に終わったそのウラに仙台育英が先制し均衡を破る。

仙台育英は5回ウラ2点を取り、ピンチを迎えたところで古賀くんから仲井くんにスイッチ。6回は下関国際が赤瀬くんからの攻撃で三塁打、さあここから一気に攻めるかと思われましたが、結局1点止まり。

何となく、下関国際は犠打失敗、仙台育英が犠打成功、これが勝負の分かれ目になったんじゃないかなと思いました。

そして、7回ウラ、無死満塁からこの大会でベンチ入りした背番号14の岩崎選手が本塁打を放ちこれが決定打になりました。(伏線回収→89回夏の決勝、8回ウラ広陵の野村投手は佐賀北の副島選手に逆転満塁本塁打を打たれ、これが決勝点)


第1回大会の秋田中学から始まり、何度も何度も阻まれた決勝の壁。遂に真紅の大優勝旗が白河の関を超えました。

東北の悲願、おめでとうございます!



あと、今大会のアメブロでは逆預言者と言うくらい書いたこと書いたこと全てが外れた大会だったのですが、一つだけ当たったことがありました。

大会4日目のこれです。


書いているのは聖光学院の試合のところなのですが、逆にこれだけ当てるのもすごいわ・・・。びっくりしています。

下関国際もすごく素敵なチームでした。
この前梅田のこにしさんでも話題になったのですが、下関国際の大阪桐蔭戦でのトリプルプレーはすごかったと。あの大阪桐蔭に臆せずに自分たちのプレーに徹していたから大舞台であのプレーができるんだよね、素晴らしい!と。
今日は斎藤投手の好投でチャンスを作れなかったけど、大阪桐蔭・近江とセンバツ優勝、準優勝校に勝った力は本物だと思います。準優勝、おめでとうございます!

坂原監督が試合後に選手一人一人に声をかけていました。熱い監督で好きです。


須江監督の優勝インタビューは泣けました。

「全国の高校生に拍手してください」。

あれはダメ、これはダメと言われ続けた世代。それは高校からじゃなく中学の最後からだった、という話にも胸が締め付けられる思いでした。

須江監督の言葉は素晴らしかったし文句のつけようはないのだが、これ誰のせいなのよ、というのがどうしても頭を過ってしまう。

コロナのせい?違うよね?コロナで騒ぎまくった大人たちのせいだよね。

利権にまみれた大人たちが子どもたちの青春を無意味に奪っていった。

本当だったらできたはずのことができなくなった学生たちのこと、理不尽に奪われた多くのもの。そんな中頑張ってきた子どもたちには拍手もそうですが、大人として「ごめんなさい」だよ。

だから大人として何かできることはないだろうかと考えていますが、無力な私には何もできない。


こんな世の中でも負けず、おかしな規制やルールに縛られながら頑張ったと思うと、今日もツッコミどころは満載でしたが今日だけはツッコむのやめようと思いました。


思うところはいろいろあっても、やっぱり最終的には「高校野球」に感動するんですよね。


本日の結果。


今大会の記録。




高校野球を見始めて20年。
20年前は史上初の四国勢ベスト8に全部残る、10年前は春夏決勝同一カード、そして今年は東北悲願の初優勝。
10年区切りで何かが起こっている。これも面白いこと。
10年後は何が起こるんだろうなあ。
楽しい未来も見つめていきたい。

今年も熱い夏をありがとうございました。