ピティナレッスン見学
2年くらい前だったと思います。
ピティナ(社)全日本ピアノ指導者協会の本部からメールが届きました。
ピアノレッスン見学をしてみませんか
という内容でした。
レッスン見学の 意味があまりわからないし
私のレッスンを見たい人なんていないよねー
ということで、お返事もせず(申し訳ありません)時が経ちました。
次はメールではなくセミナー担当さんから直接お電話がありました。
「私のレッスンは普通のレッスンで、人がみたいというレッスンではないですよ」とお断りしたのですが、
「また、連絡しますので考えておいて下さい」と言われて電話を切りました。
35年ほど前に小学校で、研究授業をしたことを思い出し、あんな感じでしたのでいいのかな。と考えました。
次にメールが来たときは、「勉強のためにさせていただきます」とお返事しました。
それから私のレッスンは何が特徴なのか考えました。
昔教員をしていた時に、数学の先生が、体積を求める授業で、すごく分かりやすい教具を使っておられるのをみたことがあります。
その先生に「その教具分かりやすいですね。でも頭の中で想像したらできるかなぁ?」と軽薄な私が言うと、先生が「頭で想像できる人には教具は必要ない。わからない子のためにあるんだよ。」とおっしゃいました。
目から鱗でした。
そうか!!みんなに分かりやすい授業を目指そう。そう思いました。
ピアノを教えることになってからも、誰にでもわかりやすいレッスンを目指してきました。
『そうだ、自分が考えたグッズをタイムリーにつかって私らしくレッスンしよう。』と思いました。
レッスンの中にソルフェージュを組み合わせていること、楽譜の理解のために様々な工夫していること、ツェルニーを使って脱力を教えていることなど、3人のレッスンを見てもらうことでわかっていただけたらと思いました。
申し込みをしてくださった先生方は
愛媛県内の優秀な先生、高知県から3時間もかけて来てくださったとても熱心な先生です。
最初は緊張しましたが、始めたらレッスンに夢中になり、見学されてることを忘れてしまってました。
最後のディスカッションで色々意見や質問を受け、私自身が大変勉強になりました。
来てくださった先生方、レッスンのモデルになってくれた3人の生徒さん、保護者の方々、
本当にありがとうございました。
これからも研鑽を怠ることなく頑張っていこうと思います。
