「この日は高松でレッスンなので松山にいません。」と言うと
よく「どんなレッスンなのですか?生徒さんはどんな人ですか?」
とよく質問されます。不思議なんでしょうね。自分の子供さんのいつもの先生が、高松に行って何してるのか。笑
7年前のことです。
高松のA先生の生徒さんが松山に転勤になり、私のところに習いに来られるようになりました。
かわいい3姉妹です。
グレンツェンのコンクールの予選を高松で受けて、通過してから松山に引っ越してきました。
本選に高松に行きたいという希望だったので、A先生にも会えるし、がんばって出ようということになりました。
数ヶ月後、3姉妹が本選に行って弾きました。
A先生が大変びっくりしてくださったようです。
急にうまくなってたらしいんです。
そのあと、3人をピティナのコンクールやショパンコンクールに出しました。
まずお母様が思わぬ高得点にびっくりされて、本選に進みました。
そのときの本選の演奏を、A先生も聴いてくださって、おまけにそのとき私の生徒さんが全国大会に決まり、その演奏も聴いてくださっていました。
3姉妹のお母様が本選を終え、松山に帰って来られて、「先生、A先生がコンクールのアドバイスレッスンに高松まで来てくださいって言われています。」と言われました。
「できるんかなー?」と言うと、「うん、できるできる先生なら」と言ってくださいました。
昔からお調子者の私は「じゃ、私が行く限りはA先生にピティナ指導者賞を取ってもらうわー」と二つ返事でOKしてしまいました。
A先生とお仲間の3人の先生の生徒さんのコンクールのアドバイスレッスンに行くことになりました。
結果を出したいと思いましたので、課題曲が出る前、2月に一度行かせてくださいとお願いしました。
先生のお宅にお邪魔して、初めてアドバイスレッスンをさせていただきました。
課題曲が出る前に、テクニックのレッスンをさせてもらって、課題曲が出たら、選曲の仕方をお電話でお話しして、いよいよ本格的にコンクールの対策のレッスンが始まりました。
だいたい2日間で20時間ほどレッスンして帰って来ます。
午前中はA先生のお宅、午後はB先生のお宅というように。
A先生はその年、指導者賞を受賞。
3年前から、大阪からA先生の教え子の先生が毎年聴講に来てくださるようになりました。
大阪の先生も、高松の3人の先生も生徒さんが増え、入賞者も増えております。
大変責任ある仕事です。勉強しないと教えることができません。
朝早く高松入りして翌日夜遅く帰宅します。ある時は千葉県でコンクールの審査をして早朝高松行きの飛行機に乗り、そのままレッスンをして帰り、自宅のレッスンに突入ということもありました。
体力勝負です。
毎回川六というホテルに宿泊します。朝食がおいしくて、大浴場もあります。
先日のお夕食は大好きな焼き肉でした。
ウイスキーロック片手にはしゃぎすぎて、ついつい夜中にホテル入り。
毎回申し込んでくださる生徒さんの顔や名前も覚えてきました。
でも前回は申し込みが多く、入れない生徒さんがおられたと聞きました。大変申し訳ありません。
竹本喜代美
