第103回全国高校野球選手権大会① | Mの独り言

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高校野球好きなシンガーソングライター藤川麻理麻(ふじかわまりお)の日常生活のちょっとした出来事を綴っています。

雲は湧き 光あふれて


いよいよ待ちに待った2年ぶりの夏の選手権が甲子園に戻ってきました!


開会式は短縮されて行われましたが、センバツでは初日の6校のみで行われましたが全校が揃っての開会式は嬉しいことです。

行進はちょっとだけ前に進むスタイル。



開会の挨拶の中で夏の選手権は終戦の時期と重なることに触れていて、この時期って日本人にとっては特別なんだなーと改めて思いました。

高校野球は平成の象徴ですものね。


八田会長の挨拶では「未来は皆さんの笑顔から始まる」という言葉が印象的でした。


選手宣誓は小松大谷の木下くん。

決まった時のインタビューで真面目そうな印象を受けましたが、はっきりとしっかりと力強い宣誓でした。

めちゃくちゃ聞き取りやすかったです。

去年の先輩の思いも背負った素晴らしい選手宣誓でした。


始球式は去年の先輩。

辛い思いをした先輩の代表。やっぱり高校野球っていろんなことを考えて行われているんだなあというのを感じました。


始球式が終わるといよいよ戦いの舞台に向かっていきます。


今日はどの試合も接戦でした。


開幕試合は日大山形×米子東。

日大山形が4-1で勝利。

米子東は初回に満塁のチャンスを作りましたがここは無得点。

これがこの後の試合の流れを一つ作ったのかもしれない。

両チームとも安打も出ていましたが残塁も多かった印象です。

両チームの守りあいでした。

9回に米子東はまた満塁を作るも1点返すのみ。

103回の選手権の幕開けは日大山形の「ボーイズビーアンビシャス」でした。


第二試合は個人的にメインイベントの新田×静岡。

初日の第二試合というと、99回大会と100回大会の済美もそうで見事勝利だったので、縁起がいいと信じることにしました。

愛媛大会の決勝で新田を見て、いいチームだな、勝ち進む力はあるだろうなと思ったのですが、前評判の高い静岡との対戦ということで、ドキドキそわそわ。

静岡の高須投手は192cmの長身で、更に静岡大会で無失点という投手です。

新田打線は悪くはないと思ったので、愛媛大会決勝のように初回得点できればいい感じに試合が進められると思っていました。先攻を取った新田は、初回に一番の長谷川くんが安打で出塁でいい流れでしたが、ここは無得点。

ただ、これで高須くんを打てるぞ!という雰囲気は出てきたのだと思う。

2回表にこの大会背番号1を背負った向井くんが先制の適時打を打ち、この夏高須くんから初得点。

新田的にも夏初得点!

その後も新田は高須くんを攻め続けるも無得点。

静岡はなかなか向井くんを打てず。

走者を溜めながら点が取れない悪い流れと見るか、攻めているからいい流れと見るか。

野球の流れの見極めは難しい。

6回に新田が欲しかった追加点が入り、いい流れがやって来たー!

この回四球を出して、高須くんが降板。代わった鈴木くんが抑えて逆に静岡の流れがやってきた感じ。

この次の回くらいから静岡が向井くんを打ち始める。

7回ウラ、静岡が走者を溜め、一死一三塁。

ここで古和田くんが三塁へ悪送球で思わぬ形で失点。更に適時打で静岡が同点に。

この静岡に来た流れを断ち切ったのは長谷川くんのファインプレー。

大飛球をキャッチからのすぐに起き上がって一塁走者が大きく離塁したのを見逃さず一塁へ送球してダブルプレー。



同点にされたものの、勝ち越しはされなくて、更に大ファインプレーまで出たら、これ次の回、得点できるパターンです。

先頭の山本くんが四球で出塁し、向井くんも四球を選ぶ。山内くんが犠打失敗でちょっと悪い流れになるかと思ったら、長谷川くんに回って来て安打でチャンスを広げ、入山くんの2点適時打で新田が勝ち越し。

9回の表、高須くんが再び登板。これは監督の心遣いなんだろうなあ。一人四球を出しましたが抑えました。

ウラ、向井くんが静岡打線を抑え、4-2で新田が勝利しました。

新田が夏初出場で初勝利をあげました。

ミラクル新田好発進です。

今日の新田にはヒーローが多かった気がします。

愛媛大会ベンチ外だった山本くんは守備でも出塁率でも大活躍。背番号17なのですが、背番号17はいい選手説健在です。

一番で大ファインプレーの長谷川くんも初回の安打で新田打線に勇気を与えました。

向井くんも素晴らしい投球術。

古和田くんは無安打だったものの素晴らしいリードでした。

愛媛大会優勝の瞬間に涙した岡田監督の笑顔も印象的でした。


第二試合は何とか最後まで見届けましたが、第三試合は移動しながらでした。

小田急ではラジオで京王線ではワンセグで観戦しました。

東明館×日本航空。

中盤まではよく聞き取れていませんが、両チームとも走者を出しながら得点できていない感じ。

どちらかというと東明館が攻めている印象でした。

6ウラに日本航空がダブルスチールで先制、8回に畳みかけて日本航空が4-0で勝ちました。

今大会初完封でした。

日本航空のヴァデルナ投手は公式戦で初完封だったそうです。


この結果新田は二回戦で日本航空と対戦することになりました。

日本航空の試合が見られていないのですが、どんな試合になるかわかりませんが、厳しい試合にはなると思います。

でも新田はいい流れを作ったと思うので、頑張ってほしいです。

巻き起こせ!ミラクル新田旋風!




開会式の前に山崎育三郎さんの栄冠は君に輝くの独唱がありました。

甲子園で大会歌を歌うのって夢だよなーと思ったりして。

夢は見たっていいじゃないか。