D級に御幸教室から4人の生徒さんが出場しました。
3人はピティナ経験者。
1人は他の教室から変わってきて間もない生徒さんです。
今まで、教則本をキチンと勉強している割には、音が響かないし、
1時間練習すると小指が痛み弾けなくなります。
タッチを見て原因はすぐわかりました。
身体の使い方とタッチをガラリと変えました。
1ヶ月もしないうちに、痛くなくなり、何時間弾いても大丈夫になり、音が響くようになりました。
まだ細かいテクニックはできませんが、音がきれいになりました。
ピアラのコンクールに出てみようということになり、がんばって全国大会行きを決めました。
全国大会で弾く曲を何にしようか、ということになり、
「そうだ!ピティナの予選の課題曲を弾いて、ついでにピティナも出ちゃおう❗」と提案しました。
無茶振りは承知の上。上手な人の中で揉まれて刺激を受けて欲しかったんです。
本当によくがんばって、「このくらい弾いたら、支部賞には入れるよ」って言ったくらいになりました。
ところが本番、緊張してかなりミスを連発。入賞には至りませんでした。
が、私はもう満足です。また、頑張ろうね
もう1人は中学1年のHちゃん。スカルラッティーとドビュッシーに挑戦です。
ドビュッシーは伸ばす音の中で、真ん中のペダル使ってスタッカートしてみようということになって、
楽器店の店長さんや調律の方にピアノの機種によって踏むタイミングが違ったりしないか聞いて、また、楽器店でも試しにスタインウエイを弾かせてもらって、上手くできるようになりました。
ところがスカルラッティーの同音連打が入りません。音楽も出来て何もかもいうことないのに、前日まで苦労しました。
前日、本番の会場でリハーサルができることになって、見事、できたんです
市民会館のピアノは弾きやすいのに助けられ見事、優秀賞でした。
中学2年のMちゃんは、お母様が、口出しせず、私に丸投げで挑戦させるということでした。
遠い所から通っているのに、合同レッスンのホールまで1人で自転車で来て、夜遅くのレッスンも電車で移動。グランドピアノをレンタルするのも自分で、そしてそこへ移動するのも自分。
私立の中学なので勉強も大変だし、吹奏楽もしてるので練習の計画も自分で立てたようです。
最後にレッスンした時は、これが出たらいけるかも。と思った演奏がでました。が本番はミスをしてしまい、ほんのわずか点が足らず通過は無理でした。でも愛媛県支部賞をいただきました。
もう1人はKちゃん。
このKちゃんはよく練習します。しかし今年はそれだけではなく、自分で曲をよく研究しました。
バッハは音と音をつなぐ接着剤のようなペダルを使うと日頃から教えていますが、自分の演奏を録音して、指で繋ぎきれないところを上手くペダルでカバーしたり、ソプラノ、アルト、バスの弾き分けも気をつけて、がんばりました。
ちなみにHちゃんとKちゃんは同じ中等校で、茶道部です。(笑)
D級に出るのはとても大変ですが、この教室から4人も出場。予選で3人受賞は本当にすばらしいと思います。
4人とも、これからも頑張ろうね
A2級からC級までは全員受賞しています。
級ごとにブログをあげていきたいと思いますので、どうか読んでください。
竹本喜代美

