第103回全国高校野球選手権大会⑤ | Mの独り言

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高校野球好きなシンガーソングライター藤川麻理麻(ふじかわまりお)の日常生活のちょっとした出来事を綴っています。

今日はいろいろ辛いことがあった。

今日は4試合日で、第三試合からようやく2回戦という日でした。

ところが、第二試合以降は中止となり、今日予定の3試合は明日へと順延となりました。

決勝は28日になったので休養日は辛うじて残る形。

明日も雨でできるかどうか。

23日にようやく晴れマークが出てきました。


第一試合は、大阪桐蔭×東海大菅生。

1回戦屈指の好カードのこの試合は雨により8回一死で降雨コールドとなり、リードしていた大阪桐蔭の勝利となりました。

東海大菅生は8回の攻撃中で、攻めていただけにせめてこの回だけでも・・・という思いになりましたが、もう雨がすごくて。

審判の方も苦渋の決断だったでしょう。

心ない人は、日程消化のために試合成立をさせた大人の事情、みたいなことを言う人もいてすごく残念です。

逆に成立してしまったから続けたかったに決まってるじゃないですか!

一応高校野球は7回で試合成立。

前回の降雨コールドは平成10年だったらしい。

だから私は初めて見たことになるのだが、これほど辛いものなのか。

始まった時はそうでもなかったのだが、だんだん雨が強くなってグラウンド状態が悪かったのは誰の目に見ても明らか。

投手が投げた後マウンド上で滑るし、グラウンドは水浸しだし、バットはすっぽ抜けるし、打球は転がらないし。

イニングごとに阪神園芸さんが土を入れる。

グラウンド状態は2017年の静岡大会の決勝の如く(通称「田んぼ」)。

あの時は何時間も中断して最後まで試合を続けていた。

そんな状況の中戦った選手は本当にすごい。


ざっくり試合を振り返ると大阪桐蔭の前半の3本塁打が効いた。

菅生も1点差に迫ったものの、雨の影響もあり大阪桐蔭が追加点を挙げ、さあ、反撃だ、というタイミングでのコールドとなりました。

こういうランニングスコアは初めて見た。


試合終了前に審判が両チームの主将を呼んでコールドを伝えたんだと思う。

そのまま終了が告げられたので、両チームの整列もなし、校歌もなし、校旗の掲揚もありませんでした。

初めて見る光景。


万全なグラウンド状態だったらどんな試合になっただろう。

力のあるチーム同士の対戦ということもあって、見たかったという思いはあるけど、今後私は東海大菅生は応援し続けることになるんだろうなーとぼんやり思いました。




そして、13時台に入ってきた速報に更に辛い思いをすることとなる。

「宮崎商の出場辞退」。

とうとうきてしまったコロナ辞退。

先日から選手がコロナ陽性のニュースがあったので心配していたのですが、本当にコロナのこのやろー!です。

2009年の新型インフルの時だって、メンバー欠いても試合したじゃない!

状況が違うのはわかっている。

でもこんなのやりきれないよね・・・。

結果和智辯は不戦勝となり、いきなりベスト8をかけた3回戦が初戦となる。


2005年の明徳義塾の出場辞退の時みたいに準優勝校が代わりに試合をするのかなとも思ったけど、あの時は大会前だったからできたことで、宮崎商はもう代表としてきているのでそれも不可能だよなと思い直した。

大会中の辞退は史上初のことだということだ。

もう何と言っていいか、とにかく辛すぎる。

いつか同じメンバーで和智辯と宮崎商が試合ができればいいなと思う。


これ以上コロナ辞退がないことを祈りたい。


東海大菅生と宮崎商は甲子園に貸しがある。

今日はこの阿久悠さんの詩の話を思い出しました。

菅生も宮崎商もまた戻ってきてね。

余録:「きみたちは… | 毎日新聞「きみたちは/甲子園に一イニングの貸しがある/そして/青空と太陽の貸しもある」。作詞家・詩人の阿久悠(あくゆう)さんがスポーツニッポン連載の「甲子園の詩」にこう記したのは、1988年8月11日のことだった▲「きみたち」とは岩手代表・県立高田高チームである。前の日の兵庫代表・滝川第二高との試合は、八リンクmainichi.jp


今大会は異例尽くしの大会になっていますが、無事に終わることを祈りたい。