下関国際は地方大会からジャンケンで勝ったら先攻を取っていたとのこと(この時、89回の広陵みたいだなーと思ったのだがまさかの伏線回収してしまう)。
仙台育英は準決勝で聖光学院が最後の攻撃で流していた「キセキ」を取り入れたとのことです。
先発は仙台育英が斎藤蓉投手、下関国際が古賀投手、両投手が好投し、投手戦を予感させました。
4回の表、下関国際が4球で三者凡退に終わったそのウラに仙台育英が先制し均衡を破る。
仙台育英は5回ウラ2点を取り、ピンチを迎えたところで古賀くんから仲井くんにスイッチ。6回は下関国際が赤瀬くんからの攻撃で三塁打、さあここから一気に攻めるかと思われましたが、結局1点止まり。
何となく、下関国際は犠打失敗、仙台育英が犠打成功、これが勝負の分かれ目になったんじゃないかなと思いました。
そして、7回ウラ、無死満塁からこの大会でベンチ入りした背番号14の岩崎選手が本塁打を放ちこれが決定打になりました。(伏線回収→89回夏の決勝、8回ウラ広陵の野村投手は佐賀北の副島選手に逆転満塁本塁打を打たれ、これが決勝点)
第1回大会の秋田中学から始まり、何度も何度も阻まれた決勝の壁。遂に真紅の大優勝旗が白河の関を超えました。
東北の悲願、おめでとうございます!
あと、今大会のアメブロでは逆預言者と言うくらい書いたこと書いたこと全てが外れた大会だったのですが、一つだけ当たったことがありました。
大会4日目のこれです。
坂原監督が試合後に選手一人一人に声をかけていました。熱い監督で好きです。
須江監督の優勝インタビューは泣けました。
朝日新聞大分総局(湯吉)@asahi_oita
#仙台育英 #須江航監督「宮城のみなさん、東北のみなさん、おめでとうございます」「入学どころか、中学校の卒業式もちゃんとできなくて、高校生活はぼくたち大人が過ごしてきた高校生活とは全く違うんですね。青春ってすごく密なので、でも… https://t.co/4zv0Urzsrg
2022年08月22日 17:03
「全国の高校生に拍手してください」。
あれはダメ、これはダメと言われ続けた世代。それは高校からじゃなく中学の最後からだった、という話にも胸が締め付けられる思いでした。
須江監督の言葉は素晴らしかったし文句のつけようはないのだが、これ誰のせいなのよ、というのがどうしても頭を過ってしまう。
コロナのせい?違うよね?コロナで騒ぎまくった大人たちのせいだよね。
利権にまみれた大人たちが子どもたちの青春を無意味に奪っていった。
本当だったらできたはずのことができなくなった学生たちのこと、理不尽に奪われた多くのもの。そんな中頑張ってきた子どもたちには拍手もそうですが、大人として「ごめんなさい」だよ。
だから大人として何かできることはないだろうかと考えていますが、無力な私には何もできない。
こんな世の中でも負けず、おかしな規制やルールに縛られながら頑張ったと思うと、今日もツッコミどころは満載でしたが今日だけはツッコむのやめようと思いました。
思うところはいろいろあっても、やっぱり最終的には「高校野球」に感動するんですよね。
今大会の記録。